特許ウォッチ

公開番号2025083810
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-02
出願番号2023197407
出願日2023-11-21
発明の名称洗濯機
出願人東芝ライフスタイル株式会社
代理人弁理士法人サトー
主分類D06F 33/37 20200101AFI20250526BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】使い勝手を向上した洗濯機を提供する。
【解決手段】洗濯機は、洗濯槽と、複数回分の洗濯運転に使用する量の洗濯処理剤を貯留可能な処理剤タンクを有し、洗濯槽内に洗濯処理剤を自動で投入する自動投入装置と、洗濯処理剤の自動投入に関する自動投入情報に基づいて洗濯運転を実行する制御装置と、を備え、制御装置は、自動投入情報が変更されて洗濯運転が行われた場合、次回の洗濯運転を実行する際の運転内容を変更前の自動投入情報に基づいて設定する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
洗濯槽と、
複数回分の洗濯運転に使用する量の洗濯処理剤を貯留可能な処理剤タンクを有し、前記洗濯槽内に前記洗濯処理剤を自動で投入する自動投入装置と、
前記洗濯処理剤の自動投入に関する自動投入情報に基づいて洗濯運転を実行する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記自動投入情報が変更されて前記洗濯運転が行われた場合、次回の前記洗濯運転を実行する際の運転内容を変更前の前記自動投入情報に基づいて設定する、
洗濯機。
続きを表示（約 900 文字）【請求項２】
ユーザに各種情報を報知するための報知部を更に備え、
前記制御装置は、前記自動投入情報が変更されて前記洗濯運転が行われた場合、次回の前記洗濯運転の実行前に前記自動投入情報が変更されたことを前記報知部によって報知する、
請求項１に記載の洗濯機。
【請求項３】
前記自動投入情報は、前記自動投入のオン又はオフに関する情報を含んでおり、
前記制御装置は、前記自動投入がオン設定からオフ設定に変更されて前記洗濯運転が行われた場合、次回の前記洗濯運転を実行する際に前記自動投入をオン設定に変更する、
請求項１又は２に記載の洗濯機。
【請求項４】
ユーザに各種情報を報知するための報知部と、
前記処理剤タンクの状態を検出する検出部と、を更に備え、
前記制御装置は、前記検出部の検出結果に基づいて、前記報知部によって前記自動投入情報の設定内容に関する確認を促す報知を行う、
請求項１に記載の洗濯機。
【請求項５】
前記洗濯運転において、複数の運転コースのうちいずれかの運転コースが実行され、
前記制御装置は、各前記運転コースに対応した前記自動投入情報を記憶している、
請求項１に記載の洗濯機。
【請求項６】
複数の前記運転コースには、ユーザが任意に設定した洗い工程、すすぎ工程、及び脱水工程の運転内容を記憶して実行する専用コースが含まれている、
請求項５に記載の洗濯機。
【請求項７】
前記自動投入情報は、前記自動投入のオン又はオフに関する情報を含んでいる、
請求項６に記載の洗濯機。
【請求項８】
前記自動投入情報は、前記洗濯槽内に投入する前記洗濯処理剤の投入量の程度に関する情報を含んでいる、
請求項７に記載の洗濯機。
【請求項９】
前記自動投入情報は、前記洗濯処理剤の種類に応じた前記洗濯槽内に投入する前記洗濯処理剤の基準量に関する情報を含んでいる、
請求項８に記載の洗濯機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
続きを表示（約 2,200 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、洗剤や柔軟剤等の洗濯処理剤を処理剤タンクに予め複数回分貯留しておき、洗濯運転時に所定量を処理剤タンクから水槽内へ自動投入する自動投入装置を備えた洗濯機が知られている。また、洗濯機には、ユーザが洗濯処理剤を手動投入するための手動投入容器が設けられている。そして、ユーザが洗濯処理剤の自動投入を行うか否かを選択するスイッチを操作することで、自動投入と手動投入との選択的な使い方が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０００－３３４１９７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところが、従来構成では、自動投入を行わない設定で運転を行った場合、次回の運転時においても自動投入を行わない設定に基づいて運転が行われるため、ユーザによる洗濯処理剤の手動投入が行われないと、洗濯処理剤を使用しないまま運転が実行されてしまう。したがって、自動投入と手動投入との選択的な使い方を行うことに関して、使い勝手の向上を図る点に課題があった。
