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公開番号2025100040
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217122
出願日2023-12-22
発明の名称クリーニング装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/02 20060101AFI20250626BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】回転体に付着する汚れを均一かつ効率よく除去し、長期にわたって縦黒スジを主とする異常画像の発生を抑制可能なクリーニング装置を提供する。
【解決手段】回転体22aの表面に当接して回転体22aの表面を清掃するクリーニング手段22bを有するクリーニング装置であって、クリーニング手段22bがローラ部材であり、回転体22aの表面に当接する発泡体層224を備え、発泡体層224表面のオイラーベルト法で測定した静止摩擦係数が0.5以上であることを特徴とするクリーニング装置。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
回転体の表面に当接して前記回転体の表面を清掃するクリーニング手段を有するクリーニング装置であって、
前記クリーニング手段はローラ部材であり、前記回転体の表面に当接する発泡体層を備え、前記発泡体層表面のオイラーベルト法で測定した静止摩擦係数が0.5以上であることを特徴とするクリーニング装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記発泡体層を構成する発泡体が複数のセルを含み、前記セルの数が50~100個/inchであることを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
【請求項3】
前記発泡体層を構成する発泡体の硬度が、100~500Nであることを特徴とする請求項1または2に記載のクリーニング装置。
【請求項4】
前記発泡体層を構成する発泡体が、発泡ポリウレタンであることを特徴とする請求項3に記載のクリーニング装置。
【請求項5】
前記発泡体が、連続気泡型のセルを有することを特徴とする請求項4に記載のクリーニング装置。
【請求項6】
前記回転体が帯電部材であり、
前記帯電部材は、硬質樹脂部材からなる導電性部材と、前記導電性部材を回転可能に支持する導電性支持部材からなる帯電ローラであることを特徴とする請求項1または2に記載のクリーニング装置。
【請求項7】
前記発泡体層表面のオイラーベルト法で測定した静止摩擦係数が0.5以上0.79以下であることを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
【請求項8】
潜像を担持する潜像担持体と、
回転体からなる帯電部材によって前記潜像担持体表面を帯電する帯電手段と、
前記帯電部材の表面に当接して前記帯電部材の表面を清掃するクリーニング手段を有するクリーニング装置と、を少なくとも備える画像形成装置において、
前記クリーニング手段がローラ部材であり、前記ローラ部材は、前記回転体の表面に当接する発泡体層を備え、
前記発泡体層表面のオイラーベルト法で測定した静止摩擦係数が0.5以上であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項9】
潜像を形成する像担持体と、
回転体からなる帯電部材によって前記像担持体表面を帯電する帯電手段と、
前記帯電部材の表面に当接して前記帯電部材の表面を清掃するクリーニング手段を有するクリーニング装置と、を少なくとも備え、画像形成装置本体に対して着脱自在であるプロセスカートリッジにおいて、
前記クリーニング手段がローラ部材であり、前記ローラ部材は、前記回転体の表面に当接する発泡体層を備え、
前記発泡体層表面のオイラーベルト法で測定した静止摩擦係数が0.5以上であることを特徴とするプロセスカートリッジ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クリーニング装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置では、像担持体である感光体表面を帯電させ、帯電した感光体表面を露光して静電潜像を形成し、この静電潜像にトナーを供給し、トナー像を形成させる。感光体上に形成されたトナー像は記録紙等に転写され、熱と圧力を受けて記録紙等の上に定着される。トナー像転写後の感光体表面には、転写されずに残留するトナーがあるため、次の帯電工程に入る前に、クリーニングブレード等によって感光体表面がクリーニングされる。しかしながら、トナー像転写後の感光体表面に残留する転写残トナーがクリーニング工程において、完全に除去されず、帯電ローラと近接又は接触する領域に達すると、これらの転写残トナーが帯電ローラや転写ベルト等に付着してしまうという問題がある。
【0003】
近年、画像の高画質、高精細化の需要が高まり、現像工程においては、小粒径化、球形化されたトナーが使用されるようになってきている。このようなトナーを用いることで、静電潜像に緻密にトナーを付着させようというものである。しかしながら、このような小粒径化、球形化されたトナーは、クリーニング工程において、クリーニングブレードをすり抜けやすく、クリーニング不良が生じやすくなる。
【0004】
一方、像担持体表面にステアリン酸亜鉛などの潤滑剤を塗布することによって、その表面の摩擦係数を下げ、像担持体表面と、これに当接する部材との間に作用する摩擦力を軽減することでクリーニング性を向上させる試みも多くなされている。しかしながら、十分に成膜しきれなかった潤滑剤の粉が存在すると、それらがクリーニングブレードをすり抜けて、トナーと同様に帯電ローラ等に付着してしまうという問題がある。
【0005】
トナーや潤滑剤が帯電ローラに付着した場合、帯電ローラ表面の抵抗が局所的に上昇することで帯電ローラの帯電能力が軸方向の一部で低下し、像担持体の均一な帯電が行えなくなるという問題がある。これにより、特に低温低湿環境下では画像の縦黒スジ(異常画像)が現れやすくなるという課題がある。
【0006】
これに対し、帯電ローラのクリーニング手段としては、樹脂発泡体を設けたクリーニングローラが提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特許文献1では、密度5~15kg/m

、引っ張り強度1.7±0.5kg/cm

の連続気泡構造を有する樹脂発泡体(例えば、メラミン樹脂発泡体)からなるクリーニングローラが開示されている。
特許文献2では、発泡ウレタンスポンジで構成された螺旋状クリーニング部材とコロを有し、コロの周速度と螺旋状クリーニング部材の外周の周速度との速度差によりクリーニングを行うクリーニングローラが開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
外周に発泡体を使用したクリーニング部材では、クリーニング対象の回転体に対して軸方向で同じ部分が当接し続けることにより、その部分にだけ汚れが蓄積しやすい状態となることがある。
【0008】
帯電ローラや転写ベルト等の回転体への異物付着に起因する異常画像の発生は、異物の付着量が局所的に大きく異なることで抵抗ムラが発生してしまうことが根本的な原因である。これを抑制するには、回転体の異物を効率よく除去して異物の蓄積を防止すると同時に、異物を均一に除去することが重要となる。
【0009】
そこで本発明は、回転体に付着する汚れを均一かつ効率よく除去し、長期にわたって縦黒スジを主とする異常画像の発生を抑制可能なクリーニング装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明のクリーニング装置は、回転体の表面に当接して前記回転体の表面を清掃するクリーニング手段を有するクリーニング装置であって、前記クリーニング手段はローラ部材であり、前記回転体の表面に当接する発泡体層を備え、前記発泡体層表面のオイラーベルト法で測定した静止摩擦係数が0.5以上であることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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