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公開番号
2025099830
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023216780
出願日
2023-12-22
発明の名称
車両
出願人
マツダ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60K
11/04 20060101AFI20250626BHJP(車両一般)
要約
【課題】走行風の乱れ発生を抑制して走行抵抗を低減させつつ、異物を除去することができる車両を提供する。
【解決手段】本発明による車両1は、車両前方に設けられた熱交換器4と、熱交換器よりも車両前方側に設けられ、走行風を車両後方側へ導入するための開口部16と、この開口部16よりも車両下方側に設けられ、異物を車両外へと放出して除去するための異物除去開口部22とを備え、異物除去開口部には、異物除去開口部を開閉可能な開閉弁24が設けられ、開口部16にはグリルシャッタ20が設けられ、グリルシャッタ20と開閉弁24は、それらが同期して作動可能となるよう連結部材42で連結され、グリルシャッタ20と開閉弁24の開閉を行なわせるためのアクチュエータ32を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両前方に設けられた熱交換器と、
上記熱交換器よりも車両前方側に設けられ、走行風を車両後方側へ導入するための第1開口部と、
上記第1開口部よりも車両下方側に設けられ、異物を車両外へと放出して除去するための第2開口部と、を備えた、車両であって、
上記第2開口部には、該第2開口部を開閉可能な第2開口開閉装置が設けられている、ことを特徴とする車両。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
上記第1開口部を形成するフレーム部材を備え、
上記第2開口部は、上記フレーム部材の下方部分に形成され、
上記フレーム部材の下方部分には、正面視で上記第2開口部に向けて車両下方に傾斜した傾斜部が形成されている、請求項1に記載の車両。
【請求項3】
上記第2開口部と上記第2開口開閉装置は異物除去装置を構成し、
上記異物除去装置は、正面視で、上記フレーム部材の下方部分の中央部に設けられている、請求項2に記載の車両。
【請求項4】
上記第1開口部には、該第1開口部を開閉可能な第1開口開閉装置が設けられ、
上記第1開口開閉装置と上記第2開口開閉装置は、それらが同期して作動可能となるよう連結部材で連結されている、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両。
【請求項5】
上記第1開口部は、上記熱交換器の前面側に設けられ、走行風を上記熱交換器へ導入するグリル開口部であり、
上記第1開口開閉装置は、上記グリル開口部を開閉するグリルシャッタを備えるグリルシャッタ装置であり、
上記グリルシャッタ装置には、上記グリルシャッタを開閉するためのアクチュエータが接続され、
上記第2開口開閉装置は、上記第2開口部を開閉するための開閉弁を備え、
上記連結部材は、上記アクチュエータにより上記グリルシャッタを閉としたとき、そのグリルシャッタの閉動作に伴い上記開閉弁を閉動作させるよう、上記グリルシャッタと上記開閉弁とを連結する部材である、請求項4に記載の車両。
【請求項6】
さらに、上記第1開口部を開閉可能な第1開口開閉装置と、
上記第1開口開閉装置による上記第1開口部の開閉および上記第2開口開閉装置による上記第2開口部の開閉を行なわせるためのアクチュエータと、
上記車両の速度を検出する車速センサと、
上記車速センサの値に応じて上記アクチュエータを制御する制御装置と、を備え、
上記制御装置は、上記車速センサの値が所定値以上であるときに、上記第1開口部開閉装置と上記第2開口開閉装置を共に閉動作させ、上記車速センサの値が上記所定値未満であるときに、上記第1開口開閉装置と上記第2開口開閉装置を共に開動作させるように、上記アクチュエータを制御する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両。
【請求項7】
さらに、上記第1開口開閉装置と上記第2開口開閉装置を同期して作動可能にするよう上記第1開口開閉装置と上記第2開口開閉装置を連結する連結部材を備え、
上記アクチュエータは、上記第1開口開閉装置を駆動し、
上記第2開口開閉装置は、上記連結部材により、上記アクチュエータによる上記第1開口開閉装置の駆動に伴い同期して作動する、請求項6に記載の車両。
【請求項8】
上記第1開口部は、上記熱交換器の前面側に設けられ、走行風を上記熱交換器へ導入するグリル開口部であり、
上記第1開口開閉装置は、上記グリル開口部を開閉するグリルシャッタを備えるグリルシャッタ装置であり、
上記アクチュエータは、上記グリルシャッタ装置の上記グリルシャッタを駆動して開閉させるアクチュエータであり、
上記第2開口開閉装置は、上記グリルシャッタの開閉に連動して作動し、上記グリルシャッタが閉に駆動されるときに閉となり、上記グリルシャッタが開に駆動されるときに開となるよう構成されている、請求項6に記載の車両。
【請求項9】
上記第2開口開閉装置は、上記第2開口部を開閉するための開閉弁を備え、
