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公開番号
2025097830
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2023214268
出願日
2023-12-19
発明の名称
脱色方法
出願人
株式会社ミマキエンジニアリング
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
D06L
1/02 20060101AFI20250624BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】脱色対象物の形状や大きさに依存せず好適に脱色対象物を脱色する。
【解決手段】染料により染色又は着色された繊維を含む脱色対象物から前記染料の色素を脱色する脱色方法は、前記色素は、前記繊維の分子鎖の隙間に保持されており、前記脱色対象物に含まれる前記繊維の分子鎖の隙間から前記色素が抜け出す程度に前記分子鎖が緩む開繊温度以上の脱色温度である第1の脱色液により前記脱色対象物を洗う脱色工程を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
染料により染色又は着色された繊維を含む脱色対象物から前記染料の色素を脱色する脱色方法であって、
前記色素は、前記繊維の分子鎖の隙間に保持されており、
前記脱色対象物に含まれる前記繊維の分子鎖の隙間から前記色素が抜け出す程度に前記分子鎖が緩む開繊温度以上の脱色温度である第1の脱色液により前記脱色対象物を洗う脱色工程、
を含む、
脱色方法。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記染料は、分散染料であり、
前記繊維は、前記分散染料により染色又は着色可能な繊維である、
請求項1に記載の脱色方法。
【請求項3】
前記脱色工程では、処理槽内で、前記繊維と前記脱色温度である前記第1の脱色液とを接触させる、
請求項1に記載の脱色方法。
【請求項4】
前記脱色工程では、前記脱色温度に加熱された前記第1の脱色液が入れられている前記処理槽の前記第1の脱色液中に前記脱色対象物を搬入する、
請求項3に記載の脱色方法。
【請求項5】
前記脱色工程では、前記脱色対象物及び前記脱色温度未満の前記第1の脱色液が入れられている前記処理槽内で、前記第1の脱色液を前記脱色温度に加熱する、
請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記脱色工程は、前記繊維への前記第1の脱色液の接触後に又は接触中に、前記脱色対象物に力学的刺激を与える刺激印加工程を含む、
請求項3に記載の脱色方法。
【請求項7】
前記刺激印加工程は、前記脱色対象物が入れられた前記第1の脱色液を、前記処理槽内で、攪拌する工程、震盪する工程、及び超音波処理する工程のいずれか1つを含む、
請求項6に記載の脱色方法。
【請求項8】
前記脱色工程は、新しい又は回収再利用された前記第1の脱色液を前記処理槽に供給し、余分な前記第1の脱色液を前記処理槽から排出しながら、行われる、
請求項3に記載の脱色方法。
【請求項9】
前記脱色工程は、前記脱色対象物に前記第1の脱色液を液体又は気体として前記脱色温度で吹きかける工程を含む、
請求項1に記載の脱色方法。
【請求項10】
前記脱色工程後に、前記色素を脱色する第2の脱色液と前記脱色対象物とを接触させるすすぎ工程をさらに含む、
請求項1に記載の脱色方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、脱色方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、転写印刷を用いて布帛に印刷する技術が知られている。転写印刷は、転写用シートに転写用のインクで画像を描き、転写用シートに描かれた画像を布帛に転写する印刷方法である。また、布帛のリサイクルのために、画像が描かれた布帛から画像を除去するために布帛を脱色する技術が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、染色された布帛に対して抜染剤をインクジェット方式で印刷して抜染する技術が記載されている。特許文献1には、このような抜染のための抜染インクを吐出するインクジェット印刷装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-224128号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されたインクジェット印刷装置では、脱色対象物への溶媒の付与に加え、脱色対象物と溶媒を吸収する吸収体とへの熱プレス、脱色対象物への吸収体の供給が必要である。このため、この方法では、ぬいぐるみなどの立体的な形状を有する脱色対象物から脱色することは困難であった。また、脱色する領域の面積に比例して大きな吸収体が必要となるので、脱色対象物が大きくなると多量の吸収体が廃棄物となるので、不経済であり環境負荷も高かった。
【0006】
本開示は、上記問題に鑑みてなされたものであり、脱色対象物の形状や大きさに依存せず好適に脱色対象物を脱色できる脱色方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の観点に係る、染料により染色又は着色された繊維を含む脱色対象物から前記染料の色素を脱色する脱色方法は、
前記色素は、前記繊維の分子鎖の隙間に保持されており、
前記脱色対象物に含まれる前記繊維の分子鎖の隙間から前記色素が抜け出す程度に前記分子鎖が緩む開繊温度以上の脱色温度である第1の脱色液により前記脱色対象物を洗う脱色工程、
を含む。
【0008】
前記染料は、分散染料であり、
前記繊維は、前記分散染料により染色又は着色可能な繊維であってもよい。
【0009】
前記脱色工程では、処理槽内で、前記繊維と前記脱色温度である前記第1の脱色液とを接触させてもよい。
【0010】
前記脱色工程では、前記脱色温度に加熱された前記第1の脱色液が入れられている前記処理槽の前記第1の脱色液中に前記脱色対象物を搬入してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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