TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025098901
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023215320
出願日2023-12-20
発明の名称情報処理方法、情報処理装置及びプログラム
出願人日産自動車株式会社,ルノー エス.ア.エス.,RENAULT S.A.S.
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類G06F 3/01 20060101AFI20250625BHJP(計算;計数)
要約【課題】必要に応じてエージェントの存在感を調整することで、ドライバとエージェントとの一体感を高め、エージェントからドライバに伝える情報の伝達能力を高める。
【解決手段】ドライバD1に提示する所定情報が存在するか否かを判定する判定処理(ステップS516、S517)と、所定情報が存在する場合には、ドライバD1の視覚に入り易い場所に位置する第1出力機器200(又は第2出力機器210)を利用して、エージェント(エージェント画像AG1、AG2)をドライバD1に視認可能とした状態で、エージェント画像AG1、AG2を用いて所定情報を提示させ(ステップS518乃至S521)、所定情報が存在しない場合には、周辺機器220を利用して、ドライバD1に認識され難い態様(発熱)でエージェントの存在を感じさせる演出を実行(ステップS525乃至S527)する制御処理とを含む。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
車両における複数の機器を利用してドライバとのコミュニケーションを行うための制御を実行する情報処理方法であって、
前記ドライバに提示する所定情報が存在するか否かを判定する判定処理と、
前記所定情報が存在する場合には、前記複数の機器のうち、前記ドライバの視覚に入り易い場所に位置する第1機器を利用して、前記コミュニケーションを行うためのエージェントを前記ドライバに視認可能とした状態で、前記エージェントを用いて前記所定情報を提示させ、
前記所定情報が存在しない場合には、前記複数の機器のうち、前記第1機器以外の第2機器を利用して、前記ドライバに認識され難い態様で前記エージェントの存在を感じさせる演出を実行する制御処理と、を含む
情報処理方法。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理方法であって、
前記第1機器は、表示機器であり、
前記制御処理では、
前記所定情報が存在する場合には、前記エージェントを表すエージェント画像を前記第1機器に表示させ、
前記所定情報が存在しない場合には、前記第1機器及び前記第2機器の双方に前記エージェント画像を表示させずに、前記ドライバの五感のうちの視覚以外の感覚を用いて前記エージェントの存在を感じさせる前記演出を前記第2機器により実行する、
情報処理方法。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理方法であって、
前記第2機器は、前記ドライバの周辺に設置されている周辺機器であり、
前記制御処理では、前記第2機器の温度を調整する温度調整処理と、前記第2機器を振動させる振動処理と、前記第2機器又はその方向から前記エージェントの存在を認識可能な所定音を出力させる音出力処理と、前記第2機器又はその方向から前記エージェントの存在を認識可能な所定の光を出力させる光出力処理と、前記第2機器又はその方向から前記エージェントの存在を認識可能な所定の匂いを発生させる匂い発生処理と、前記第2機器又はその方向からの反動を変化させる反動処理と、前記第1機器から前記第2機器に前記エージェントが移動する移動処理とのうちの少なくとも1つを実行することにより、前記演出を実行する、
情報処理方法。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理方法であって、
前記周辺機器は、前記ドライバの周辺に設置され、前記ドライバが触れることが可能な機器であり、シフトレバー、ステアリングホイール、着座シート、アームレスト、シートベルトのうちの少なくとも1つである、
情報処理方法。
【請求項5】
請求項1に記載の情報処理方法であって、
前記車両の位置情報及び地図情報に基づく前記ドライバの視線の予測処理と、前記ドライバの眼を含む画像に基づく前記ドライバの視線の検出処理とのうちの少なくとも1つを実行することで、前記ドライバの視線方向を検出する視線方向検出処理、をさらに含み、
