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公開番号
2025096148
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2024182064
出願日
2024-10-17
発明の名称
非水系口腔用組成物
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人アルガ特許事務所
主分類
A61K
8/31 20060101AFI20250619BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】口腔内へ適用した際、心地よい発泡感とともに油性感の抑制された良好な使用感をもたらし、かつ保存後において炭酸ガスの発生を有効に防止することのできる非水系口腔用組成物に関する。
【解決手段】次の成分(A)~(E):
(A)25℃における比誘電率が10未満であり、かつ融点が0℃以下である非水溶媒
(B)25℃で固体の酸
(C)炭酸塩
(D)油性ゲル化剤
(E)25℃で固体の糖アルコール
を含有する非水系口腔用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
次の成分(A)~(E):
(A)25℃における比誘電率が10未満であり、かつ融点が0℃以下である非水溶媒
(B)25℃で固体の酸
(C)炭酸塩
(D)油性ゲル化剤
(E)25℃で固体の糖アルコール
を含有する非水系口腔用組成物。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
成分(E)の25℃における水への溶解度が、5質量%以上75質量%以下である請求項1に記載の非水系口腔用組成物。
【請求項3】
成分(A)の含有量と成分(E)の含有量との質量比((A)/(E))が、0.4以上5以下である請求項1又は2に記載の非水系口腔用組成物。
【請求項4】
成分(A)の含有量と成分(D)の含有量との質量比((A)/(D))が、10以上30以下である請求項1又は2に記載の非水系口腔用組成物。
【請求項5】
成分(B)及び成分(C)の合計含有量と成分(A)の含有量との質量比({(B)+(C)}/(A))が、0.2以上3.5以下である請求項1又は2に記載の非水系口腔用組成物。
【請求項6】
成分(C)が、炭酸水素ナトリウム及び炭酸ナトリウムを含有する請求項1又は2に記載の非水系口腔用組成物。
【請求項7】
成分(B)の含有量が、6質量%以上25質量%以下である請求項1又は2に記載の非水系口腔用組成物。
【請求項8】
無水ケイ酸の含有量が、7質量%未満である請求項1又は2に記載の非水系口腔用組成物。
【請求項9】
25℃における比誘電率が10以上である非水溶媒の含有量が、18質量%未満である請求項1又は2に記載の非水系口腔用組成物。
【請求項10】
さらに、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化アルミニウム、酸化チタン、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化亜鉛、ケイ酸マグネシウム、及びケイ酸カルシウムから選ばれる1種又は2種以上の金属化合物(F)を含有する請求項1又は2に記載の非水系口腔用組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、非水系口腔用組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
有機酸と炭酸塩とを炭酸ガス発生物として含有させた非水系の口腔用組成物は、口腔内へ適用した際に炭酸ガスを発生して特有の発泡感をもたらすことができることから、従来より種々の非水系口腔用組成物が開発されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、非水系口腔用組成物用基剤、重曹、及び常温で固体の酸性成分を含有する口腔用組成物が開示されており、苦みやえぐみ等を緩和しつつ発泡性を高める試みがなされている。また、特許文献2には、被覆剤で被覆されている有機酸と、被覆材で被覆されている炭酸水素ナトリウムと、ポリアクリル酸とを含む練状歯磨剤が開示されており、長期保存した場合における炭酸ガスの発生の抑制を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-302429号公報
特開2022-81908号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記いずれの特許文献に記載の技術であっても、適用した口腔内において、心地よい発泡感をもたらしつつ油性感の抑制された良好な使用感を確保した上、さらに保存後においても炭酸ガスの発生をも十分に防止するには、未だ改善の余地がある状況である。
【0006】
したがって、本発明は、口腔内へ適用した際、心地よい発泡感とともに油性感の抑制された良好な使用感をもたらし、かつ保存後においても炭酸ガスの発生を有効に防止することのできる非水系口腔用組成物に関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで本発明者は、種々検討したところ、比誘電率が特定の値である非水溶媒、25℃で固体の酸、炭酸塩、油性ゲル化剤、及び25℃で固体の糖アルコールを含有することにより、良好な製造安定性を保持しつつ、使用時には良好な発泡感と使用感とをもたらすだけでなく、優れた保存安定性を有することによって、保存後においても炭酸ガスの発生を有効に防止することのできる非水系口腔用組成物が得られることを見出した。
【0008】
すなわち、本発明は、次の成分(A)~(E):
(A)25℃における比誘電率が10未満であり、かつ融点が0℃以下である非水溶媒
(B)25℃で固体の酸
(C)炭酸塩
(D)油性ゲル化剤
(E)25℃で固体の糖アルコール
を含有する非水系口腔用組成物を提供するものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の非水系口腔用組成物によれば、口腔内へ適用した際、炭酸ガスが特有の心地よい発泡感を伴う気泡となって口腔内にて心地よく弾けるとともに、不快な油性感も抑制され、使用後においてもさっぱりとした爽快感をもたらすことができる。また本発明の非水系口腔用組成物は、良好な保形性の保持や製造安定性を有しながら、優れた保存安定性を発現し、保存後においても炭酸ガスの発生を有効に防止して、充填してなる容器において保存中における不要な容器の膨れを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
保存安定性の評価において、保存後の容器を自立させて横から撮影した写真を示す。図1(a)は実施例1の写真であり、図1(b)は比較例1の写真であり、図1(c)は比較例2の写真である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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