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公開番号2025097184
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023213329
出願日2023-12-18
発明の名称電子写真装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250623BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】清掃部材によって摺擦された部位と摺擦されない部位にムラが発生する。
【解決手段】感光ドラム保護剤供給手段と、発光素子と、レンズアレイと、レンズアレイの光出射面を摺擦しながら、清掃するための清掃部材と、を有する画像形成装置であって、清掃部材が、感光ドラムの表面に摺擦するドラム摺擦部を有し、摺擦面が、潤滑剤を有し、保護剤の屈折率と、前記潤滑剤の屈折率の差が、0.15以下である、ことを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸線を中心に回転可能な感光ドラムと、
保護剤を有し、前記感光ドラムの回転時に前記感光ドラムの表面に前記保護剤を塗布又は付着させる感光ドラム保護剤供給手段と、
前記感光ドラムの表面に照射する露光光を出射するための複数の発光素子と、
前記発光素子から出射された露光光を前記感光ドラムの表面に集光するための複数のレンズが前記回転軸線方向に並べられて構成されている、前記発光素子に対向する光入射面及び前記感光ドラムに対向する光出射面を有するレンズアレイと、
前記感光ドラムの表面と前記レンズアレイの光出射面との間に挿入し、前記レンズアレイの長手方向の一端側から他端側にかけて、前記感光ドラムの表面及び前記レンズアレイの光出射面を摺擦しながら、前記レンズアレイの光出射面を清掃するための清掃部材と、
を有する画像形成装置であって、
前記清掃部材が、前記感光ドラムの表面に摺擦するドラム摺擦部を有し、
前記ドラム摺擦部が、潤滑剤を有し、
前記保護剤の屈折率と、前記潤滑剤の屈折率の差が、0.15以下である、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
回転軸線を中心に回転可能な感光ドラムと、
保護剤を有し、前記感光ドラムの回転時に前記感光ドラムの表面に前記保護剤を塗布又は付着させる感光ドラム保護剤供給手段と、
前記感光ドラムの表面に照射する露光光を出射するための複数の発光素子と、
前記発光素子から出射された露光光を前記感光ドラムの表面に集光するための複数のレンズが前記回転軸線方向に並べられて構成されている、前記発光素子に対向する光入射面及び前記感光ドラムに対向する光出射面を有するレンズアレイと、
前記感光ドラムの表面と前記レンズアレイの光出射面との間に挿入し、前記レンズアレイの長手方向の一端側から他端側にかけて、前記感光ドラムの表面及び前記レンズアレイの光出射面を摺擦しながら、前記レンズアレイの光出射面を清掃するための清掃部材と、
を有する画像形成装置であって、
前記清掃部材が、前記感光ドラムの表面に摺擦するドラム摺擦部を有し、
前記画像形成装置が、前記清掃部材が前記感光ドラムの表面及び前記レンズアレイの光出射面に摺擦する前に前記ドラム摺擦部に潤滑剤を塗布又は付着させる清掃部材潤滑剤供給手段を有し、
前記保護剤の屈折率と、前記潤滑剤の屈折率の差が、0.15以下である、
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
前記保護剤の屈折率が、1.4以上1.7以下である、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記保護剤が、脂肪酸金属塩を含む、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記保護剤が、ステアリン酸金属塩及びラウリン酸金属塩からなる群より選択される少なくとも1種を含む、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記保護剤が、ステアリン酸亜鉛及びラウリン酸亜鉛からなる群より選択される少なくとも1種を含む、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記潤滑剤の屈折率が、1.4以上1.7以下である、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記潤滑剤が、脂肪酸金属塩を含む、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記潤滑剤が、ステアリン酸金属塩及びラウリン酸金属塩からなる群より選択される少なくとも1種を含む、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記潤滑剤が、ステアリン酸亜鉛及びラウリン酸亜鉛からなる群より選択される少なくとも1種を含む、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
レーザビームプリンタやデジタル複写機などの電子写真方式の画像形成装置において、感光ドラムを露光する手段の一つとして、主走査方向において一括して感光ドラムを露光する方式の露光ヘッドが知られている。この露光ヘッドでは、多数のLEDや有機ELなど複数の発光素子を感光ドラムの回転軸と平行な方向(主走査方向)に略直線状に並べて用いられる。この露光ヘッド方式を用いる露光装置は、ポリゴンミラーを用いて走査を行うレーザ走査方式の露光装置に比べて露光装置全体の体積が小さい。また、ポリゴンミラーを用いる場合には必要な駆動部もない。そのため画像形成装置の小型化や低騒音化に有利である。
【0003】