前記制御処理では、前記所定情報が存在する場合には、前記複数の機器のうち、前記ドライバの視線方向に基づいて求められる前記ドライバの視覚に入る機器を前記第1機器として利用する、
情報処理方法。
【請求項6】
請求項1に記載の情報処理方法であって、
前記第1機器は、表示機器であり、
前記車両の外部の環境に関する環境情報と、前記ドライバの運転行動に関する運転行動情報とのうちの少なくとも1つに基づいて、前記ドライバの運転負荷を判定する運転負荷判定処理、をさらに含み、
前記制御処理では、前記運転負荷が所定値未満である場合には、前記エージェントを表すエージェント画像を前記第1機器に表示させ、前記エージェント画像を用いて前記コミュニケーションを実行する、
情報処理方法。
【請求項7】
請求項6に記載の情報処理方法であって、
前記第1機器は、第1表示部と、前記第1表示部よりも前記ドライバから離れた場所に位置する第2表示部とを含む複数の表示機器であり、
前記制御処理では、
前記運転負荷が所定値未満である場合には、前記エージェント画像を前記第1表示部に表示させ、
前記運転負荷が所定値以上である場合において、前記所定情報が存在するときには、前記エージェント画像を前記第2表示部に表示させ、前記エージェント画像を用いて前記所定情報を提示させる、
情報処理方法。
【請求項8】
請求項1から7の何れかに記載の情報処理方法であって、
前記制御処理では、前記第1機器を利用して前記エージェントを用いた前記所定情報の提示を実行する第1制御と、前記第2機器を利用して前記演出を実行する第2制御とを切り替える場合には、前記第1機器及び前記第2機器間を前記エージェントが移動する移動演出を実行する、
情報処理方法。
【請求項9】
請求項1から7の何れかに記載の情報処理方法であって、
前記所定情報は、前記ドライバに提示する支援情報のうち、重要度が閾値以上である支援情報である、
情報処理方法。
【請求項10】
請求項1から7の何れかに記載の情報処理方法であって、
前記第2機器は、前記ドライバの視覚に入り難い場所に位置する機器である、
情報処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザとのコミュニケーションを行うことが可能なエージェントを制御する情報処理方法、情報処理装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両において各種情報をユーザに伝える技術が提案されている。例えば、表示部にキャラクタ画像(エージェント画像)を表示させ、ユーザによる車両の運転を支援する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-179844号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来技術では、ユーザに情報を案内するときだけでなく、待機中であってもエージェント画像が表示され続ける。このように、エージェントがユーザと一緒にいるように感じさせるために、エージェント画像を大きく動かさずに、エージェント画像を出現したままにすると、ユーザはエージェント画像の存在を煩わしく感じてしまうおそれがある。そこで、ユーザに情報を案内しないときには、エージェント画像を消去することが考えられる。しかし、エージェント画像を消去してしまうと、そのエージェントの存在をユーザが認識できなくなるため、そのエージェントがユーザと一緒にいるように感じ難くなる。この場合には、そのエージェントに対する信頼度、愛着等が低下し、そのエージェントからユーザに伝える情報の伝達能力が低下するおそれがある。
【0005】
本発明は、必要に応じてエージェントの存在感を調整することで、ドライバとエージェントとの一体感を高め、エージェントからドライバに伝える情報の伝達能力を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、車両における複数の機器を利用してドライバとのコミュニケーションを行うための制御を実行する情報処理方法である。この情報処理方法は、ドライバに提示する所定情報が存在するか否かを判定する判定処理と、所定情報が存在する場合には、複数の機器のうち、ドライバの視覚に入り易い場所に位置する第1機器を利用して、コミュニケーションを行うためのエージェントをドライバに視認可能とした状態で、エージェントを用いて所定情報を提示させ、所定情報が存在しない場合には、複数の機器のうち、第1機器以外の第2機器を利用して、ドライバに認識され難い態様でエージェントの存在を感じさせる演出を実行する制御処理とを含む。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、必要に応じてエージェントの存在感を調整することで、ドライバとエージェントとの一体感を高め、エージェントからドライバに伝える情報の伝達能力を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、車両の車室内の構成例を簡略化して示す図である。
