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公開番号2025098300
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023204448
出願日2023-12-04
発明の名称バルブユニット
出願人カヤバ株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類F16K 27/00 20060101AFI20250625BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】配管を削減しつつ、タンクに排出される作動流体の圧力損失を低減する。
【解決手段】バルブユニット1は、ハウジング11と、ハウジング11の外面に開口し、油圧モータ4に接続される第1アクチュエータポート11a及び第2アクチュエータポート11bと、ハウジング11の外面に開口し、タンクTに接続されるタンクポート11cと、ハウジング11の内部に組み込まれ、油圧モータ4の作動を制御する制御バルブ5と、ハウジング11の内部に組み込まれ、第2アクチュエータポート11bからの作動油を、制御バルブ5を介さずにタンクポート11cを通じてタンクTに戻すクイックリターンバルブ7と、を備える。タンクポート11cは、制御バルブ5が設けられている第1セクションS1と、クイックリターンバルブ7が設けられている第2セクションS2とに跨って、ハウジング11の外面に開口する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジングの外面に開口し、アクチュエータに接続される第1アクチュエータポートと、
前記ハウジングの外面に開口し、前記アクチュエータに接続される第2アクチュエータポートと、
前記ハウジングの外面に開口し、タンクに接続されるタンクポートと、
前記ハウジングの内部に組み込まれ、前記アクチュエータの作動を制御する制御バルブと、
前記ハウジングの内部に組み込まれ、前記第2アクチュエータポートからの作動流体を、前記制御バルブを介さずに前記タンクポートを通じて前記タンクに戻すクイックリターンバルブと、を備え、
前記タンクポートは、前記制御バルブが設けられている前記ハウジングの第1セクションと、前記クイックリターンバルブが設けられている前記ハウジングの第2セクションとに跨って、前記ハウジングの外面に開口する、
ことを特徴とするバルブユニット。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載のバルブユニットであって、
前記第1アクチュエータポート、前記第2アクチュエータポート、及び前記タンクポートは、前記ハウジングの共通の面に形成され、
前記第1アクチュエータポートは、前記第1セクションに設けられ、
前記第2アクチュエータポートは、前記第2セクションに設けられ、
前記第1アクチュエータポート及び前記第2アクチュエータポートの少なくとも一方は、前記ハウジングの長手方向における一方の側に設けられ、前記タンクポートは、前記ハウジングの長手方向における他方の側に設けられる、
ことを特徴とするバルブユニット。
【請求項3】
請求項2に記載のバルブユニットであって、
前記第1アクチュエータポート及び前記第2アクチュエータポートは、前記タンクポートより前記長手方向における一方の側に設けられ、
前記ハウジングに形成され、前記タンクポートに連通するタンク通路をさらに備え、
前記制御バルブは、
制御スプールと、
作動流体の供給ポートと、
前記長手方向における他方の側に設けられ、前記制御スプールにより、前記供給ポートと連通した状態で前記タンク通路と遮断され、前記タンク通路と連通した状態で前記供給ポートと遮断される第1ポートと、を有し、
前記クイックリターンバルブは、
クイックリターンスプールと、
前記長手方向における他方の側に設けられ、前記クイックリターンスプールによって前記タンク通路と連通、遮断される第2ポートと、を有し、
前記ハウジングは、前記タンクポートより前記長手方向における一方の側に設けられた前記第2アクチュエータポートと、前記長手方向における他方の側に設けられた前記第1ポートとを、前記第2ポートを通じて接続する内部流路を有する、
ことを特徴とするバルブユニット。
【請求項4】
請求項1に記載のバルブユニットであって、
前記ハウジングに形成され、前記クイックリターンバルブのクイックリターンスプールを横切って設けられるとともに、前記制御バルブの切り換え位置に応じて、前記制御バルブの制御スプールにより連通、遮断される信号圧通路をさらに備え、
前記クイックリターンスプールは、前記クイックリターンバルブの切り換え位置に関わらず、前記信号圧通路と連通する信号圧環状溝を備える、
ことを特徴とするバルブユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はバルブユニットに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、油圧アクチュエータからの戻り油をコントロールバルブ内に戻す第1位置と、戻り油をタンクに直接戻す第2位置との間で切換可能な切換弁を備える建設機械が開示されている。特許文献2には、アーム押し操作時にボトム側油室からの戻り油を直接タンクに戻す分岐管路に、アーム押し操作時のみに油の流れを許容するクイックリターンバルブを設けた建設機械の油圧シリンダ回路が開示されている。
【0003】
特許文献3には、ブレーカーからの戻り油が切換弁から直接作動油タンクに還流可能に構成されたバックホーの油圧回路の切換装置が開示されている。特許文献4には、油圧アクチュエータの復路側に油圧切換弁を連通連結し、切換弁からの分岐した一方を大内径の戻り油管を介して直接作動油タンクに連通連結したバックホーの油圧回路が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-9572号公報
特開2013-137062号公報
実開昭62-169053号公報
実開昭61-84754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
アクチュエータと制御バルブとの間に配管接続によってクイックリターンバルブを設けると、各構成間で配管が必要になるほか、クイックリターンバルブ及びタンク間でも配管が必要になる。一方、クイックリターンバルブには作動流体の素早い排出が求められる。
【0006】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、配管を削減しつつ、タンクに排出される作動流体の圧力損失を低減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、ハウジングと、ハウジングの外面に開口し、アクチュエータに接続される第1アクチュエータポートと、ハウジングの外面に開口し、アクチュエータに接続される第2アクチュエータポートと、ハウジングの外面に開口し、タンクに接続されるタンクポートと、ハウジングの内部に組み込まれ、アクチュエータの作動を制御する制御バルブと、ハウジングの内部に組み込まれ、第2アクチュエータポートからの作動流体を、制御バルブを介さずにタンクポートを通じてタンクに戻すクイックリターンバルブと、を備え、タンクポートは、制御バルブが設けられているハウジングの第1セクションと、クイックリターンバルブが設けられているハウジングの第2セクションとに跨って、ハウジングの外面に開口する、ことを特徴とするバルブユニットである。
【0008】
この発明によれば、制御バルブとクイックリターンバルブとを単一のハウジング(モノブロック)に設けたので、制御バルブ及びクイックリターンバルブ間の配管等を不要にすることができる。また、制御バルブ及びクイックリターンバルブの両セクションに跨るタンクポートを設けたので、ハウジングの小型化との両立を図りながら、タンクポートを大きくすることができ、タンクに排出される作動流体の圧力損失を低減できる。
【0009】
また、本発明は、第1アクチュエータポート、第2アクチュエータポート、及びタンクポートは、ハウジングの共通の面に形成され、第1アクチュエータポートは、第1セクションに設けられ、第2アクチュエータポートは、第2セクションに設けられ、第1アクチュエータポート及び第2アクチュエータポートの少なくとも一方は、ハウジングの長手方向における一方の側に設けられ、タンクポートは、ハウジングの長手方向における他方の側に設けられる、ことを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、ハウジングの長手方向における他方の側にスペースを確保してタンクポートを設けることができるので、ハウジングのサイズ拡大を抑制しつつ、タンクポートを大きくすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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