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公開番号2025009458
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023112476
出願日2023-07-07
発明の名称過熱蒸気発生装置
出願人株式会社三五
代理人個人,個人
主分類F22G 3/00 20060101AFI20250110BHJP(蒸気発生)
要約【課題】消費電量が少なく、装置を小型化できる過熱蒸気発生装置を提案する。
【解決手段】ケース2を有し、ケース2の下部に第1加熱部7により水を蒸発させ蒸気を発生させる蒸気発生部11を設け、ケース2内で、かつ、蒸気発生部11の上側に、蒸気発生部11で発生した蒸気を、第2加熱部8により加熱する蒸気加熱部15を設け、蒸気加熱部15内に、その内部の蒸気に、第2加熱部8の熱を伝える伝熱部16を設け、伝熱部は、筒部16aと伝熱フィン16bを有し、伝熱フィン16bを、ケース2の軸方向に、適宜間隔を有して複数設け、伝熱フィン16bと、ケース2の内面との間に空隙18を形成し、伝熱フィン16bに、ケース2の軸方向に貫通する流通孔19a,19bを、複数形成した。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
ケースを有し、該ケースの下部に第1加熱部により水を蒸発させ蒸気を発生させる蒸気発生部を設け、
前記ケース内で、かつ、該蒸気発生部の上側に、蒸気発生部で発生した蒸気を、第2加熱部により加熱する蒸気加熱部を設け、前記ケースの上側に、前記蒸気加熱部で加熱された蒸気を排出する排出口を形成し、
前記蒸気発生部に液体を供給する液体供給部を設け、
前記蒸気加熱部内に、その内部の蒸気に、前記第2加熱部の熱を伝える伝熱部を設け、該伝熱部は、内部に前記第2加熱部を密着篏合された筒部を有し、該筒部から外側に突出する板状の伝熱フィンを、ケースの軸方向に、適宜間隔を有して複数設け、
前記伝熱フィンと、ケースの内面との間に空隙を形成し、
前記伝熱フィンに、ケースの軸方向に貫通する流通孔を、複数形成したことを特徴とする過熱蒸気発生装置。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
各伝熱フィンにおいて、流通孔の総開口面積を、各伝熱フィンの外側端とケースの内面との間の空隙の開口面積より大きくしたことを特徴とする請求項1記載の過熱蒸気発生装置。
【請求項3】
伝熱フィン間の間隔を、下側から上側に向かう程、広くしたことを特徴とする請求項1又は2記載の過熱蒸気発生装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、過熱蒸気発生装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
水などの液体を加熱することで蒸気を発生させ、この蒸気を所定の温度まで加熱させて過熱水蒸気を得る蒸気過熱装置が、工業的に用いられている。
【0003】
近年、過熱水蒸気による加湿能力の高さが注目され、室内の加湿器としても用いられている。
【0004】
この過熱蒸気発生装置として、蒸気発生用ヒーターと蒸気加熱用ヒーターの2つのセラミックヒーターを、縦に同軸上に配置し、蒸気発生用ヒーターにより水を加熱し水蒸気を発生させ、発生した水蒸気を蒸気加熱用ヒーターにより更に加熱して過熱水蒸気を得ることが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第7153902号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記特許文献1記載の過熱蒸気発生装置は、蒸気加熱用ヒーターが縦方向に配置され、この蒸気加熱用ヒーターの表面に沿って上昇する水蒸気へ直接、熱を伝達させる構造であるため、水蒸気と蒸気加熱用ヒーターとの接触面積が少なく、水蒸気に熱を十分に伝達させることができず、所望の過熱水蒸気量を得ることが出来ないという問題点がある。
【0007】
特に、蒸気発生用ヒーターにおいて発生する熱量が少ない場合には、上記の流れが層流となり、ヒーター表面と上昇上記との間にできる境界層により、熱伝熱が阻害されてしまうという問題点がある。
【0008】
そのため、上記従来の過熱蒸気発生装置においては、ヒーター出力やヒーター表面積を増加させる必要が生じ、電力量の増加や、装置全体の大型化を招いてしまう恐れがある。
【0009】
そこで、本発明は、消費電量が少なく、装置を小型化できる過熱蒸気発生装置を提供すことを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記の課題を解決するために、本発明は、ケースを有し、該ケースの下部に第1加熱部により水を蒸発させ蒸気を発生させる蒸気発生部を設け、
前記ケース内で、かつ、該蒸気発生部の上側に、蒸気発生部で発生した蒸気を、第2加熱部により加熱する蒸気加熱部を設け、前記ケースの上側に、前記蒸気加熱部で加熱された蒸気を排出する排出口を形成し、
前記蒸気発生部に液体を供給する液体供給部を設け、
前記蒸気加熱部内に、その内部の蒸気に、前記第2加熱部の熱を伝える伝熱部を設け、該伝熱部は、内部に前記第2加熱部を密着篏合された筒部を有し、該筒部から外側に突出する板状の伝熱フィンを、ケースの軸方向に、適宜間隔を有して複数設け、
前記伝熱フィンと、ケースの内面との間に空隙を形成し、
前記伝熱フィンに、ケースの軸方向に貫通する流通孔を、複数形成したことを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)

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