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公開番号
2025099866
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023216827
出願日
2023-12-22
発明の名称
後処理装置、及び、画像形成システム
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B65H
37/04 20060101AFI20250626BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】装置を大型化、高コスト化しにくくする。
【解決手段】複数枚のシートPが重ねられてなるシート束PTに対して剪断が生じない範囲で剪断力を作用させてシート間の隙間を形成する隙間形成装置50(隙間形成手段)が設けられている。また、隙間形成装置50によって隙間が形成されたシート束PTの角部PTx(部分)に液体を含侵させる液体噴射ノズル46及び液体貯留タンク45(液体含侵手段)が設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
複数枚のシートが重ねられてなるシート束に対して剪断が生じない範囲で剪断力を作用させてシート間の隙間を形成する隙間形成手段と、
前記隙間形成手段によって前記隙間が形成された前記シート束の部分に液体を含侵させる液体含侵手段と、
を備えたことを特徴とする後処理装置。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記液体含侵手段によって液体が含侵された前記シート束の部分に綴じ処理を施す綴じ手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
【請求項3】
前記綴じ手段は、綴じ具によってシート束に対して針を用いることなく綴じ処理をおこなうことを特徴とする請求項2に記載の後処理装置。
【請求項4】
前記液体含侵手段によって前記シート束の部分に液体を含侵させてから、前記綴じ手段によって前記シート束の部分に綴じ処理を施すまでの時間を調整可能に構成したことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の後処理装置。
【請求項5】
前記隙間形成手段は、前記シート束の角部に前記剪断力を作用させ、
前記綴じ手段は、前記角部において前記剪断力が作用される部分よりも外側の部分に綴じ処理を施すように構成されたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の後処理装置。
【請求項6】
前記隙間形成手段は、前記角部に前記剪断力を作用させることにより前記角部に折り目を形成するように構成されたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の後処理装置。
【請求項7】
前記折り目は、前記綴じ手段によって前記角部に形成された綴じ処理部に対して略平行に形成されることを特徴とする請求項6に記載の後処理装置。
【請求項8】
前記隙間形成手段は、前記綴じ手段による前記シート束に対する綴じ処理がおこなわれるときに、前記シート束を押止可能に構成されたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の後処理装置。
【請求項9】
前記隙間形成手段と前記液体含侵手段と前記綴じ手段とは、前記シート束を手差しした状態で処理可能な手差し処理部に設置されたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の後処理装置。
【請求項10】
前記隙間形成手段によって前記シート束に前記隙間を形成してから、前記液体含侵手段によって前記シート束の部分に液体を含侵させるまでの時間を調整可能に構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の後処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、シートに後処理を施す後処理装置と、その後処理装置と画像形成装置とを備えた画像形成システムと、に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、シート束に対して綴じ処理などの後処理をおこなう後処理装置において、シート束に対してシート間の隙間を形成した後に、その隙間が形成された部分に水などの液体を含侵させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、特許文献1に開示された後処理装置は、シート束の角部に歯車状の部材を挿入したり、シート束の角部に向けてエア噴射したりして、シート間の隙間を形成して、その隙間が形成された部分に液体を噴射している。そして、液体が噴射されたシート束の部分に綴じ処理をおこなっている。
【0003】
一方、特許文献2には、針を用いない綴じ具によって、シート束に針なしの綴じ処理を施す技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の後処理装置は、シート束の角部に歯車状の部材を挿入する機構や、シート束の角部に向けてエア噴射する機構を設置しているため、装置が大型化、高コスト化してしまっていた。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、装置が大型化、高コスト化しにくい、後処理装置、及び、画像形成システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明における後処理装置は、複数枚のシートが重ねられてなるシート束に対して剪断が生じない範囲で剪断力を作用させてシート間の隙間を形成する隙間形成手段と、前記隙間形成手段によって前記隙間が形成された前記シート束の部分に液体を含侵させる液体含侵手段と、を備えたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、装置が大型化、高コスト化しにくい、後処理装置、及び、画像形成システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成システムを示す全体構成図である。
図1の画像形成システムにおける後処理装置を示す構成図である。
後処理装置を示す上面図である。
後処理装置における針無し綴じ機構を示す構成図である。
針無し綴じ装置の綴じ具を示す拡大図である。
針無し綴じ機構(後処理装置)の動作を示す図である。
隙間形成装置を示す図である。
シート束における綴じ処理部と隙間形成装置との位置関係を示す図である。
シート束における綴じ処理部と折り目との位置関係を示す図である。
駆動機構によって凸状押え部材が下方に移動する動作を示す図である。
別形態の駆動機構によって凸状押え部材が下方に移動する動作を示す図である。
針無し綴じ機構(後処理装置)の制御を示すフローチャートである。
画像形成システムの制御系を示すブロック図である。
変形例1としての、針無し綴じ機構(後処理装置)を示す図である。
変形例2としての、針無し綴じ機構(後処理装置)の動作を示す図である。
変形例3としての、針無し綴じ機構(後処理装置)の動作を示す図である。
図16の針無綴じ機構における隙間形成装置を示す図である。
変形例4としての、画像形成システムを示す全体構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
図1にて、本実施の形態における画像形成システム300について説明する。
図1に示すように、本実施の形態における画像形成システム300は、画像形成装置100の胴内空間W(原稿読込装置102と作像部115との間に設けられた空間である。)に、綴じ処理機能を備えた後処理装置1(シート処理装置)が着脱可能に設置されている。胴内空間Wは、画像形成装置100から排出されたシートP(印刷後のシートPである。)を排出可能な空間であって、その排出されたシートPを取り出し可能な空間でもある。すなわち、後処理装置1が設置されていない状態において、胴内空間Wは、画像形成装置100から排出されたシートPがスタックされる空間(排出部)として機能することになる。
画像形成システム300において、画像形成装置100は、後処理装置1以外の部分であって、主として、作像部115、本体給送トレイ112、定着部120、原稿搬送装置110、原稿読込装置102、などで構成されている。画像形成装置100(画像形成システム300)の外装部には、画像形成システム300における種々の情報を表示したり種々の指令を入力したりするための操作表示パネル149(操作表示部)が設置されている。
図1~図4を参照して、後処理装置1には、針有り綴じ装置30、内部トレイ20、排出ローラ対15、排出トレイ13、複数の搬送ローラ対11~13、綴じ手段としての針無し綴じ装置40、などが設置されている。
ここで、後処理装置1は、画像形成装置100に対して搬送方向(シートPの搬送方向である。)の下流側に配置されている。後処理装置1は、画像形成装置100から排出された印刷後の複数枚のシートPに対して綴じ処理(針有り綴じ処理)を施したり、手差しでセットされたシート束PTに対して綴じ処理(針無し綴じ処理)を施したりするための装置であるが、これについては後で詳しく説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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