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公開番号
2025097016
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-30
出願番号
2023213060
出願日
2023-12-18
発明の名称
エンジンのデリバリパイプ
出願人
株式会社ミクニ
代理人
弁理士法人相原国際知財事務所
主分類
F02M
55/02 20060101AFI20250623BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】プラグの溶着時に、開口部を上方に向けた姿勢でパイプ本体を支持できると共に、無駄な全長の延長を防止できるエンジンのデリバリパイプを提供する。
【解決手段】一端側に鍔状の大径部5が形成され、軸線に沿った内部の燃料通路4の一端が大径部5に形成された開口部6を有し外周面に外周突出部としての、ブラケット部8l,8r、及び複数のインジェクタ接続部10l,10rが一体形成された合成樹脂製のパイプ本体2と、大径部5に接合され、開口部6を閉塞するプラグ3とを備え、最も一端側のインジェクタ接続部10rは、第1の固定治具21rに支持される第1の支持面17が形成され、第1の支持面17に対して、軸線を中心として反対側であって、大径部5の他端側に第2の固定治具21lに支持される第2の支持面19が形成され、第1及び第2の支持面17,19は、他端側に面した平面状をなす。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
一端側に鍔状をなす大径部が形成され、軸線に沿って内部に形成された燃料通路の一端が前記大径部に形成された開口部を有し外周面に外周突出部としての、エンジンへの取付用のブラケット部、及び軸線方向に並設されてインジェクタがそれぞれ接続される複数のインジェクタ接続部が一体形成された合成樹脂製のパイプ本体と、
前記パイプ本体の前記大径部に接合され、前記開口部を閉塞するプラグと、
を備えたエンジンのデリバリパイプにおいて、
最も一端側に位置する前記外周突出部は、第1の固定治具により支持されるための第1の支持面が形成され、
前記第1の支持面に対して、前記軸線を中心として反対側であって、前記大径部の他端側に第2の固定治具により支持されるための第2の支持面が形成され、
前記第1の支持面及び前記第2の支持面は、他端側に面した平面状に形成されている
ことを特徴とするエンジンのデリバリパイプ。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記第1の支持面と前記第2の支持面とは、前記軸線を中心とした180°反対側に形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のエンジンのデリバリパイプ。
【請求項3】
前記最も一端側に位置する外周突出部は、前記インジェクタ接続部であり、
前記第1の支持面及び前記第2の支持面は、前記軸線に対して垂直な面であって、
前記第1の支持面は、前記インジェクタ接続部の円筒状をなす外周面に形成されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンのデリバリパイプ。
【請求項4】
前記最も一端側に位置する外周突出部は、前記ブラケット部であり、
前記第1の支持面及び前記第2の支持面は、前記軸線に対して垂直な面であって、
前記第1の支持面は、前記ブラケット部に形成されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンのデリバリパイプ。
【請求項5】
前記パイプ本体の外周面には、前記複数のインジェクタ接続部を連結する補強リブが一体形成され、
前記第1の支持面は、前記補強リブに対応して切り欠かれた領域を有している
ことを特徴とする請求項3に記載のエンジンのデリバリパイプ。
【請求項6】
前記インジェクタ接続部は、前記インジェクタのコネクタに接続されるカプラを前記パイプ本体側且つ一端側の斜め方向に向けた姿勢に保つ係合部が形成されている
ことを特徴とする請求項3に記載のエンジンのデリバリパイプ。
【請求項7】
前記第2の支持面は、前記パイプ本体の外周面と前記大径部の外周面との間の段差により形成されて他端側に面した前記軸線に垂直な面をなすと共に、前記パイプ本体の外周面を取り囲む円弧状の領域を有している
ことを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンのデリバリパイプ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンのデリバリパイプに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、一端が開口した筒状をなす本体部及びプラグをそれぞれ合成樹脂材料により製作し、本体部の開口端部にプラグを液密に溶着したデリバリパイプが開示されている。本体部には軸線に沿って、燃料を供給するためのデリバリ通路が形成され、本体部の一端部には鍔状をなす大径部が形成されて、この大径部に形成された開口端部を介してデリバリ通路が外部に開放されている。開口端部は、本体部を射出成形する際の型抜きのために形成されているが、燃料を分配する機能を奏するには開口端部を閉塞する必要があるため、上記のように大径部にプラグを溶着している。
【0003】
プラグを溶着する際には、開口端部を上方に開口させた本体部の姿勢とした上で、その大径部の下面に左右から超音波溶着装置の固定治具を配設し、これらの固定治具により大径部を下方から支持する。そして、大径部上にプラグを配設し、超音波溶着装置のホーンによりプラグを上方から加圧しながら超音波振動を与えて溶着している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6977132号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
デリバリパイプの本体部上には、例えばインジェクタと連結されるインジェクタ接続部、或いはデリバリパイプをエンジンに取り付けるためのブラケット部等が一体形成されている。これらのインジェクタ接続部やブラケット部が大径部と近接している場合には、溶着作業の際に大径部を下方から支持する固定治具を配設できない。このため、インジェクタ接続部やブラケット部から大径部を上方に離間させて、固定治具を配設できる空間を確保する必要がある。結果として、離間配置の分だけデリバリパイプの全長が無駄に延びてしまい、デリバリパイプやインジェクタの配置が制約されてエンジンへの搭載性が悪化するという問題があった。
【0006】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、プラグの溶着作業の際に、開口部を上方に向けた溶着姿勢でパイプ本体を支持できると共に、無駄な全長の延長を未然に防止してエンジンへの搭載性を向上することができるエンジンのデリバリパイプを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するため、本発明のエンジンのデリバリパイプは、一端側に鍔状をなす大径部が形成され、軸線に沿って内部に形成された燃料通路の一端が大径部に形成された開口部を有し外周面に外周突出部としての、エンジンへの取付用のブラケット部、及び軸線方向に並設されてインジェクタがそれぞれ接続される複数のインジェクタ接続部が一体形成された合成樹脂製のパイプ本体と、パイプ本体の大径部に接合され、開口部を閉塞するプラグと、を備えたエンジンのデリバリパイプにおいて、最も一端側に位置する外周突出部に、第1の固定治具により支持されるための第1の支持面が形成され、第1の支持面に対して、軸線を中心として反対側であって、大径部の他端側に第2の固定治具により支持されるための第2の支持面が形成され、第1の支持面及び第2の支持面が、他端側に面した平面状に形成されていることを特徴とする。
【0008】
その他の態様として、第1の支持面と第2の支持面とが、パイプ本体の軸線を中心とした180°反対側に形成されていてもよい。
【0009】
その他の態様として、最も一端側に位置する外周突出部が、インジェクタ接続部であり、第1の支持面及び第2の支持面が、軸線に対して垂直な面であって、第1の支持面が、インジェクタ接続部の円筒状をなす外周面に形成されていてもよい。
【0010】
その他の態様として、最も一端側に位置する外周突出部が、ブラケット部であり、第1の支持面及び第2の支持面が、軸線に対して垂直な面であって、第1の支持面が、ブラケット部に形成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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