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公開番号2025097880
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2024077347
出願日2024-05-10
発明の名称パワーアンプの保護回路、供給電圧調整方法及び電子装置
出願人啓碁科技股ふん有限公司
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H03F 3/24 20060101AFI20250624BHJP(基本電子回路)
要約【課題】パワーアンプの保護回路、供給電圧調整方法及び電子装置を提供する。
【解決手段】電源の電源電圧を検出し、電源電圧が予め設定されたレベルより小さくなると、トリガー信号を生成する電源検出モジュールと、電源検出モジュールに電気的に接続され、且つトリガー信号を受信し、トリガー信号にトリガーされて複数の遅延信号を生成する遅延制御モジュールと、電源及び遅延制御モジュールに電気的に接続され、前記遅延信号を受信し、且つ電源の電源電圧を複数の供給電圧に変換するための電圧変換モジュールと、を備え、電圧変換モジュールは、遅延信号に基づいて供給電圧を順にパワーアンプに入力するパワーアンプの保護回路。それにより、電源異常時にパワーアンプが所定のタイミングでオフにされず、破損することが回避される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電源に電気的に接続され、且つ前記電源の電源電圧を検出し、前記電源電圧が予め設定されたレベルより小さくなると、トリガー信号を生成する電源検出モジュールと、
前記電源検出モジュールに電気的に接続され、且つ前記トリガー信号を受信し、前記トリガー信号にトリガーされて複数の遅延信号を生成する遅延制御モジュールと、
前記電源及び前記遅延制御モジュールに電気的に接続され、前記遅延信号を受信し、且つ前記電源の前記電源電圧を複数の供給電圧に変換するための電圧変換モジュールと、
を備え、
前記電圧変換モジュールは、前記遅延信号に基づいて前記供給電圧を順にパワーアンプに入力する、
パワーアンプの保護回路。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記電源検出モジュールは、
前記電源に電気的に接続され、且つ前記電源の前記電源電圧を検出してリセット信号を生成するリセッタと、
前記リセッタと前記遅延制御モジュールとの間に電気的に接続され、前記リセット信号を受信して前記トリガー信号に変換する光カプラと、
を含む、請求項1に記載のパワーアンプの保護回路。
【請求項3】
前記遅延制御モジュールは、複雑なプログラマブルロジック装置である、請求項1に記載のパワーアンプの保護回路。
【請求項4】
前記電圧変換モジュールは、少なくとも1つの直流-直流変換器及び少なくとも1つのレベルシフタの少なくとも一方を含む、請求項1に記載のパワーアンプの保護回路。
【請求項5】
前記少なくとも1つの直流-直流変換器は、
電圧源と、
カソード端と、前記電圧源に電気的に接続されるアノード端と、を含むダイオードと、
前記ダイオードの前記カソード端に電気的に接続され、且つ前記電圧源を前記供給電圧の1つに変換するための降圧回路と、
を含み、
前記供給電圧の前記1つがゼロより大きい、
請求項4に記載のパワーアンプの保護回路。
【請求項6】
前記少なくとも1つの直流-直流変換器は、
電圧源と、
カソード端と、前記電圧源に電気的に接続されるアノード端と、を含むダイオードと、
前記ダイオードの前記カソード端に電気的に接続され、且つ前記電圧源を前記供給電圧の1つに変換するための降圧回路と、
前記降圧回路及び前記遅延制御モジュールに電気的に接続され、且つ前記遅延信号の1つを受信し、前記遅延信号の前記1つに基づいて前記供給電圧の前記1つを前記パワーアンプに入力する光カプラと、
を含み、
前記供給電圧の前記1つがゼロより小さい、
請求項4に記載のパワーアンプの保護回路。
【請求項7】
前記少なくとも1つのレベルシフタは、前記遅延制御モジュール、前記電源及び前記パワーアンプに電気的に接続され、且つ前記電源を前記供給電圧の少なくとも1つに変換するために用いられる請求項4に記載のパワーアンプの保護回路。
【請求項8】
電源検出モジュールを駆動して電源の電源電圧を検出し、前記電源電圧が予め設定されたレベルより小さくなると、トリガー信号を生成すること、を含む電源検出ステップと、
遅延制御モジュールを駆動して前記トリガー信号に基づいて複数の遅延信号を生成すること、を含む遅延制御ステップと、
