TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025094952
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2025034566,2023219357
出願日2025-03-05,2020-03-26
発明の名称車載情報処理装置、情報処理方法及びサーバプログラム
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H04L 67/125 20220101AFI20250618BHJP(電気通信技術)
要約【課題】バージョンの不一致によりクライアントがサービスを受けることができなくなることをできるだけ回避することが期待できる車載情報処理装置、情報処理方法及びサーバプログラムを提供する。
【解決手段】本実施の形態に係る車載情報処理装置は、サーバ処理部は、サービスの提供を要求するクライアント処理部から、要求するサービスを検索する検索メッセージを受信し、検索メッセージは、要求するサービスの識別情報及びバージョン情報を含み、サーバ処理部は、受信した検索メッセージに含まれるバージョン情報と、自身が提供するサービスのバージョン情報とが一致するか否かを判定し、両バージョン情報が不一致であると判定した場合に、バージョン情報が異なるサービスをクライアント処理部へ提供する可否を検証し、バージョン情報が異なるサービスを提供することが可能である場合に、当該サービスをクライアント処理部へ提供する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
要求に応じてサービスを提供する処理を行うサーバ処理部を備える車載情報処理装置であって、
前記サーバ処理部は、サービスの提供を要求するクライアント処理部から、要求するサービスを検索する検索メッセージを受信し、
前記検索メッセージは、要求するサービスの識別情報及びバージョン情報を含み、
前記サーバ処理部は、
受信した前記検索メッセージに含まれるバージョン情報と、自身が提供するサービスのバージョン情報とが一致するか否かを判定し、
両バージョン情報が不一致であると判定した場合に、自身が提供するサービスのバージョン情報を、前記検索メッセージに含まれるバージョン情報に一時的に変更し、
一時的に変更したバージョン情報に基づいて前記クライアント処理部との間でメッセージの送受信を行い、
前記メッセージの送受信の結果に基づいて、バージョン情報が異なるサービスを前記クライアント処理部へ提供する可否を検証し、
バージョン情報が異なるサービスを提供することが可能である場合に、当該サービスを前記クライアント処理部へ提供する、
車載情報処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記サーバ処理部は、
前記クライアント処理部に所定のメッセージを送信させる命令を与え、
前記命令に応じて前記クライアント処理部が送信するメッセージを受信し、
受信したメッセージに基づいて検証を行う、
請求項1に記載の車載情報処理装置。
【請求項3】
前記サーバ処理部は、
提供を望むサービスの有無を検索するために前記クライアント処理部が送信する検索メッセージを受信し、
前記検索メッセージに対する応答として、自身が提供するサービスの識別情報及びバージョン情報を含む提供メッセージを送信する、
請求項1又は請求項2に記載の車載情報処理装置。
【請求項4】
前記サーバ処理部は、自身が提供するサービスの識別情報及びバージョン情報を含む提供メッセージを所定周期で繰り返し送信する、
請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の車載情報処理装置。
【請求項5】
前記サーバ処理部は、前記クライアント処理部を備える他の装置との間でメッセージの送受信を行う、
請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載の車載情報処理装置。
【請求項6】
前記クライアント処理部を備える、
請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載の車載情報処理装置。
【請求項7】
車載情報処理装置のサーバ処理部が、クライアント処理部からの要求に応じてサービスを提供する処理を行う情報処理方法であって、
前記サーバ処理部が、サービスの提供を要求するクライアント処理部から、要求するサービスを検索する検索メッセージを受信し、
前記検索メッセージは、要求するサービスの識別情報及びバージョン情報を含み、
前記サーバ処理部が、受信した前記検索メッセージに含まれるバージョン情報と、自身が提供するサービスのバージョン情報とが一致するか否かを判定し、
前記サーバ処理部が、両バージョン情報が不一致であると判定した場合に、自身が提供するサービスのバージョン情報を、前記検索メッセージに含まれるバージョン情報に一時的に変更し、
前記サーバ処理部が、一時的に変更したバージョン情報に基づいて前記クライアント処理部との間でメッセージの送受信を行い、
前記サーバ処理部が、前記メッセージの送受信の結果に基づいて、バージョン情報が異なるサービスを前記クライアント処理部へ提供する可否を検証し、
前記サーバ処理部が、バージョン情報が異なるサービスを提供することが可能である場合に、当該サービスを前記クライアント処理部へ提供する、
情報処理方法。
【請求項8】
車両に搭載されたコンピュータに、
サービスの提供を要求するクライアントプログラムから、要求するサービスを検索する検索メッセージを受信し、
前記検索メッセージは、要求するサービスの識別情報及びバージョン情報を含み、
受信した前記検索メッセージに含まれるバージョン情報と、自身が提供するサービスのバージョン情報とが一致するか否かを判定し、
両バージョン情報が不一致であると判定した場合に、自身が提供するサービスのバージョン情報を、前記検索メッセージに含まれるバージョン情報に一時的に変更し、
一時的に変更したバージョン情報に基づいて前記クライアントプログラムとの間でメッセージの送受信を行い、
前記メッセージの送受信の結果に基づいて、バージョン情報が異なるサービスを前記クライアントプログラムへ提供する可否を検証し、
バージョン情報が異なるサービスを提供することが可能である場合に、当該サービスを前記クライアントプログラムへ提供する
処理を実行させる、サーバプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、クライアントへサービスを提供する処理を行う車載情報処理装置、情報処理方法及びサーバプログラムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、車両の自動運転機能の開発などが進められ、より高機能な車載システムの制御が求められている。これを実現するサービス指向ミドルウェアのアーキテクチャとして、SOME/IP(Scalable service-Oriented MiddlewarE over IP)が注目されている。
【0003】
