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公開番号2025100557
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2025045581,2024003947
出願日2025-03-19,2020-09-07
発明の名称重み付き予測のための高レベルシグナリングの方法および装置
出願人ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
代理人個人,個人
主分類H04N 19/70 20140101AFI20250626BHJP(電気通信技術)
要約【課題】重み付き予測のための高レベルシグナリングの方法および装置を提供する。
【解決手段】本発明はエンコード方法を提供し、方法は、コーディングされるべきシンタックス要素を決定するステップであって、シンタックス要素が、参照ピクチャリスト構造および少なくとも1つの高レベルシンタックス(HLS)重み付き予測パラメータを含む、ステップと、少なくとも1つのHLS重み付き予測パラメータをコーディングするステップと、少なくとも1つのHLS重み付き予測パラメータのコーディングに続いて参照ピクチャリスト構造をコーディングするステップとを備える。シンタックス要素は、参照ピクチャリスト構造をコーディングすることが少なくとも1つのHLS重み付き予測パラメータの値に基づくことができるように再順序付けされる。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
エンコード方法であって、
- コーディングされるべきシンタックス要素を決定するステップであって、前記シンタックス要素が、参照ピクチャリスト構造および少なくとも1つの高レベルシンタックス(HLS)重み付き予測パラメータを含む、ステップと、
- 前記少なくとも1つのHLS重み付き予測パラメータをコーディングするステップと、
- 前記少なくとも1つのHLS重み付き予測パラメータの前記コーディングに続いて前記参照ピクチャリスト構造をコーディングするステップと
を備える方法。
続きを表示(約 2,600 文字)【請求項2】
前記参照ピクチャリスト構造から導出される参照ピクチャリストが、同じピクチャ順序カウント(POC)パラメータを有する参照ピクチャを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つのHLS重み付き予測パラメータが、重み付き単予測のためのシーケンスパラメータセットフラグを備える、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記少なくとも1つのHLS重み付き予測パラメータが、重み付き双予測のためのシーケンスパラメータセットフラグを備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記参照ピクチャリスト構造の前記コーディングが、前記参照ピクチャリスト構造の少なくとも一部の前記2値化に対する制限を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記参照ピクチャリスト構造の少なくとも一部の前記2値化に対する前記制限が、
重み付き単予測のための前記シーケンスパラメータセットフラグが0に設定されるとき、前記参照ピクチャリストの要素についての修正されたデルタPOC値をコーディングすることを備え、前記修正されたデルタPOC値(abs_delta_poc_st)が、コーディングプロセスにおいて使用されているデルタPOC値(AbsDeltaPocSt)よりも小さい、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記2値化に対する前記制限が、
(i)前記少なくとも1つのHLS重み付き予測パラメータが重み付き双予測のための前記シーケンスパラメータセットフラグを含み、かつ重み付き双予測のための前記シーケンスパラメータセットフラグが0に設定されるとき、前記参照ピクチャリスト構造から導出される前記参照ピクチャリストの要素についての修正されたデルタPOC値をコーディングすることであって、前記修正されたデルタPOC値(abs_delta_poc_st)が、コーディングプロセスにおいて使用されているデルタPOC値(AbsDeltaPocSt)よりも小さい、前記コーディングすること、
または
(ii)前記少なくとも1つのHLS重み付き予測パラメータが、重み付き双予測のための前記シーケンスパラメータセットフラグおよび重み付き単予測のための前記シーケンスパラメータセットフラグを含み、かつ重み付き双予測のための前記シーケンスパラメータセットフラグおよび重み付き単予測のための前記シーケンスパラメータセットフラグのうちの少なくとも1つが0に設定されるとき、前記参照ピクチャリスト構造から導出される前記参照ピクチャリストの要素についての修正されたデルタPOC値をコーディングすることであって、前記修正されたデルタPOC値(abs_delta_poc_st)が、コーディングプロセスにおいて使用されているデルタPOC値(AbsDeltaPocSt)よりも小さい、前記コーディングすること、
または
(iii)前記少なくとも1つのHLS重み付き予測パラメータが、重み付き双予測のための前記シーケンスパラメータセットフラグおよび重み付き単予測のための前記シーケンスパラメータセットフラグを含み、かつ重み付き双予測のための前記シーケンスパラメータセットフラグと重み付き単予測のための前記シーケンスパラメータセットフラグの両方が0に設定されるとき、前記参照ピクチャリスト構造から導出される前記参照ピクチャリストの要素についての修正されたデルタPOC値をコーディングすることであって、前記修正されたデルタPOC値(abs_delta_poc_st)が、コーディングプロセスにおいて使用されているデルタPOC値(AbsDeltaPocSt)よりも小さい、前記コーディングすること
を備える、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記修正されたデルタPOC値が、コーディングプロセスにおいて使用されている前記デルタPOC値よりも1だけ小さい、請求項6または7に記載の方法。
【請求項9】
エンコード方法であって、
- コーディングされるべきシンタックス要素を決定するステップであって、前記シンタックス要素が、参照ピクチャリスト構造および少なくとも1つの高レベルシンタックス(HLS)重み付き予測パラメータを含み、前記参照ピクチャリスト構造から導出される参照ピクチャリストが、同じピクチャ順序カウント(POC)パラメータを有する参照ピクチャを備える、ステップと、
