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公開番号2025095964
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023212375
出願日2023-12-15
発明の名称疲労回復剤、抗疲労作用剤および疲労回復用飲食物
出願人リファインホールディングス株式会社
代理人個人
主分類A23L 33/115 20160101AFI20250619BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】長期的に安全に服用でき予防、症状軽減、改善のための飲食物や薬剤として使用できる、疲労回復剤を提供する。
【解決手段】式(I):
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025095964000007.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">28</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image> (式中、R1、R2およびR3は、それぞれ飽和脂肪酸残基であって、その少なくとも1つはペンタデカン酸残基である。)で表されるトリグリセリドを有効成分として含む疲労回復剤。
【選択図】図1



特許請求の範囲【請求項1】
下記式(I):
TIFF
2025095964000006.tif
28
170
(式中、R

、R

およびR

は、それぞれ飽和脂肪酸残基であって、その少なくとも1つはペンタデカン酸残基である。)で表されるトリグリセリドを有効成分として含む疲労回復剤。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
式(1)におけるR

とR

またはR

とR

がペンタデカン酸残基であるトリグリセリドを有効成分として含む請求項1に記載の疲労回復剤。
【請求項3】
式(1)におけるR

、R

およびR

の何れか1つが、トリデシル酸(C13)、ミリスチン酸残基(C14)、パルミチン酸残基(C16)またはマルガリン酸残基(C17)であるトリグリセリドを有効成分として含む請求項1または2に記載の疲労回復剤。
【請求項4】
式(1)におけるR

、R

およびR

のすべてがペンタデカン酸残基であるトリグリセリドと、式(1)におけるR

、R

およびR

の何れか2つがペンタデカン酸残基であり、他の1つがミリスチン酸またはパルミチン酸残基であるトリグリセリドと、を含む請求項1または2に記載の疲労回復剤。
【請求項5】
式(I)のトリグリセリドが、オーランチオキトリウム属又はシゾキトリウム属藻類由来である請求項1または2に記載の疲労回復剤。
【請求項6】
請求項1に記載のトリグリセリドを有効成分として含む、抗疲労作用剤。
【請求項7】
請求項1に記載のトリグリセリドを有効成分として含む、疲労回復用飲食物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は疲労回復剤、抗疲労作用剤および疲労回復用飲食物に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
運動は、通常、無酸素運動で始まり、やがて有酸素運動へ移行し、これが定常的に維持されるが、次第に疲労が蓄積し、運動が困難になる。このとき、生体内では、エネルギー源である血糖値の低下や乳酸の蓄積等の現象が生じ、疲労状態から元の状態へと回復するためにはある程度の時間を必要とする。
【0003】
上記したような肉体的な疲労に加え、近年、情報化の進展や精神的なストレスの増大等に伴い、中枢性疲労が問題となっている。中枢性疲労は、社会生活の変化や高齢化に伴って多くの人々が日常に直面するようになった生体反応の一つである。そして、慢性的な疲労に悩む人が増加し、疲労の質が変化してきていることが明らかになってきている。中枢性疲労は、自律神経失調による、睡眠障害、体温調節障害、集中力および記銘力の低下、判断力の低下、意欲の低下、極端な体力低下やうつ状態などといった疾患を引き起こす要因となる。
【0004】
疲労の形成には多くの因子が関与していると考えられるが、上記したような肉体的ストレスや中枢的(精神的)ストレス以外にも、ウイルス感染などによっても疲労が形成されることがわかってきている。
【0005】
これらの点から、疲労の予防および回復に有効な手段に対する要望が高まっている。ところで、近年、康志向の高まりから、栄養補助食品として様々な食品やサプリメントが提供されているが、天然噂好の高まりから人工的な混合物よりも天然に近い素材が好まれるようになった。そのため、天然素材由来の食品やサプリメントが注目され、疲労回復作用ないし疲労の予防作用を発揮するものとしても、天然素材由来のものが従来いくつか提唱されている。
【0006】
例えば、特許文献1や特許文献2には、特定のアミノ酸が特定量比で含まれるアミノ酸組成物が記載されており、特許文献3では、血糖値の低下を予防する効果を奏する血糖値維持剤として特定のタンパク質含有量のローヤルゼリーが用いられている。また特許文献4には、特定のアミノ酸が含まれるアミノ酸組成物が記載されている。さらに特許文献5は、ウラシル、ウリジル酸、若しくはウリジン誘導体を有効成分として含む抗疲労剤が、特許文献6には、ニワトコ属に属する植物の抽出物、イラクサ属に属する植物の抽出物を有効成分として含む抗疲労剤が、特許文献7には、持久力の増強や疲労の回復などに有効なウーロン茶や紅茶などの発酵茶から抽出された高分子ポリフェノールを有効成分とする天然由来の筋肉遅筋化促進剤が提案されている。また、特許文献8には、(I)ビタミンB1含有量0.1~12%の酵母エキスと、(II)ペプチド含有量40~80%の酵母エキスと、(III)グルタチオン含有量5~50%の酵母エキスを含有し、前記(I)~(III)の比率(I):(II):(III)が、6~3:3~1:2~1の範囲であることを特徴とする酵母エキス含有組成物からなる疲労の予防・回復に効果を有する酵母エキス含有組成物が、特許文献9には、ケツメイシの種子から水、水と相溶性の有機溶媒、またはこれらの任意の比率の混合物で抽出した成分を有効成分として含む抗疲労作用を有する組成物が、特許文献10には、アヤメ科アカネスイセン属植物、ナス科ナス属植物、フトモモ科ユーカリ属植物およびノウゼンカズラ科タベブイア属植物からなる群から選ばれる少なくとも1種の植物および/または該植物からの抽出物を有効成分として含有する疲労回復剤が開示してある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平4-95026号公報
特開平6-327435公報
特開2001-213793号公報
特開2004-123564号公報
特開2010-248161号公報
特開2009-185068号公報
特開2010-37323号公報
特開2009-107962号公報
国際公開WO2007/004570
特開2006-327983号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来より知られている前述したような疲労回復等に効果を有する組成物ないし製品としては、より効き目のあるもの、安心して長期に渡って服用できるもの、特に、アスリート等の特別な人のみでなく、普通の人が仕事をする上での持久力維持や、活力あふれる生活を送るためのものとして日常的に摂取可能で、慢性的な疲労をも改善することができるものなどといった観点から、さらに優れたものが望まれている。
本発明は、上記観点からなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、長期にわたって安全に使用できる新たな抗疲労剤又は体力向上剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、ペンタデカン酸(C15)を主に含有する飽和脂肪酸によって構成されるトリグリセリド(ペンタデカン酸トリグリセリド:以下、「PdATG」と称する場合がある。)が、疲労回復および疲労感を改善することを見い出し、本発明を完成するに至った。なお、PdATG及びPdATG含有油は、これを摂取することによる、小胞体ストレス緩和による、様々な疾病の改善については本発明者らは以前よりある程度想定していたが、疲労回復及び疲労感を改善することは、従来知られておらず、今回新たに見いだされたものである。
【0010】
上記課題を解決する本発明の第一の観点における疲労回復剤は、下記式(I):
(【0011】以降は省略されています)

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