上記車両は、さらに、上記アクチュエータにより上記グリルシャッタを閉としたとき、そのグリルシャッタの開閉動作に同期して上記開閉弁を開閉動作させるよう、上記グリルシャッタと上記開閉弁とを連結する連結部材を備える、請求項8に記載の車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に係り、特に、車両前方に設けられた熱交換器と、この熱交換器よりも車両前方側に設けられ、走行風を車両後方側へ導入可能な第1開口部と、この第1開口部よりも車両下方側に設けられ、異物を車両外へと放出して除去するための第2開口部とを備えた車両に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両前方に設けられたいわゆるラジエータには、車両前方のフロントグリルやロアダクト等を介して導入した走行風のラジエータへの流入風量をコントロールするいわゆるグリルシャッタが設けられる。ここで、特許文献1には、グリルシャッタに流入した、走行風以外の雨水や小石などの異物を除去するための排水用凹部および水抜き孔(異物除去孔)が設けられた車両が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-198507号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の車両では、異物除去孔は常時開放されているので、雨水や小石が流入しない場合であっても、常時、走行風が流入する。このような構造では、走行風が異物除去孔を通過する際、乱流が発生するなどして走行風が乱れてしまい、車両の空気抵抗が増大してしまう。このような車両の空気抵抗の増大は、車両抵抗のさらなる低減が求められる車両全般で問題となる。特に、近年では、重量物であるバッテリを搭載する車両(特に電気自動車)において航続距離をより伸ばしたい、という要望に応える際に、より重大な課題となっている。
【0005】
そこで、本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、走行風の乱れ発生を抑制して走行抵抗を低減させつつ、異物を除去することができる車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明は、車両前方に設けられた熱交換器と、熱交換器よりも車両前方側に設けられ、走行風を車両後方側へ導入するための第1開口部と、第1開口部よりも車両下方側に設けられ、異物を車両外へと放出して除去するための第2開口部と、を備えた、車両であって、第2開口部には、第2開口部を開閉可能な第2開口開閉装置が設けられている、ことを特徴としている。
【0007】
このように構成された本発明によれば、熱交換器よりも車両前方側かつ第1開口部よりも車両下方側に、異物を車両外へと放出して除去するための第2開口部が設けられ、この第2開口部を開閉可能な装置が設けられるので、走行抵抗(特に空気抵抗)の度合いに応じて第2開口部を開閉させることによって、走行風の乱れ発生を抑制して走行抵抗を低減させつつ、異物を除去することができる。すなわち、第2開口部に流入した走行風の流れの乱れ分、走行抵抗が低下する恐れがあるが、たとえば、走行抵抗が大きい場合(たとえば車速大)に第2開口部を閉として走行抵抗を低減することができる。一方、走行抵抗が小さい場合(たとえば車速小)に第2開口部を開とすることで侵入した異物を除去することができる。
【0008】
本発明において、好ましくは、第1開口部を形成するフレーム部材を備え、第2開口部は、フレーム部材の下方部分に形成され、フレーム部材の下方部分には、正面視で第2開口部に向けて車両下方に傾斜した傾斜部が形成されている。
このように構成された本発明によれば、フレーム部材の下方部分には、第2開口部に向けて車両下方に傾斜した傾斜部が形成されているので、異物が第2開口部に集まりやすくなり、これにより、より効果的に、たとえば車両前方から侵入した異物を除去することができる。
【0009】
本発明において、好ましくは、第2開口部と第2開口開閉装置は異物除去装置を構成し、異物除去装置は、正面視で、フレーム部材の下方部分の中央部に設けられている。
このように構成された本発明によれば、異物除去装置である第2開口部および第2開口開閉装置が、フレーム部材の下方部分の中央部に設けられているので、異物除去装置を左右対称位置に設けて、より効果的に異物を除去することができる。
【0010】
本発明において、好ましくは、第1開口部には、第1開口部を開閉可能な第1開口開閉装置が設けられ、第1開口開閉装置と第2開口開閉装置は、それらが同期して作動可能となるよう連結部材で連結されている。
このように構成された本発明によれば、連結部材により、第1開口開閉装置と第2開口開閉装置を同期して作動させることができるので、作動遅れに起因する走行抵抗の悪化を防止できる。すなわち、第1開口開閉装置の作動により第1開口部を閉として、熱交換器に流入する走行風に起因する走行抵抗(空気抵抗)を低減しようとしたとき、連結部材の作用により、第2開口開閉装置を同時に作動させて、第2開口部を同時に閉として、第2開口部に流入する走行風に起因する走行抵抗(空気抵抗)を低減することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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