コーディング順序で後の位置を有するシンタックス要素の2値化に対する制限を伴って前記コーディング順序で前記決定されたシンタックス要素をコーディングするステップと
を備え、
前記少なくとも1つのHLS重み付き予測パラメータが前記コーディング順序で前記参照ピクチャリスト構造の後にコーディングされるとき、シンタックス要素の前記2値化に対する前記制限が、
前記参照ピクチャリストが、0に等しいデルタPOC値を有する少なくとも1つの要素を有するときのみ、前記少なくとも1つのHLS重み付き予測パラメータをコーディングすることを含む、エンコード方法。
【請求項10】
デコーダによるデコード方法であって、
ビットストリームを受信するステップと、
前記ビットストリームをデコードしてシンタックス要素を取得するステップであって、前記シンタックス要素が、参照ピクチャリスト構造および少なくとも1つの高レベルシンタックス(HLS)重み付き予測パラメータを備え、前記シンタックス要素の中で、前記少なくとも1つのHLS重み付き予測パラメータが前記参照ピクチャリスト構造より前にデコードされる、ステップと、
前記取得されたシンタックス要素に基づいて予測を実行して予測ブロックを取得するステップと、
前記予測ブロックに基づいて、再構成されたブロックを再構成するステップと、
前記再構成されたブロックに基づいて、デコードされたピクチャを取得するステップと
を備える、デコード方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
この特許出願は、2019年9月6日に出願された国際特許出願第PCT/RU2019/000625号への優先権を主張する。上述の特許出願の開示は、その全体が参照によりここに組み込まれる。
続きを表示(約 2,100 文字)【0002】
本開示の実施形態は、一般に、ピクチャ処理の分野、より詳細には、静止画像およびビデオコーディングのための残差ブロックの形状適応再サンプリングに関する。
【背景技術】
【0003】
ビデオコーディング(ビデオエンコードおよびビデオデコード)は、広い範囲のデジタルビデオアプリケーション、例えば、放送デジタルTV、インターネットおよびモバイルネットワーク上でのビデオ伝送、ビデオチャットのようなリアルタイム会話型アプリケーション、ビデオ会議、DVDおよびBlu-ray(登録商標)ディスク、ビデオコンテンツ収集および編集システム、およびセキュリティアプリケーションのカムコーダにおいて使用される。
【0004】
比較的短いビデオでさえ描写するために必要とされるビデオデータの量は、かなりである可能性があり、これは、限定された帯域幅容量を有する通信ネットワークを渡ってデータがストリーミングされ、またはそうでなく伝達されることになるときに、困難をもたらし得る。従って、ビデオデータは、一般に、現代の電気通信ネットワークを渡って伝達される前に圧縮される。メモリリソースが限定され得るので、ビデオが記憶デバイスにおいて記憶されるとき、ビデオのサイズも問題である可能性がある。ビデオ圧縮デバイスは、しばしば、伝送または記憶の前に、ソースにおいてソフトウェアおよび/またはハードウェアを使用してビデオデータをコーディングし、それにより、デジタルビデオ画像を表現するために必要とされるデータの量を減らす。圧縮されたデータは、次いで、ビデオデータをデコードするビデオ圧縮解除デバイスによって宛先において受信される。限定されたネットワークリソース、およびより高いビデオ品質の増加さえしている需要を有して、ピクチャ品質においてほとんどないし全く犠牲なしで圧縮率を改善する、改善された圧縮および圧縮解除技法が望ましい。
【0005】
重み付き予測(Weighted Prediction(WP))は、コーディングフェードのために特に有用なツールである。重み付き予測は、フェードイン、フェードアウト、またはクロスフェードのような照明変化を補償することができる。動き補償予測に乗法的な重み付け係数および加法的なオフセットを適用して重み付き予測を形成することによってコーディング効率を改善するために、H.264ビデオコーディング規格の主要および拡張プロファイルにおいて重み付き予測(WP)ツールが採用されている。明示的モードでは、重み付け係数およびオフセットは、許容可能な参照ピクチャインデックスごとにスライスヘッダ内でコーディングされてよい。暗黙的モードでは、重み付け係数はコーディングされないが、2つの参照ピクチャの相対的なピクチャ順序カウント(picture order count(POC))距離に基づいて導出される。
【0006】
予測のために使用される場合の順序付けおよび距離に関するピクチャの関係は、POCによって表現される。POC値は、コーディングされたビデオシーケンス内の現在のピクチャの出力位置を定義するインデックス番号である。POC値は、デコードされたピクチャバッファ内のピクチャを識別するために使用される。識別のために、POCの値はコーディングされたピクチャの出力順序とともに厳密に増加する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の態様によれば、エンコード方法が提供され、方法は、コーディングされるべきシンタックス要素を決定するステップであって、シンタックス要素が、参照ピクチャリスト構造および少なくとも1つの高レベルシンタックス(high-level syntax(HLS))重み付き予測パラメータを含む、ステップと、少なくとも1つのHLS重み付き予測パラメータをコーディングするステップと、少なくとも1つのHLS重み付き予測パラメータのコーディングに続いて参照ピクチャリスト構造をコーディングするステップとを備える。シンタックス要素は、参照ピクチャリスト構造をコーディングすることが少なくとも1つのHLS重み付き予測パラメータの値に基づくことができるように再順序付けされる。
【0008】
第1の態様それ自体の第1の実装形式では、参照ピクチャリスト構造から導出される参照ピクチャリストは、同じピクチャ順序カウント(POC)パラメータを有する参照ピクチャを備える。
【0009】
第1の態様の任意の先行する実装形式または第1の態様それ自体の第2の実装形式では、少なくとも1つのHLS重み付き予測パラメータは、重み付き単予測のためのシーケンスパラメータセットフラグを備える。
【0010】
第1の態様の任意の先行する実装形式または第1の態様それ自体の第3の実装形式では、少なくとも1つのHLS重み付き予測パラメータは、重み付き双予測のためのシーケンスパラメータセットフラグを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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