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公開番号
2025088037
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202464
出願日
2023-11-30
発明の名称
物干し設備
出願人
大和ハウス工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
D06F
59/02 20060101AFI20250604BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】衣類収納空間と吹き抜け空間との間に配置された開閉部材との干渉を抑えながら、両空間の間で物干し竿を円滑に搬送させることが可能な物干し設備を提供する。
【解決手段】本発明の物干し設備は、所定方向に長く延出した物干し竿14と、建物H内において吹き抜け空間Fと衣類収納空間Cとの間に設けられた搬送経路に沿って、物干し竿14を搬送する搬送機構20と、搬送経路の途中位置に設けられ、所定方向に沿う開閉方向に開閉する開閉部材16と、開閉部材16が開いて形成される開口部32の、開閉方向における幅を制御する制御装置18と、を有し、物干し竿14が開閉部材16に向かって搬送経路上を移動する間、制御装置18は、開閉部材16と物干し竿14との距離の減少に応じて幅を広くし、物干し竿14が開閉部材16から遠ざかる向きに搬送経路上を移動する間、制御装置18は、距離の増加に応じて上記の幅を狭くする。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
所定方向に延出した物干し竿と、
建物内において吹き抜け空間と衣類収納空間との間に設けられた搬送経路に沿って、前記物干し竿を搬送する搬送機構と、
前記搬送経路の途中位置に設けられ、前記所定方向に沿う開閉方向に開閉する開閉部材と、
前記開閉部材が開いて形成される開口部の、前記開閉方向における幅を制御する制御装置と、を有し、
前記物干し竿が前記開閉部材に向かって前記搬送経路上を移動する間、前記制御装置は、前記開閉部材と前記物干し竿との距離の減少に応じて前記幅を広くし、
前記物干し竿が前記開閉部材から遠ざかる向きに前記搬送経路上を移動する間、前記制御装置は、前記距離の増加に応じて前記幅を狭くする、物干し設備。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記開閉部材は、前記開閉方向において一端側に位置する第1部分と、前記開閉方向において他端側に位置する第2部分と、を有し、前記開閉方向において前記第1部分及び前記第2部分が互いに離間することで開き、前記開閉方向において前記第1部分及び前記第2部分が互いに接近することで閉じ、
前記制御装置は、前記第1部分及び前記第2部分のそれぞれを前記開閉方向に移動させて、前記第1部分及び前記第2部分の間に形成される前記開口部の前記幅を制御する、請求項1に記載の物干し設備。
【請求項3】
前記第1部分及び前記第2部分の各々は、前記開閉方向に伸縮可能な蛇腹構造の壁体である、請求項2に記載の物干し設備。
【請求項4】
前記距離に応じた信号を出力するセンサを備え、
前記制御装置は、前記センサから出力された信号から特定される前記距離に応じて前記幅を制御する、請求項1に記載の物干し設備。
【請求項5】
前記物干し竿が前記開閉部材に向かって前記搬送経路上を移動する間、前記制御装置は、前記距離が第1設定距離になった時点から前記幅を広げ始め、前記距離が減少するにつれて漸次的に前記幅を広くし、
前記物干し竿が前記開閉部材から遠ざかる向きに前記搬送経路上を移動する間、前記制御装置は、前記距離が第2設定距離になった時点から前記幅を狭め始め、前記距離が増加するにつれて漸次的に前記幅を狭くする、請求項1に記載の物干し設備。
【請求項6】
前記制御装置は、前記距離の減少に応じて前記幅を広くする際に、前記距離が0となった時点での前記幅を、前記所定方向における前記物干し竿の長さに応じた幅になるように制御する、請求項1に記載の物干し設備。
【請求項7】
ユーザにより操作される操作部を有し、
前記操作部が操作された場合に、前記搬送機構が、前記搬送経路に沿って前記物干し竿を、前記操作部にて行われた操作に応じた向きに、前記操作に応じた量だけ搬送する、請求項1に記載の物干し設備。
【請求項8】
前記操作部は、前記衣類収納空間に設置されており、
前記物干し竿が前記衣類収納空間内にある間に前記操作部が操作された場合、前記搬送機構が、前記搬送経路のうち、前記衣類収納空間内に敷設された部分に沿って前記物干し竿を、前記操作部にて行われた操作に応じた向きに、前記操作に応じた量だけ搬送する、請求項7に記載の物干し設備。
【請求項9】