電圧変換モジュールを駆動して前記電源の前記電源電圧を複数の供給電圧に変換すること、を含む電圧変換ステップと、
前記電圧変換モジュールを駆動して前記遅延信号に基づいて前記供給電圧を順にパワーアンプに入力すること、を含む供給電圧入力ステップと、
を含む、供給電圧調整方法。
【請求項9】
前記電源検出ステップは、
リセッタを駆動して前記電源の前記電源電圧を検出してリセット信号を生成するステップと、
光カプラを駆動して前記リセット信号を受信して前記トリガー信号に変換するステップと、
を更に含み、
前記リセッタは、前記光カプラに電気的に接続され、前記光カプラは、前記遅延制御モジュールに電気的に接続される、
請求項8に記載の供給電圧調整方法。
【請求項10】
前記電圧変換ステップは、
降圧回路を駆動して電圧源を前記供給電圧の1つに変換するステップを更に含み、
前記供給電圧の前記1つがゼロより大きい、
請求項8に記載の供給電圧調整方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、保護回路、電圧調整方法及び電子装置に関し、特にパワーアンプの保護回路、供給電圧調整方法及び電子装置に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
通信分野において、リモート無線ユニット(Remote Radio Unit;RRU)に使用されるパワーアンプ(Power Amplifier;PA)は、複数の供給電圧によって駆動する必要がある。パワーアンプの複数の供給電圧は、製品仕様書に規定された順序及び間隔時間に従ってパワーアンプにおける異なるコンポーネントを駆動及びオフにする必要がある。しかしながら、電力供給システムの異常によりリモート無線ユニットの電源がオフにしたと、パワーアンプは、製品仕様書に規定されたタイミングでオフにできず、焼損する可能性がある。
【0003】
これに鑑みて、パワーアンプが所定の順序及び間隔時間に従ってオン又はオフにすること、を確保できるパワーアンプの保護回路、供給電圧の調整方法及び電子装置の開発は、関連業者の研究開発の価値がある目標となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、本発明の目的は、電源電圧を検出し、電源が異常に停電した場合に、遅延制御モジュールによって所定のタイミングで供給電圧をパワーアンプに入力するパワーアンプの保護回路、供給電圧調整方法及び電子装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の構造態様の実施形態によれば、電源に電気的に接続され、且つ電源の電源電圧を検出し、電源電圧が予め設定されたレベルより小さくなると、トリガー信号を生成する電源検出モジュールと、電源検出モジュールに電気的に接続され、且つトリガー信号を受信し、トリガー信号にトリガーされて複数の遅延信号を生成する遅延制御モジュールと、電源及び遅延制御モジュールに電気的に接続され、前記遅延信号を受信し、且つ電源の電源電圧を複数の供給電圧に変換するための電圧変換モジュールと、を備え、電圧変換モジュールは、前記遅延信号に基づいて前記供給電圧を順にパワーアンプに入力するパワーアンプの保護回路を提供する。
【0006】
本発明の方法態様の実施形態によれば、電源検出モジュールを駆動して電源の電源電圧を検出し、電源電圧が予め設定されたレベルより小さくなると、トリガー信号を生成すること、を含む電源検出ステップと、遅延制御モジュールを駆動してトリガー信号に基づいて複数の遅延信号を生成すること、を含む遅延制御ステップと、電圧変換モジュールを駆動して電源の電源電圧を複数の供給電圧に変換すること、を含む電圧変換ステップと、電圧変換モジュールを駆動してこれらの遅延信号に基づいてこれらの供給電圧を順にパワーアンプに入力すること、を含む供給電圧入力ステップと、を含む供給電圧調整方法を提供する。
【0007】
本発明の構造態様の別の実施形態によれば、フィールドプログラマブルロジックゲートアレイと、電源に電気的に接続され、且つ電源の電源電圧を検出し、電源電圧が予め設定されたレベルより小さくなると、トリガー信号を生成する電源検出モジュールと、電源に電気的に接続され、且つ電源の電源電圧を検出し、電源電圧が予め設定されたレベルより小さくなると、トリガー信号を生成する電源検出モジュールと、フィールドプログラマブルロジックゲートアレイ及び電源検出モジュールに電気的に接続され、且つトリガー信号を受信し、トリガー信号にトリガーされて複数の遅延信号を生成する遅延制御モジュールと、電源及び遅延制御モジュールに電気的に接続され、これらの遅延信号を受信し、且つ電源の電源電圧を複数の供給電圧に変換するための電圧変換モジュールと、を含む保護回路と、電圧変換モジュールに電気的に接続され、且つ前記複数の供給電圧を受ける複数の供給電圧ピンを含み、前記複数の供給電圧によって駆動されるパワーアンプと、を備え、電圧変換モジュールは、前記遅延信号に基づいて前記供給電圧を順に前記供給電圧ピンに入力する電子装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1実施例によるパワーアンプの保護回路を示すブロック模式図である。