図2は、車両の車室内の構成例を簡略化して示す図である。
図3は、車両の車室内の構成例を簡略化して示す図である。
図4は、車両の車室内の構成例を簡略化して示す図である。
図5は、情報処理システムのシステム構成例を示すブロック図である。
図6は、車両における各関係例を示す図である。
図7は、エージェントを移動させる場合の遷移例を示す図である。
図8は、エージェントを移動させる場合の遷移例を示す図である。
図9は、エージェントを移動させる場合の遷移例を示す図である。
図10は、エージェントを移動させる場合の遷移例を示す図である。
図11は、エージェント表現処理例を示すフローチャートである。
図12は、エージェント表現処理例を示すフローチャートである。
図13は、エージェントの他の表現態様例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
【0010】
[エージェント画像の表示例]
図1乃至図4は、車両C1の車室内の構成例を簡略化して示す図である。なお、図1乃至図4では、運転席、助手席(図示省略)よりも前側を、車両C1の前後方向の後側から見た場合の車両C1の車室内を簡略化して示す。また、図1では、説明を容易にするため、ダッシュボード2、ステアリングホイール3、フロントウインド4、バックミラー5、シフトレバー6、第1出力機器200、第2出力機器210以外の図示は省略する。なお、図1乃至図4に示す例では、説明を容易にするため、シフトレバー6の構成として、シフトレバー6の上部のみを簡略化して示す。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日産自動車株式会社
回転電機
今日
日産自動車株式会社
電子機器
4日前
日産自動車株式会社
車載装置
26日前
日産自動車株式会社
冷却装置
20日前
日産自動車株式会社
成形装置
19日前
日産自動車株式会社
液滴吐出装置
21日前
日産自動車株式会社
位置補正部材
3日前
日産自動車株式会社
逐次成形方法
19日前
日産自動車株式会社
光電変換装置
25日前
日産自動車株式会社
リチウム二次電池
19日前
日産自動車株式会社
リチウム二次電池
19日前
日産自動車株式会社
リチウム二次電池
19日前
日産自動車株式会社
燃料電池システム
26日前
日産自動車株式会社
燃料電池システム
26日前
日産自動車株式会社
導電回路の製造方法
20日前
日産自動車株式会社
インクジェットヘッド
20日前
日産自動車株式会社
活物質の回復処理方法
27日前
日産自動車株式会社
離散時間モデルの算出方法
25日前
日産自動車株式会社
ロックプレートの圧入治具
19日前
日産自動車株式会社
冷却装置及び気流制御方法
20日前
日産自動車株式会社
半導体装置及びその製造方法
20日前
日産自動車株式会社
配車管理装置及び配車管理方法
27日前
日産自動車株式会社
充電管理方法及び充電管理装置
20日前
日産自動車株式会社
車両制御方法及び車両制御装置
19日前
日産自動車株式会社
表示制御方法及び表示制御装置
18日前
日産自動車株式会社
表示制御方法及び表示制御装置
18日前
日産自動車株式会社
燃料電池及び燃料電池の製造方法
19日前
日産自動車株式会社
逐次成形用工具及び逐次成形方法
18日前
日産自動車株式会社
キャリア及びキャリアの車両搭載構造
19日前
日産自動車株式会社
内燃機関の凝縮水処理方法および装置
21日前
日産自動車株式会社
車両のバックドア用のスライドフレーム
19日前
日産自動車株式会社
コーティング部品及びコーティング方法
18日前
日産自動車株式会社
光輝材含有塗膜の形成方法及び形成装置
21日前
日産自動車株式会社
自動ラベリング方法及び自動ラベリング装置
28日前
日産自動車株式会社
情報処理方法、情報処理装置及びプログラム
26日前
日産自動車株式会社
車両の冷却液循環装置におけるポンプ制御方法
18日前
続きを見る