TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025099212
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215686
出願日2023-12-21
発明の名称水素ボイラシステムの制御装置
出願人三浦工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F22B 1/18 20060101AFI20250626BHJP(蒸気発生)
要約【課題】水素ボイラシステムのコストの上昇及びエネルギー消費量の増大を抑制すること。
【解決手段】水素ボイラシステム1は、水素ガスFgを吸蔵及び放出可能な貯蔵材を収容する水素タンク3と、水を収容する給水タンク4と、水素タンク3から供給された水素ガスFgを燃焼させて、給水タンク4から給水を得る水素ボイラ5と、を備える。水素ボイラシステム1の制御装置10は、水素ガスFgの吸蔵において、給水タンク4からの水を水素タンク3に供給し、水素ガスFgの放出において、水素ボイラ5からの高温流体を水素タンク3に供給する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水素ガスを吸蔵及び放出可能な貯蔵材を収容する水素タンクと、
水を収容する給水タンクと、
前記水素タンクから供給された水素ガスを燃焼させて、前記給水タンクから給水を得る水素ボイラと、を備える水素ボイラシステムの制御装置であって、
前記水素ガスの吸蔵において、前記給水タンクからの水を前記水素タンクに供給し、
前記水素ガスの放出において、前記水素ボイラからの高温流体を前記水素タンクに供給する、
水素ボイラシステムの制御装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記高温流体は、前記水素ボイラが生成する蒸気の少なくとも一部が凝縮することにより生成された凝縮水である、
請求項1に記載の水素ボイラシステムの制御装置。
【請求項3】
前記高温流体は、前記水素ガスの燃焼により発生した排ガスである、
請求項2に記載の水素ボイラシステムの制御装置。
【請求項4】
前記水素ガスの吸蔵において、前記給水タンクから前記水素タンクに供給された水を前記給水タンクに戻す、
請求項1に記載の水素ボイラシステムの制御装置。
【請求項5】
前記水素ガスの放出において、前記水素タンクに供給された高温流体を前記給水タンクに供給する、
請求項2に記載の水素ボイラシステムの制御装置。
【請求項6】
前記水素タンクは、第1水素タンクと、第2水素タンクと、を含み、
前記第1水素タンクの貯蔵材から放出された水素ガスが前記水素ボイラに供給されている場合、前記第2水素タンクの貯蔵材に水素ガスを吸蔵させ、
前記第2水素タンクの貯蔵材から放出された水素ガスが前記水素ボイラに供給されている場合、前記第1水素タンクの貯蔵材に水素ガスを吸蔵させる、
請求項1に記載の水素ボイラシステムの制御装置。
【請求項7】
前記第2水素タンクの貯蔵量が第1閾値以下になり、前記第1水素タンクの貯蔵量が第1閾値を上回っている場合、前記第2水素タンクの貯蔵材に水素ガスを吸蔵させ、
前記第1水素タンクの貯蔵量が第1閾値以下になり、前記第2水素タンクの貯蔵量が第1閾値を上回っている場合、前記第1水素タンクの貯蔵材に水素ガスを吸蔵させる、
請求項6に記載の水素ボイラシステムの制御装置。
【請求項8】
前記第1水素タンクの圧力を検出する第1圧力センサの検出値に基づいて、前記第1水素タンクの貯蔵量を推定し、前記第2水素タンクの圧力を検出する第2圧力センサの検出値に基づいて、前記第2水素タンクの貯蔵量を推定する、
請求項7に記載の水素ボイラシステムの制御装置。
【請求項9】
前記第1水素タンク及び前記第2水素タンクのそれぞれの貯蔵量が第1閾値を上回り、前記水素ボイラにおいて生成された蒸気が収容されるヘッダの圧力を検出するヘッダ圧力センサの検出値が第2閾値を上回った場合、前記第1水素タンク及び前記第2水素タンクに水素ガスを供給する水素製造装置の作動を停止する、
請求項7に記載の水素ボイラシステムの制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、水素ボイラシステムの制御装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
地球温暖化防止の観点から、水素をエネルギーとして利用することが様々な分野で検討されている。特許文献1には、水素燃焼ボイラに係る技術が開示されている。特許文献2には、水素ガスを吸蔵及び放出可能な水素吸蔵合金に係る技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-026921号公報
特開2006-177434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
