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公開番号2025102068
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219274
出願日2023-12-26
発明の名称油性化粧料
出願人株式会社成和化成
代理人
主分類A61K 8/92 20060101AFI20250701BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】指どれに優れ、毛髪に使用した際にまとまりのある束感とツヤを与えながらも毛髪や手のべたつきが少なく使用感に優れた非水系で半固形～固形状の油性化粧料を提供する。
【解決手段】下記成分(A)～(C)を含有することを特徴とする油性化粧料。
(A)半固形状の植物油脂 50～90質量%
(B)(ジイソステアリン酸/水添ロジン酸)グリセリル 5～30質量%
(C)固形油分 0.1～10質量%
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
下記成分（Ａ）～（Ｃ）を含有する油性化粧料。
（Ａ）半固形状の植物油脂５０～９０質量％
（Ｂ）（ジイソステアリン酸/水添ロジン酸）グリセリル５～３０質量％
（Ｃ）固形油分０．１～１０質量％
続きを表示（約 230 文字）【請求項２】
成分（Ａ）がシア脂であることを特徴とする請求項１に記載の油性化粧料。
【請求項３】
成分（Ｃ）がミツロウ及び／又はキャンデリラロウであることを特徴とする請求項１又は２に記載の油性化粧料。
【請求項４】
水を含まないか、又は化粧料１００質量％中の水の含有量が１質量％以下であることを特徴とする請求項１ないし３に記載の油性化粧料。
【請求項５】
剤型がバームである請求項１ないし４に記載の油性化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、（ジイソステアリン酸／水添ロジン酸）グリセリルを含有する油性化粧料に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、毛髪、肌、爪等に潤いを与える化粧料として、バームと呼ばれる半固形～固形の化粧料が市場に流通している。その中でも、毛髪、肌のいずれにも使用できるマルチバームの人気が高まっているが、バームは油剤が主成分であるため、毛髪および肌に塗布した際にべたつきを感じやすいという欠点があった。
【０００３】
このような背景のもと様々なバーム状化粧料が開発されてきたが、上記消費者の要求を満たし、さらには十分な整髪効果を与えるバーム状化粧料の開発には至っていない（特許文献１）。
【０００４】
また、近年では世界的に環境配慮の動きが活発になっており、サステナビリティに対する消費者意識の高まりから、ＳＤＧs（ＳｕｓｔａｉｎａｂｌｅＤｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔＧｏａｌｓ、持続可能な開発目標）に適う化粧料の開発が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０２１－１３０６３２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明は、バームのような油性化粧料において、指どれに優れ、毛髪に使用した際にまとまりのある束感とツヤを与えながらも毛髪や手のべたつきが少なく使用感に優れた非水系で半固形～固形状の油性化粧料を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明者らは、上記実情に鑑みて鋭意検討した結果、半固形状の植物油脂、（ジイソステアリン酸／水添ロジン酸）グリセリル、固形油分を組み合わせた油性化粧料が、上記の課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成させた。
【０００８】
本発明は、その第１として、下記成分（Ａ）～（Ｃ）を含有する油性化粧料である。
（Ａ）半固形状の植物油脂５０～９０質量％
（Ｂ）（ジイソステアリン酸／水添ロジン酸）グリセリル５～３０質量％
（Ｃ）固形油分０．１～１０質量％
【０００９】
本発明の第２は、前記本発明第１の油性化粧料であって、前記成分（Ａ）がシア脂であることを特徴とする。成分（Ａ）が前記記載の化合物である場合には、指どれに優れ、毛髪に使用した際にまとまりを与えることから、この好ましい様態に該当するものである。
【００１０】
本発明の第３は、前記本発明の第１又は２の油性化粧料であって、成分（Ｃ）がミツロウ及び／又はキャンデリラロウであることを特徴とする。成分（Ｃ）が前記記載の化合物である場合には、半固形～固形の剤型となり、毛髪に使用した際に束感を与えることから、この好ましい様態に該当するものである。
（【００１１】以降は省略されています）

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