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公開番号2025104146
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023222024
出願日2023-12-27
発明の名称灰処理システム
出願人カナデビア株式会社
代理人弁理士法人いくみ特許事務所
主分類F23J 1/02 20060101AFI20250702BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】受入口近傍でのブリッジの発生を早期に検知できる灰処理システムを提供する。
【解決手段】
焼却炉Aから排出される灰を処理するための灰処理システム1は、灰を水で冷却し、冷却された灰を搬送する灰処理装置3と、受入口水素センサ41Gとを備え、灰処理装置3は、灰を受け入れるための受入口311Aを有する。受入口水素センサ41Gは、受入口311A内の水素濃度を測定可能である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
焼却炉から排出される灰を処理するための灰処理システムであって、
前記灰を水で冷却し、冷却された前記灰を搬送する灰処理装置と、
水素センサと
を備え、
前記灰処理装置は、前記灰を受け入れるための受入口を有し、
前記水素センサは、前記受入口内の水素濃度を測定可能である、灰処理システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記灰処理システムは、
前記焼却炉から排出された前記灰を前記灰処理装置に導くシュートであって、一端が前記焼却炉に接続され、他端が前記灰処理装置の前記受入口に接続されるシュートと、
前記水素センサからの信号を受信可能な制御装置と
をさらに備え、
前記制御装置は、前記水素センサが検知した水素濃度が閾値を超えた場合、前記シュートの閉塞を警告する警告処理を実行する、請求項1に記載の灰処理システム。
【請求項3】
前記灰処理システムは、
前記水素センサからの信号を受信可能な制御装置をさらに備え、
前記制御装置は、前記水素センサが検知した水素濃度が閾値を超えた場合、前記灰処理装置に冷却水を追加する注水処理を実行する、請求項1に記載の灰処理システム。
【請求項4】
前記灰処理システムは、
前記水素センサからの信号を受信可能な制御装置と、
前記焼却炉の後燃焼火格子を駆動させる後燃焼火格子駆動装置と、
をさらに備え、
前記制御装置は、前記水素センサが検知した水素濃度が閾値を超えた場合、前記後燃焼火格子駆動装置を制御して、前記後燃焼火格子の駆動速度を調整する、請求項1に記載の灰処理システム。
【請求項5】
前記灰処理装置は、
前記灰を水で冷却し、冷却された前記灰を押し出す灰押出装置を備え、
前記受入口は、前記灰押出装置の受入口である、請求項1に記載の灰処理システム。
【請求項6】
前記灰押出装置は、前記灰を水に浸漬して冷却するための冷却水槽を有する、請求項5に記載の灰処理システム。
【請求項7】
前記灰押出装置は、前記灰に散水する散水手段を有する、請求項5に記載の灰処理システム。
【請求項8】
前記灰処理システムは、
前記水素センサからの信号を受信可能な制御装置をさらに備え、
前記灰押出装置は、
前記灰を押し出すためのスクレーパと、
前記スクレーパを駆動させるスクレーパ駆動装置と
を、さらに備え、
前記制御装置は、前記水素センサが検知した水素濃度が閾値を超えた場合、前記スクレーパ駆動装置を制御して、前記スクレーパの駆動タイミングを調整する、請求項5に記載の灰処理システム。
【請求項9】
前記灰処理装置は、
前記灰を水で冷却し、冷却された前記灰を搬送する水冷コンベアを備え、
前記受入口は、前記水冷コンベアの受入口である、請求項1の灰処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、灰処理システムに関する。
続きを表示(約 990 文字)【背景技術】
【0002】
従来、焼却炉から排出される焼却灰を冷却する設備として、冷却水が貯留された槽内で灰を冷却し、冷却された灰を押し出す灰押出装置が知られている。
【0003】
このような灰押出装置では、焼却灰(主成分がアルカリ性)を冷却することによってアルカリ性になった冷却水と、焼却灰中に含有される金属(アルミニウム)との反応により、水素ガスが生じることが知られている。
【0004】
例えば、下記特許文献1には、灰投入部と灰排出部とを有する密閉式の槽を備える焼却灰冷却装置において、灰排出部の頂部に外気を導入して槽内の水素ガスを排出する、爆発防止装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3501626号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記した特許文献1に記載される爆発防止装置では、焼却炉の焼却灰が灰排出管(シュート)の内壁に付着・成長した場合に、灰排出管の内部が閉塞する「ブリッジ」と呼ばれる状態になる。そして、ブリッジで灰排出管が閉塞してしまった場合、ブリッジの発生を検知できず、時間の経過とともに灰投入部の近傍に水素ガスが溜まってしまう可能性が有る。
【0007】
灰投入部の近傍に水素ガスが溜まってしまってからブリッジを解消しようとすると、爆発が起こってしまう可能性がある非常に危険な作業になる。
【0008】
本発明は、受入口近傍でのブリッジの発生を早期に検知できる灰処理システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明[1]は、焼却炉から排出される灰を処理するための灰処理システムであって、前記灰を水で冷却し、冷却された前記灰を搬送する灰処理装置と、水素センサとを備え、前記灰処理装置が、前記灰を受け入れるための受入口を有し、前記水素センサが、前記受入口内の水素濃度を測定可能である、灰処理システムを含む。
【0010】
このような構成によれば、受入口近傍でブリッジが発生した場合、水素センサによって、受入口内の水素濃度の上昇を検知できる。
(【0011】以降は省略されています)

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