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公開番号2025099262
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215784
出願日2023-12-21
発明の名称導光体、照明装置、及び画像読取装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H04N 1/04 20060101AFI20250626BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 微細形状を有する長尺な導光体の転写を向上することで、光沢原稿による離散した光源像の明暗の縞を低減することができる照明装置、及びそれを備えた画像読取装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係る照明装置は、複数の光源が主走査方向に配列されて、隣接する光源ピッチは主走査中央部が他の領域より広く、光源からの光を被照射面に導く長尺な導光体を備え、導光体は、射出成形において樹脂材料の流入口となるゲートが少なくとも主走査の両端部にあり、光源からの光が入射する入射面と、入射面からの光が被照射面に向かって照射する微細形状を有する出射面を有しており、主走査両端ゲートの中間部にゲートを有し、主走査端部のゲートと中間部のゲートの間に突出部を有することを特徴とする。
【選択図】 図6a
特許請求の範囲【請求項1】
複数の光源が主走査方向に配列されて、
隣接する光源ピッチは主走査中央部が他の領域より広く、
光源からの光を被照射面に導く長尺な導光体を備え、
導光体は、射出成形において樹脂材料の流入口となるゲートが少なくとも主走査の両端部にあり、
光源からの光が入射する入射面と、入射面からの光が被照射面に向かって照射する微細形状を有する出射面を有しており、
主走査両端ゲートの中間部にゲートを有し、
主走査端部のゲートと中間部のゲートの間に突出部を有することを特徴とする照明装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
導光体は、互いに対向して光源からの光を反射面に導く第1導光面及び第2導光面と、
第2導光面に対して折れ曲がるように傾斜して出射面に導く反射面と、
前記反射面に対向して第1導光面と出射面を接続する接続面を有しており、
突出部は接続面に設けることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
微細形状の主走査方向の幅をA、高さをBとするとき、微細形状のアスペクト比は、少なくとも主走査方向の一部において
0.25 < B/A < 1.00
を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
【請求項4】
微細形状の主走査方向の幅をA、主走査中央部の光源と光源の間隔をCとするとき、
50 < C/A < 500
を満たすことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項5】
主走査端部のゲートと中間部のゲートの長さをD、突出部の主走査方向の長さをEとするとき、
0.05 < E/D < 0.35
を満たすことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項6】
主走査中間部のゲートは、導光体入射面近傍のうち隣接する光源と光源の間に設けることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項7】
主走査中間部のゲートは、導光体接続面に設けることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項8】
突出部は、主走査端部のゲートと中間部のゲートの中心より主走査端部側に位置することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれか1項に記載の照明装置と、被照射面からの光を受光する受光部と、被照射面からの光を受光部に導く結像部とを備えることを特徴とする画像読取装置。
【請求項10】
請求項9に記載の画像読取装置と、原稿の画像に基づいて感光面に画像を形成する画像形成部とを有することを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、導光体を備えた照明装置に関し、例えば、イメージスキャナー、複写機、ファクシミリなどの画像読取装置及び画像形成装置に好適なものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、線順次に画像を読み取る画像読取装置は、照明装置によってライン状に照明された原稿面の読取領域を結像光学系により所定の倍率でラインセンサなどの読取手段に結像させ、画像を読み取るものである。
【0003】
また、画像読取装置における照明装置の光源としては、近年は、発光ダイオード(Light Emitting Diode、以下LED)を使うものが知らせている。LEDを使った照明装置では、読取ライン方向(以下、主走査方向)に細長い被照明領域を形成するために、光源として主走査方向にLEDを多数配列したLEDアレイを用いる。照明装置は、透光性部材から成る導光体で各LEDからの光を効率良く原稿面の被照明領域に導光する構成が知らせている。LEDアレイを用いる照明装置では、原稿面の被照明領域において、LEDのピッチによる照度ムラが生じ、読み取った画像データに応じて画像形成した場合に照度ムラが原因となる画像濃度ムラが発生する。
【0004】
そこで、LEDアレイを用いた照明装置において、照度ムラの発生を抑制するために、例えば特許文献1に記載されている導光体を用いれば、導光体の出射面に微細形状を施して光を拡散させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-65634号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の構成において、本などの見開きの厚手の原稿を読み取るときに、主走査方向と直交する副走査方向において、原稿の中央部がカール(湾曲)して浮いた状態になりやすい。光沢性を持つ原稿(光沢原稿)の場合、湾曲した部分で表面反射(正反射)した光に起因する離散した光源像(各LEDの鏡像)が明暗の縞として写りこむ現象が発生してしまう。光源像の写りこみによる明暗の縞は、導光体の出射面の微細形状の光の拡散性が弱まると、明暗の縞が強く発生してしまう。
【0007】
射出成形においてゲートから離れるに従って圧力が弱まり、転写が不足する。微細形状を有する長尺な導光体の場合、1点ゲートだと長手(主走査)全域の微細形状の転写が懸念されるため、両端部にゲートを設けるのが一般的である。ただし、光の拡散性を強めるためにアスペクト比を大きくした微細形状の場合、主走査両端部の2点ゲートでは、ゲートから離れた主走査中央部で微細形状の転写が不足しやすい。主走査方向に複数光源を配列する画像読取装置における照明装置の場合、縮小光学系のコサイン4乗則による端部光量落ちを補うために、主走査端部の光源のピッチに対して、主走査中央部の光源のピッチは大きくして配列するのが一般的である。そのため、主走査中央部の転写が不足すると、微細形状による拡散性が弱まり、光沢原稿において主走査中央部の光源像の写りこみによる明暗の縞が強くなってしまう。
【0008】
また、2つのゲートの中間部はウェルドが発生する。ウェルドが発生すると、ウェルド部分の導光体の出射面の微細形状の転写が不足する。微細形状の転写が不足すると、微細形状による拡散性が弱まり、光沢原稿においてウェルド部分の光源像の写りこみによる明暗の縞が強くなってしまう。
【0009】
そこで、本発明の目的は、微細形状を有する長尺な導光体の転写を向上することで、光沢原稿による離散した光源像の明暗の縞を低減することができる照明装置、及びそれを備えた画像読取装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明に係る照明装置は、複数の光源が主走査方向に配列されて、隣接する光源ピッチは主走査中央部が他の領域より広く、光源からの光を被照射面に導く長尺な導光体を備え、導光体は、射出成形において樹脂材料の流入口となるゲートが少なくとも主走査の両端部にあり、光源からの光が入射する入射面と、入射面からの光が被照射面に向かって照射する微細形状を有する出射面を有しており、主走査両端ゲートの中間部にゲートを有し、主走査端部のゲートと中間部のゲートの間に突出部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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