特許文献1においては、新規サービスの提供開始前にその識別情報を外部装置へ送信し、外部装置からのテスト指示に応じて新規サービスのテストを行ってテスト結果を外部装置へ送信し、外部装置から新規サービスの提供を許可する旨を示す判定情報を受信した場合に、新規サービスの提供を開始するECU(Electronic Control Unit)が提案されている。外部装置は、ECUから識別情報を受信した後、ECUにてテスト指示を送信してその結果を受信し、受信した結果に基づいて新規サービスの提供を許可するか否かを判定し、判定情報をECUへ送信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-163244号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
SOME/IPにおいてサーバが提供するサービスには、サービスID及びバージョン等の情報が設定される。サービスの提供を望むクライアントは、サービスID及びバージョンを指定してサービスが提供されているか否かを検索する。例えばサービスを提供するサーバプログラムがバージョンアップされ、クライアントプログラムのバージョンアップが未実施である場合、サーバが提供するサービスのバージョンと、クライアントが望むサービスのバージョンとが一致せず、クライアントが所望のサービスを受けることができなくなる事態が発生し得る。
【0006】
本開示は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、バージョンの不一致によりクライアントがサービスを受けることができなくなることをできるだけ回避することが期待できる車載情報処理装置、情報処理方法及びサーバプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本態様に係る車載情報処理装置は、要求に応じてサービスを提供する処理を行うサーバ処理部を備える車載情報処理装置であって、前記サーバ処理部は、サービスの提供を要求するクライアント処理部から、要求するサービスを検索する検索メッセージを受信し、前記検索メッセージは、要求するサービスの識別情報及びバージョン情報を含み、前記サーバ処理部は、受信した前記検索メッセージに含まれるバージョン情報と、自身が提供するサービスのバージョン情報とが一致するか否かを判定し、両バージョン情報が不一致であると判定した場合に、自身が提供するサービスのバージョン情報を、前記検索メッセージに含まれるバージョン情報に一時的に変更し、一時的に変更したバージョン情報に基づいて前記クライアント処理部との間でメッセージの送受信を行い、前記メッセージの送受信の結果に基づいて、バージョン情報が異なるサービスを前記クライアント処理部へ提供する可否を検証し、バージョン情報が異なるサービスを提供することが可能である場合に、当該サービスを前記クライアント処理部へ提供する。
【0008】
本願は、このような特徴的な処理部を備える装置として実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムとして実現したりすることができる。これらの装置の一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現したり、これらの装置を含むその他の装置又はシステムとして実現したりすることができる。
【発明の効果】
【0009】
上記によれば、バージョンの不一致によりクライアントがサービスを受けることができなくなることをできるだけ回避することが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施の形態に係る車載情報処理システムの構成を説明するための模式図である。
本実施の形態に係る車載情報処理システムの通信を説明するための模式図である。
本実施の形態に係る車載情報処理システムの通信を説明するための模式図である。
本実施の形態に係るクライアント側のECUの構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係るサーバ側のECUの構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係る車載情報処理システムにて送受信される検索メッセージ及び提供メッセージの一構成例を示す模式図である。
本実施の形態に係る車載情報処理システムにて送受信される要求メッセージ及び応答メッセージの一構成例を示す模式図である。
本実施の形態に係る車載情報処理システムで行われる処理の一例を説明するための模式図である。
本実施の形態に係る車載情報処理システムで行われる処理の一例を説明するための模式図である。
本実施の形態に係るクライアントのECUが行う処理の手順を示すフローチャートである。
本実施の形態に係るサーバのECUが行う処理の手順を示すフローチャートである。
本実施の形態に係るサーバのECUが行う検証処理の手順を示すフローチャートである。
本実施の形態に係るサーバのECUが行うその他の処理の手順を示すフローチャートである。
変形例1に係る車載情報処理システムで行われる処理の一例を説明するための模式図である。
変形例2に係る車載情報処理システムの構成を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
携帯端末保持具
1か月前
個人
音響装置
1か月前
個人
テレビ会議拡張システム
2か月前
日本精機株式会社
投影システム
1か月前
日本無線株式会社
音声通信方式
1か月前
キヤノン株式会社
通信装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
ヤマハ株式会社
信号処理装置
1日前
TOA株式会社
音響システム
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
個人
補聴器のイヤピース耳穴挿入具
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
2か月前
電気興業株式会社
無線中継器
8日前
ヤマハ株式会社
音響出力装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
ヤマハ株式会社
音響出力装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像読取装置
2か月前
オムロン株式会社
スレーブ装置
2か月前
キヤノン株式会社
映像表示装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
25日前
キヤノン株式会社
通信システム
16日前
株式会社シグマ
撮像素子及び撮像装置
1か月前
リオン株式会社
電気機械変換器
1か月前
キヤノン株式会社
画像表示装置
21日前
キヤノン株式会社
撮影システム
1か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
1か月前
日本放送協会
映像伝送システム
1か月前
株式会社ヴィーネックス
カメラ
1か月前
エルメック株式会社
信号伝送回路
18日前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
17日前
株式会社クーネル
音響装置
24日前
シャープ株式会社
電子機器
1か月前
シャープ株式会社
表示装置
29日前
理想科学工業株式会社
連絡システム
2か月前
株式会社ユピテル
撮像装置等
2か月前
続きを見る