前記物干し竿が前記吹き抜け空間内の所定位置にある間に、前記物干し竿を前記吹き抜け空間内で昇降させる昇降機構をさらに有する、請求項1に記載の物干し設備。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、物干し竿を有する物干し設備に係り、特に、複数の階を有する建物の屋内空間において、洗濯物等を干すのに適した物干し設備に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、屋内にある洗濯機から洗い終えた洗濯物を屋外に干す作業や、乾燥後の洗濯物を取り込んでクローゼット等の空間(衣類収納空間)に収納する作業をより効率化し、その作業時間を短縮するための技術及び方法が求められている。
例えば、特許文献1には、物干し竿を屋内と屋外との間で移動させることが可能な物干し設備が提案されている。このような設備を利用すれば、効率よく乾かすのに適した場所へ洗濯物を移動させ、また、その場所から、乾燥後の洗濯物をスムーズに取り込むことができる。
【0003】
また、特許文献2には、一階から屋根裏まで貫通した吹き抜け空間にて物干し竿を昇降させることが可能な物干し設備が開示されている。このような設備によれば、吹き抜け空間の下部に物干し竿があるときには、人(作業者)が、洗い終えた洗濯物を容易に物干し竿に掛け、また、乾燥後の洗濯物を容易に取り込むことができ、吹き抜け空間の上部に物干し竿があるときには、洗濯物を効率よく乾かすことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-38896号公報
特開平09-032315号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
また、特許文献1及び2に記載の物干し設備の応用例として、例えば、物干し竿を吹き抜け空間とクローゼット等の衣類収納空間との間で移動させることが可能な物干し設備が考えられる。ただし、衣類収納空間が吹き抜け空間側から見えてしまう状況は、諸処の理由から極力回避した方がよい。そのため、衣類収納空間と吹き抜け空間との間に開閉部材を設け、通常時に開閉部材を閉じ、物干し竿を移動させるときには、開閉部材を開くような構成が想定され得る。この構成において、物干し竿がスムーズに移動できるように、開閉部材の開閉タイミングを設定することが好ましく、具体的には、物干し竿に掛けられた衣類と開閉部材との干渉を抑えて開閉部材を開閉することが求められる。
【0006】
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、衣類収納空間と吹き抜け空間との間に配置された開閉部材との干渉を抑えながら、両空間の間で物干し竿を円滑に搬送させることが可能な物干し設備を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題は、本発明の物干し設備によれば、所定方向に延出した物干し竿と、建物内において吹き抜け空間と衣類収納空間との間に設けられた搬送経路に沿って、物干し竿を搬送する搬送機構と、搬送経路の途中位置に設けられ、所定方向に沿う開閉方向に開閉する開閉部材と、開閉部材が開いて形成される開口部の、開閉方向における幅を制御する制御装置と、を有し、物干し竿が開閉部材に向かって搬送経路上を移動する間、制御装置は、開閉部材と物干し竿との距離の減少に応じて幅を広くし、物干し竿が開閉部材から遠ざかる向きに搬送経路上を移動する間、制御装置は、距離の増加に応じて幅を狭くすることにより解決される。
【0008】
上記のように構成された本発明の物干し設備では、開閉部材が開いて形成される開口部の幅を、開閉部材と物干し竿との距離に応じて変えられる。これにより、衣類収納空間と吹き抜け空間との間で物干し竿を搬送させる際に、物干し竿に掛けられた衣類と開閉部材との干渉を抑えながら、物干し竿を円滑に搬送させることができる。
【0009】
また、上記の物干し設備において、開閉部材は、開閉方向において一端側に位置する第1部分と、開閉方向において他端側に位置する第2部分と、を有し、開閉方向において第1部分及び第2部分が互いに離間することで開き、開閉方向において第1部分及び第2部分が互いに接近することで閉じ、制御装置は、第1部分及び第2部分のそれぞれを開閉方向に移動させて、第1部分及び第2部分の間に形成される開口部の幅を制御すると、好適である。
上記の構成によれば、開閉部材が両開き方式の構造であり、片開き方式に比べて、よりスムーズに開口部の幅を調整することができる。また、上記の構成では、吹き抜け空間と衣類収納空間との通気(換言すると、衣類収納空間の換気)を効率よく行うことができる。
【0010】
また、上記の構成において、第1部分及び第2部分の各々は、開閉方向に伸縮可能な蛇腹構造の壁体であると、より好適である。この場合には、両開き構造で開口部の幅が調整可能な開閉部材を、より簡単な構成にて実現することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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