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公開番号2025095229
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211097
出願日2023-12-14
発明の名称空気調和装置
出願人株式会社ダイキンアプライドシステムズ
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類F25B 1/00 20060101AFI20250619BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】空気調和装置において、冷媒の蒸発圧力を調節するための圧力調節弁を省略する。
【解決手段】空気調和装置(10)の冷媒回路(50)は、圧縮機(51)、凝縮器(52)、膨張弁(53)、及び蒸発器(54)を有する。空気調和装置(10)は、冷媒回路(50)において冷媒を循環させて冷凍サイクルを行い、蒸発器(54)において空気を冷却する。空気調和装置(10)は、圧力検知部(61)と、制御器(70)とを備える。圧力検知部(61)は、蒸発器(54)における冷媒の蒸発圧力を検知する。制御器(70)は、圧力検知部(61)が検知した蒸発圧力に基づいて、膨張弁(53)の開度を制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
圧縮機(51)、凝縮器(52)、膨張弁(53)、及び蒸発器(54)を有する冷媒回路(50)を備え、上記冷媒回路(50)において冷媒を循環させて冷凍サイクルを行い、上記蒸発器(54)において空気を冷却する空気調和装置(10)であって、
上記蒸発器(54)における冷媒の蒸発圧力を検知する圧力検知部(61)と、
上記圧力検知部(61)が検知した上記蒸発圧力に基づいて上記膨張弁(53)の開度を制御する制御器(70)とを備える
空気調和装置。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
上記圧力検知部(61)は、
上記冷媒回路(50)における上記膨張弁(53)と上記蒸発器(54)の間に設けられ、上記膨張弁(53)から上記蒸発器(54)へ向かって流れる冷媒の圧力を、上記蒸発圧力として計測する圧力センサである
請求項1に記載の空気調和装置。
【請求項3】
上記冷媒回路(50)は、
上記圧縮機(51)が吐出したガス冷媒を、上記冷媒回路(50)における上記膨張弁(53)と上記蒸発器(54)の間に供給するガス供給通路(55)と、
上記ガス供給通路(55)に設けられた開度可変の調節弁(56)とを備え、
上記制御器(70)は、上記蒸発器(54)の出口における冷媒の過熱度と、上記圧縮機(51)の回転速度とに基づいて、上記調節弁(56)の開度を制御する
請求項1又は2に記載の空気調和装置。
【請求項4】
上記制御器(70)は、
上記蒸発器(54)の出口における冷媒の過熱度を設定過熱度にするために決定した上記調節弁(56)の開度を第1開度とし、
上記圧縮機(51)の回転速度を設定速度にするために決定した上記調節弁(56)の開度を第2開度とし、
上記調節弁(56)の開度を、上記第1開度と上記第2開度のどちらか大きい方に設定する
請求項3に記載の空気調和装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、空気調和装置に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、冷媒回路を備えた空気調和装置が知られている。空気調和装置の冷媒回路では、冷媒が循環することによって冷凍サイクルが行われる。
【0003】
空気調和装置では、冷媒回路における蒸発器の下流に、圧力調節弁が設けられる場合がある。特許文献1には、この圧力調節弁を備えた空気調和装置が開示されている。圧力調節弁を備えた空気調和装置は、圧力調節弁の開度を調節することによって、蒸発器における冷媒の蒸発圧力を調節する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-035880号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、車両等の大型の対象物を収容する試験室の空気調和を行うためには、非常に能力の大きな空気調和装置が必要である。このような大能力の空気調和装置では、蒸発器から流出したガス冷媒の流れる配管として、非常に大口径(例えば、内径が200mm以上)の管部材が用いられる。このような大口径の管部材に取り付けられる圧力調節弁は、非常に大型(例えば、高さが1500mm以上で重量が200kg以上)になる。
【0006】
このような非常に大型の圧力調節弁を設置する場合には、空気調和装置を据え付ける際のレイアウト上の制約が大きくなる。また、圧力調節弁が高価であるため、空気調和装置の導入に要する費用が嵩む。
【0007】
本開示の目的は、空気調和装置において、冷媒の蒸発圧力を調節するための圧力調節弁を省略することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の第1の態様は、圧縮機(51)、凝縮器(52)、膨張弁(53)、及び蒸発器(54)を有する冷媒回路(50)を備え、上記冷媒回路(50)において冷媒を循環させて冷凍サイクルを行い、上記蒸発器(54)において空気を冷却する空気調和装置(10)であって、上記蒸発器(54)における冷媒の蒸発圧力を検知する圧力検知部(61)と、上記圧力検知部(61)が検知した上記蒸発圧力に基づいて上記膨張弁(53)の開度を制御する制御器(70)とを備える。
【0009】
第1の態様において、制御器(70)は、圧力検知部(61)が検知した冷媒の蒸発圧力に基づいて、膨張弁(53)の開度を制御する。膨張弁(53)の開度が変化すると、蒸発器(54)へ流入する冷媒の圧力が変化し、その結果、蒸発器(54)における冷媒の蒸発圧力が変化する。そのため、“蒸発器(54)における冷媒の蒸発圧力を制御する”という空気調和装置(10)の機能を保持しつつ、蒸発圧力を調節するための圧力調節弁を、空気調和装置(10)の冷媒回路(50)から省略できる。
【0010】
本開示の第2の態様は、上記第1の態様において、上記圧力検知部(61)は、上記冷媒回路(50)における上記膨張弁(53)と上記蒸発器(54)の間に設けられ、上記膨張弁(53)から上記蒸発器(54)へ向かって流れる冷媒の圧力を、上記蒸発圧力として計測する圧力センサである。
(【0011】以降は省略されています)

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