LEDを発光素子として用いたLED露光ヘッドは、LEDから出射した光束を感光ドラム上に結像させるために、発光素子と対向して主走査方向に複数の屈折率分布型レンズを並べたレンズアレイを備える。このレンズアレイは焦点距離が極めて短いため、LED露光ヘッドを感光ドラムに非常に近接して配置する必要がある。一方、感光ドラム近傍では画像形成装置内部冷却用のエアフローに乗ってトナーや異物が浮遊している場合がある。このようなトナーや異物がレンズアレイの出射面に付着すると、感光ドラムを照射する光量が不均一となり濃度ムラなどの不良画像が発生する。このため、LED露光ヘッドにおいてはレンズアレイ表面を清掃する清掃手段が必要となる。
【0004】
清掃手段の例としては、特許文献1に示されるように、感光ドラムと清掃部材の距離を制御する案内部を設けガイドする形式でレンズアレイを清掃する手段が知られている。しかし、小型化を目指して内部ユニットの実装密度を高めた画像形成装置においては、このような案内部をLED露光ヘッド近傍にもうけることが困難な場合がある。
内部ユニットの小型化に応える方法として、特許文献2には、清掃部材の感光ドラムに対抗する面に電子写真用感光ドラム用の保護部材を備え、保護部材を感光ドラムに接触させながらレンズアレイ表面の清掃を行う手段が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4848709号
特許第4743303号
特許第5527076号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、レンズアレイ清掃部材を、レンズアレイと感光ドラムとの間に挟み込み、感光ドラムとドラム摺擦部を接触させながらレンズアレイの清掃を行う構成の場合、以下の課題がある。この構成においては、レンズアレイ清掃部材は、レンズアレイと感光ドラムを摺擦するが、感光ドラムにおいては、摺擦された部位とされない部位で感光ドラム表面特性が変化してしまう。その結果、感光ドラムにLED露光ヘッドから照射したときに露光ムラが発生し、濃度ムラなどの画像不良が発生してしまう。特許文献3の画像装置は、感光ドラムの残存トナーを回収するクリーニングブレードを有する。そして、クリーニングブレードのクリーニング性を保持するために、感光ドラム表面に潤滑剤を付与している。このように感光ドラムに潤滑剤を付与する場合は、摺擦された部位と摺擦されない部位にムラが発生してしまうことがある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題は以下の本開示によって解決される。即ち、
回転軸線を中心に回転可能な感光ドラムと、
保護剤を有し、前記感光ドラムの回転時に前記感光ドラムの表面に前記保護剤を塗布又は付着させる感光ドラム保護剤供給手段と、
前記感光ドラムの表面に照射する露光光を出射するための複数の発光素子と、
前記発光素子から出射された露光光を前記感光ドラムの表面に集光するための複数のレンズが前記回転軸線方向に並べられて構成されている、前記発光素子に対向する光入射面及び前記感光ドラムに対向する光出射面を有するレンズアレイと、
前記感光ドラムの表面と前記レンズアレイの光出射面との間に挿入し、前記レンズアレイの長手方向の一端側から他端側にかけて、前記感光ドラムの表面及び前記レンズアレイの光出射面を摺擦しながら、前記光レンズアレイの出射面を清掃するための清掃部材と、
を有する画像形成装置であって、
前記清掃部材が、前記感光ドラムの表面に摺擦するドラム摺擦部を有し、
前記ドラム摺擦部が、潤滑剤を有し、
前記保護剤の屈折率と、前記潤滑剤の屈折率の差が、0.15以下である、
ことを特徴とする画像形成装置。
【0008】
又は、
回転軸線を中心に回転可能な感光ドラムと、
保護剤を有し、前記感光ドラムの回転時に前記感光ドラムの表面に前記保護剤を塗布又は付着させる感光ドラム保護剤供給手段と、
前記感光ドラムの表面に照射する露光光を出射するための複数の発光素子と、
前記発光素子から出射された露光光を前記感光ドラムの表面に集光するための複数のレンズが前記回転軸線方向に並べられて構成されている、前記発光素子に対向する光入射面及び前記感光ドラムに対向する光出射面を有するレンズアレイと、
前記感光ドラムの表面と前記レンズアレイの光出射面との間に挿入し、前記レンズアレイの長手方向の一端側から他端側にかけて、前記感光ドラムの表面及び前記レンズアレイの光出射面を摺擦しながら、前記レンズアレイの光出射面を清掃するための清掃部材と、
を有する画像形成装置であって、
前記清掃部材が、前記感光ドラムの表面に摺擦するドラム摺擦部を有し、
前記画像形成装置が、前記清掃部材が前記感光ドラムの表面及び前記レンズアレイの光出射面に摺擦する前に前記ドラム摺擦部に潤滑剤を塗布又は付着させる清掃部材潤滑剤供給手段を有し、
前記保護剤の屈折率と、前記潤滑剤の屈折率の差が、0.15以下である、
ことを特徴とする画像形成装置。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、感光ドラム上で、ドラム摺擦部が摺擦する部位と摺擦しない部位で表面に付与される潤滑剤の量が不均一になることで生じる露光ムラを抑制し、濃度ムラなどの画像不良の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示で用いられる電子写真装置の一例を示す図である。
本開示で用いられる電子写真装置の感光ドラム周りの拡大図である。
本開示で用いられる露光装置の一例を示す図である。
本開示で用いられるレンズアレイ清掃部材の一例を示す図である。
本開示で用いられる露光装置のレンズアレイの清掃形態の一例を示す図である。
本開示で用いられるレンズアレイ清掃部材のドラム摺擦部への潤滑剤の供給方法の一例を示す図である。
本開示で用いられる感光ドラムの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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