水素吸蔵合金は、水素ガスを吸蔵するときに発熱する。そのため、水素吸蔵合金に水素ガスを吸蔵させる場合、水素吸蔵合金を冷却する必要がある。水素吸蔵合金から水素ガスを放出させる場合、水素吸蔵合金を加熱する必要がある。水素ボイラシステムに水素吸蔵合金を適用する場合、水素吸蔵合金を冷却及び加熱するための専用装置を設けると、水素ボイラシステムのコストの上昇及びエネルギー消費量の増大を招く。
【0005】
本明細書で開示する技術は、水素ボイラシステムのコストの上昇及びエネルギー消費量の増大を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書は、水素ボイラシステムの制御装置を開示する。水素ボイラシステムは、水素ガスを吸蔵及び放出可能な貯蔵材を収容する水素タンクと、水を収容する給水タンクと、水素タンクから供給された水素ガスを燃焼させて、給水タンクから給水を得る水素ボイラと、を備える。水素ボイラシステムの制御装置は、水素ガスの吸蔵において、給水タンクからの水を水素タンクに供給し、水素ガスの放出において、水素ボイラからの高温流体を水素タンクに供給する。
【発明の効果】
【0007】
本明細書で開示する技術によれば、水素ボイラシステムのコストの上昇及びエネルギー消費量の増大が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る水素ボイラシステムを模式的に示す図である。
図2は、実施形態に係る水素ボイラシステムの一部を示すブロック図である。
図3は、実施形態に係る水素ボイラシステムの動作を説明する図である。
図4は、実施形態に係る水素ボイラシステムの動作を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[水素ボイラシステム]
図1は、実施形態に係る水素ボイラシステム1を模式的に示す図である。図2は、実施形態に係る水素ボイラシステム1の一部を示すブロック図である。
【0010】
図1及び図2に示すように、水素ボイラシステム1は、水素製造装置2と、水素タンク3と、給水タンク4と、水素ボイラ5と、エコノマイザ6と、ヘッダ7と、蒸気使用機器8と、スチームトラップ9と、制御装置10と、第1圧力センサ11と、第2圧力センサ12と、ヘッダ圧力センサ13とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

三浦工業株式会社
ボイラ
8日前
三浦工業株式会社
ボイラ
22日前
三浦工業株式会社
管理装置
7日前
三浦工業株式会社
蒸気発生装置
15日前
三浦工業株式会社
ボイラ、ボイラの制御方法
9日前
三浦工業株式会社
水素ボイラシステムの制御装置
今日
三浦工業株式会社
バーナ及びアンモニア混焼ボイラ
8日前
三浦工業株式会社
エアコンプレッサおよび熱利用システム
2日前
三浦工業株式会社
ボイラ
8日前
三浦工業株式会社
ドレン回収装置
3か月前
株式会社三五
過熱蒸気発生装置
5か月前
三浦工業株式会社
給水装置、および、ボイラ
3か月前
栗田工業株式会社
エコノマイザ及びボイラ
4か月前
三浦工業株式会社
管理装置
7日前
三浦工業株式会社
ボイラ水の水質評価用試料水の調製装置
3か月前
三浦工業株式会社
蒸気発生装置
15日前
三菱重工業株式会社
ボイラプラント及びその運転方法
4か月前
株式会社日本汽罐
ボイラーシステム及びボイラーの稼働方法
3か月前
三菱重工業株式会社
ガスバーナ及びこれを備えたボイラ
3か月前
三菱重工業株式会社
伝熱管の検査装置および方法
2か月前
三浦工業株式会社
水素ボイラシステムの制御装置
今日
三菱重工業株式会社
ボイラ、発電設備、およびボイラの制御方法
5か月前
株式会社ヒラカワ
ボイラからの排ガスの温度制御方法
7日前
株式会社JERA
ボイラ炉内の伝熱管の管壁温度解析方法
3か月前
丸高工業株式会社
加熱装置の制御方法及び加熱装置
1か月前
三菱重工業株式会社
ボイラのシール構造及びボイラのシール構造の補修方法
5か月前
三菱重工パワーインダストリー株式会社
セメントプラント排熱回収システム
3か月前
株式会社東芝
蒸気発生装置
3か月前
株式会社神戸製鋼所
ブローイングアウト設備およびブローイングアウト方法
5か月前
日本特殊陶業株式会社
蒸発器および蒸発器を備えるホットモジュール
2か月前
三菱重工業株式会社
プラント制御装置、プラント制御方法、及び、プラント制御プログラム
2か月前
シェンチェン ウッディー ベイプス テクノロジー カンパニー,リミテッド
アトマイザー
1か月前
JFEエンジニアリング株式会社
過熱装置および過熱装置による過熱蒸気温度の制御方法
7日前
JFEエンジニアリング株式会社
発電設備のボイラ給水ポンプ回転数制御方法及び装置
5か月前
DOWAテクノエンジ株式会社
熱伸縮吸収用エキスパンション構造
1か月前
トクデン株式会社
過熱水蒸気生成装置、及び、過熱水蒸気生成装置に用いられる導体管の製造方法
1か月前
続きを見る