【０００５】
そこで、自動投入機能を備える洗濯機の使い勝手を向上することができる技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本実施形態に係る洗濯機は、洗濯槽と、複数回分の洗濯運転に使用する量の洗濯処理剤を貯留可能な処理剤タンクを有し、前記洗濯槽内に前記洗濯処理剤を自動で投入する自動投入装置と、前記洗濯処理剤の自動投入に関する自動投入情報に基づいて洗濯運転を実行する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記自動投入情報が変更されて前記洗濯運転が行われた場合、次回の前記洗濯運転を実行する際の運転内容を変更前の前記自動投入情報に基づいて設定する。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
第１実施形態による洗濯機の一例を概略的に示す斜視図
第１実施形態による外部の水源から供給される水の経路の一例を示す図
第１実施形態による洗濯機の電気的構成の一例を示すブロック図
第１実施形態による洗濯機について、自動投入設定画面の一例を示す図
第１実施形態による洗濯機について、自動投入設定画面の他の例を示す図
第１実施形態による洗濯機について、制御装置によって実行される制御内容の一例を示すフローチャート
第１実施形態による洗濯機について、制御装置によって実行される制御内容の他の例を示すフローチャート
第２実施形態による洗濯機について、制御装置によって実行される制御内容の一例を示すフローチャート
第２実施形態による洗濯機について、自動投入洗濯画面の一例を示す図
第３実施形態による洗濯機について、制御装置によって実行される制御内容の一例を示すフローチャート（その１）
第３実施形態による洗濯機について、制御装置によって実行される制御内容の一例を示すフローチャート（その２）
第３実施形態による洗濯機について、確認画面の一例を示す図
第４実施形態による洗濯機について、制御装置の記憶部に記憶される運転コースに対応した自動投入情報の一例を示す図
第４実施形態による洗濯機について、制御装置の記憶部に記憶される運転コースに対応した自動投入情報の他の例を示す図
第４実施形態による洗濯機について、制御装置によって実行される制御内容の一例を示すフローチャート
第４実施形態による洗濯機について、制御装置によって実行される制御内容の他の例を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、複数の実施形態による洗濯機について、図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
【０００９】
（第１実施形態）
まず、第１実施形態について、図１から図７を参照して説明する。
図１に示す洗濯機１０は、横軸又は斜め軸型のドラム式洗濯機である。洗濯機１０は、縦軸型の洗濯機であってもよい。また、洗濯機１０は、例えばヒータ式又はヒートポンプ式の乾燥機能を備えたものであってもよいし、乾燥機能を備えていないものであってもよい。洗濯機１０は、外箱１１、扉１２、洗濯槽１３、操作表示装置１４、給水機構２０、及び自動投入装置３０、を備えている。なお、図１において、重力方向つまり鉛直方向を洗濯機１０の上下方向とする。また、外箱１１に対して扉１２側を洗濯機１０の前側つまりユーザ側とし、前側とは反対側を洗濯機１０の後側とし、上下方向及び前後方向に直交する水平方向を洗濯機１０の左右方向とする。
【００１０】
外箱１１は、例えばステンレス鋼板等の金属又は樹脂材等の組合せによって中空箱状に形成されている。外箱１１は、洗濯機１０の外郭を構成している。外箱１１は、前面側に外箱１１の内部と外部とを連通する前面開口部１１１を有している。扉１２は、外箱１１の前面側に設けられて、前面開口部１１１を開閉する。ユーザは、扉１２を開いた状態で、前面開口部１１１を通じて、洗濯槽１３から衣類の出し入れをすることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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