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公開番号
2025095262
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023211158
出願日
2023-12-14
発明の名称
浮体連結方法および浮体連結装置
出願人
カナデビア株式会社
代理人
弁理士法人松阪国際特許事務所
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個人
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主分類
B63B
35/38 20060101AFI20250619BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約
【課題】浮体を連結後、浮体間の隙間の幅を容易に調整する。
【解決手段】浮体連結方法は、水面に略平行な連結方向に延びる突起部32を有する第1連結部材3を第1浮体9aに取り付ける工程と、連結方向における突起部32との相対位置が可変である状態で突起部32と嵌合可能な嵌合部42を有する第2連結部材4を第2浮体9bに取り付ける工程と、第1浮体9aと第2浮体9bとを互いに近づけて突起部32と嵌合部42とを嵌合させ、第1浮体9aと第2浮体9bとを連結する工程と、突起部32と嵌合部42とが嵌合した状態において、第1連結部材3と第2連結部材4との間の連結方向における離隔距離D1を所定範囲内に制限する制限部5を第1連結部材3および第2連結部材4に対して取り付ける工程と、第1連結部材3と第2連結部材4との間の離隔距離D1を調整することにより、第1浮体9aと第2浮体9bとの間に設定幅の隙間Gを設ける工程とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の浮体を水上で連結する浮体連結方法であって、
a)水面に略平行な連結方向に延びる突起部を有する第1連結部材を第1浮体に取り付ける工程と、
b)前記連結方向における前記突起部との相対位置が可変である状態で前記突起部と嵌合可能な嵌合部を有する第2連結部材を第2浮体に取り付ける工程と、
c)前記第1浮体と前記第2浮体とを互いに近づけて前記突起部と前記嵌合部とを嵌合させ、前記第1浮体と前記第2浮体とを連結する工程と、
d)前記突起部と前記嵌合部とが嵌合した状態において、前記第1連結部材と前記第2連結部材との間の前記連結方向における離隔距離を所定範囲内に制限する制限部を前記第1連結部材および前記第2連結部材に対して取り付ける工程と、
e)前記第1連結部材と前記第2連結部材との間の前記離隔距離を調整することにより、前記第1浮体と前記第2浮体との間に設定幅の隙間を設ける工程と、
を備える浮体連結方法。
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【請求項2】
請求項1に記載の浮体連結方法であって、
前記制限部が、前記第1連結部材および前記第2連結部材の両者の少なくとも一部を囲む枠状部材を含む浮体連結方法。
【請求項3】
請求項1に記載の浮体連結方法であって、
前記制限部が、前記第1連結部材または前記第2連結部材に対して設けられた可動部材を有し、
前記可動部材が、前記突起部と前記嵌合部とが嵌合した状態において前記離隔距離を前記所定範囲内に制限する制限位置と、前記離隔距離を制限しない非制限位置とに配置可能である浮体連結方法。
【請求項4】
請求項1に記載の浮体連結方法であって、
前記第1浮体および前記第2浮体がドック内の水上に浮かべられており、
前記c)工程において、前記第1浮体および前記第2浮体の一方の位置が、前記ドック内にて少なくとも前記連結方向に関して固定される浮体連結方法。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれか1つに記載の浮体連結方法であって、
f)前記e)工程の後に、前記第1浮体と前記第2浮体との間の前記隙間を溶接する工程をさらに備える浮体連結方法。
【請求項6】
請求項5に記載の浮体連結方法であって、
前記e)工程と前記f)工程との間に行われる前記第1浮体と前記第2浮体との仮固定の後、または、前記f)工程の後に、前記第1連結部材を前記第1浮体から取り外し、前記第2連結部材を前記第2浮体から取り外す工程をさらに備え、
前記第1連結部材および前記第2連結部材が他の浮体の連結において再利用される浮体連結方法。
【請求項7】
複数の浮体を水上で連結する際に用いられる浮体連結装置であって、
水面に略平行な連結方向に延びる突起部を有し、第1浮体に取り付けられる第1連結部材と、