図1のパワーアンプの保護回路の電源検出モジュールを示す回路模式図である。
図1のパワーアンプの保護回路の遅延制御モジュールを示す回路模式図である。
図1のパワーアンプの保護回路の電圧変換モジュールを示すブロック模式図である。
図4のパワーアンプの保護回路の電圧変換モジュールの直流-直流変換器を示す回路模式図である。
図4のパワーアンプの保護回路の電圧変換モジュールの別の直流-直流変換器を示す回路模式図である。
図4のパワーアンプの保護回路の電圧変換モジュールの更なる直流-直流変換器を示す回路模式図である。
図4のパワーアンプの保護回路の電圧変換モジュールのレベルシフタの一部を示す回路模式図である。
図4のパワーアンプの保護回路の電圧変換モジュールのレベルシフタの別の一部を示す回路模式図である。
図4のパワーアンプの保護回路の電圧変換モジュールのレベルシフタの更なる一部を示す回路模式図である。
本発明の第2実施例による電子装置を示すブロック模式図である。
本発明の第3実施例による供給電圧調整方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1を参照されたい。本発明の第1実施例によるパワーアンプ20の保護回路100を示すブロック模式図である。パワーアンプ20の保護回路100は、電源検出モジュール110、遅延制御モジュール120及び電圧変換モジュール130を含む。電源検出モジュール110は、電源10に電気的に接続され、且つ電源10の電源電圧Vp1を検出する。電源電圧Vp1が予め設定されたレベルより小さくなると、電源検出モジュール110はトリガー信号TRを生成する。遅延制御モジュール120は、電源検出モジュール110に電気的に接続され、且つトリガー信号TRを受信し、遅延制御モジュール120は、トリガー信号TRにトリガーされて複数の遅延信号DL1、DL2、DL3、DL4を生成する。電圧変換モジュール130は、電源10及び遅延制御モジュール120に電気的に接続され、電圧変換モジュール130は、遅延信号DL1、DL2、DL3、DL4を受信し、且つ電源10の電源電圧Vp1を複数の供給電圧Vs1、Vs2、Vs3、Vs4に変換するために用いられる。電圧変換モジュール130は、遅延信号DL1、DL2、DL3、DL4に基づいて、供給電圧Vs1、Vs2、Vs3、Vs4を順にパワーアンプ20の複数の供給電圧ピンに入力する。
【0010】
図1及び図2を併せて参照されたい。図2は、図1のパワーアンプ20の保護回路100の電源検出モジュール110を示す回路模式図である。電源検出モジュール110は、リセッタ112及び光カプラ114を含む。リセッタ112は、電源10に電気的に接続され、且つ電源10の電源電圧Vp1を検出してリセット信号Rsを生成する。光カプラ114は、リセッタ112と遅延制御モジュール120との間に電気的に接続され、光カプラ114はリセット信号Rsを受信してトリガー信号TRに変換する。詳細には、リセッタ112は、リセット集積回路(リセットIC)であってよく、リセッタ112の検知ピン(即ち、ピンSENSE)は、電源電圧Vp1に接続され、出力ピン(即ち、ピンRST)は、2つの抵抗(図示せず)を介して電源電圧Vp1に接続され、リセッタ112の検知ピン(即ち、ピンSENSE)は電源電圧Vp1がデフォルト値より小さいのを検出した場合、リセッタ112の出力ピン(即ち、ピンRST)は、リセット信号Rsを出力する。リセッタ112と遅延制御モジュール120との間の高低電圧レベルが異なるため、リセッタ112から出力されたリセット信号Rsを直接的に遅延制御モジュール120のトリガー信号TRとすることができない。従って、光カプラ114をリセッタ112と遅延制御モジュール120との間に設けることにより、リセッタ112と遅延制御モジュール120との間の高低電圧レベルを調整することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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