前記連結方向における前記突起部との相対位置が可変である状態で前記突起部と嵌合可能な嵌合部を有し、第2浮体に取り付けられる第2連結部材と、
前記突起部と前記嵌合部とを嵌合させて、前記第1浮体と前記第2浮体とを連結した状態で前記第1連結部材および前記第2連結部材に対して取り付けられ、前記第1連結部材と前記第2連結部材との間の前記連結方向における離隔距離を所定範囲に制限する制限部と、
を備える浮体連結装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の浮体を水上で連結する技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、複数の浮体を水上で連結する技術が知られている。例えば、特許文献1の浮体構造物は、隣接する浮体と対向する側に、抜け止め用の段差を有するガイドピンおよび当該ガイドピンを挿入することで当該浮体の位置調整を行うガイドレシーバからなるガイド装置と、隣接する浮体同士を、オス部とメス部が係合することにより連結する連結装置とを備える。また、特許文献2における浮体構造物の連結構造は、複数の円柱状の連結凸部が所定の広さの内側スペースを囲むように接合面に設けられた第一連結部と、当該内側スペースに嵌入し当該連結凸部の内側面と圧接状態となる円柱状の嵌合凸部、および、連結凸部のすべてを囲むように形成され、連結凸部の外側面と圧接状態となる周面部が接合面に設けられた第二連結部とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5602660号公報
特許第4263222号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、浮体構造物の構築では、複数の浮体を水上で連結した後、当該複数の浮体同士を溶接により接合することがある。この場合、浮体を連結後、浮体間の隙間を所定幅に調整する必要がある。特許文献1の浮体構造物では、ガイドピンに対して抜け止め用の段差が設けられるため、浮体を連結後、浮体間の隙間を広げることができず、浮体間の隙間の幅の調整が困難である。また、特許文献2の連結構造は、浮体同士を隙間なく密着させることを前提としており、浮体間の隙間の幅を調整することができない。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、浮体を連結後、浮体間の隙間の幅を容易に調整することが可能な新規な手法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様1は、複数の浮体を水上で連結する浮体連結方法であって、a)水面に略平行な連結方向に延びる突起部を有する第1連結部材を第1浮体に取り付ける工程と、b)前記連結方向における前記突起部との相対位置が可変である状態で前記突起部と嵌合可能な嵌合部を有する第2連結部材を第2浮体に取り付ける工程と、c)前記第1浮体と前記第2浮体とを互いに近づけて前記突起部と前記嵌合部とを嵌合させ、前記第1浮体と前記第2浮体とを連結する工程と、d)前記突起部と前記嵌合部とが嵌合した状態において、前記第1連結部材と前記第2連結部材との間の前記連結方向における離隔距離を所定範囲内に制限する制限部を前記第1連結部材および前記第2連結部材に対して取り付ける工程と、e)前記第1連結部材と前記第2連結部材との間の前記離隔距離を調整することにより、前記第1浮体と前記第2浮体との間に設定幅の隙間を設ける工程とを備える。
【0007】
本発明の態様2は、態様1の浮体連結方法であって、前記制限部が、前記第1連結部材および前記第2連結部材の両者の少なくとも一部を囲む枠状部材を含む。
【0008】
本発明の態様3は、態様1の浮体連結方法であって、前記制限部が、前記第1連結部材または前記第2連結部材に対して設けられた可動部材を有し、前記可動部材が、前記突起部と前記嵌合部とが嵌合した状態において前記離隔距離を前記所定範囲内に制限する制限位置と、前記離隔距離を制限しない非制限位置とに配置可能である。
【0009】
本発明の態様4は、態様1(態様1ないし3のいずれか1つであってもよい。)の浮体連結方法であって、前記第1浮体および前記第2浮体がドック内の水上に浮かべられており、前記c)工程において、前記第1浮体および前記第2浮体の一方の位置が、前記ドック内にて少なくとも前記連結方向に関して固定される。
【0010】
本発明の態様5は、態様1ないし4のいずれか1つの浮体連結方法であって、f)前記e)工程の後に、前記第1浮体と前記第2浮体との間の前記隙間を溶接する工程をさらに備える。
(【0011】以降は省略されています)
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