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公開番号
2025154677
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024057806
出願日
2024-03-29
発明の名称
皮膚外用剤
出願人
株式会社東洋新薬
代理人
主分類
A61K
8/49 20060101AFI20251002BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】ナイアシンアミド、グリチルリチン酸ジカリウムやヘパリン類似物質などの有効成分、油性成分、界面活性剤を含有しながらも、使用感に優れた皮膚外用剤を提供すること。
【解決手段】(A)ナイアシンアミド、(B)グリチルリチン酸ジカリウム、(C)ヘパリン類似物質、(D)油性成分、(E)界面活性剤および(F)二価アルコールを含有することを特徴とする皮膚外用剤である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)ナイアシンアミド、(B)グリチルリチン酸ジカリウム、(C)ヘパリン類似物質、(D)油性成分、(E)界面活性剤および(F)二価アルコールを含有することを特徴とする皮膚外用剤。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
(D)油性成分が液状、固体又はペースト状の油性成分から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1に記載の皮膚外用剤。
【請求項3】
(E)界面活性剤が非イオン性界面活性剤又は両性界面活性剤から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1に記載の皮膚外用剤。
【請求項4】
(F)二価アルコールが1,3-ブチレングリコール、1,2-ペンタンジオール又はプロピレングリコールから選ばれる2種以上であることを特徴とする請求項1に記載の皮膚外用剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナイアシンアミド、グリチルリチン酸ジカリウム、ヘパリン類似物質、油性成分、界面活性剤および二価アルコールを含有する皮膚外用剤に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
皮膚外用剤には様々な有効成分を配合することができ、例えば、ナイアシンアミドは安全性が高く、皮膚老化防止効果を有することが知られている(特許文献1)。しかし、ナイアシンアミドは皮膚への塗布後にべたつきが発生しやすく、使用感が悪いといった課題がある。また、肌への効果を期待して皮膚外用剤にグリチルリチン酸ジカリウムやヘパリン類似物質を配合することも提案されているが、これらの成分の配合も、使用感に課題があることが知られている。さらに、皮膚外用剤には基剤として油性成分を配合することが多く行われており、油性成分を溶解させるため、界面活性剤やアルコールを配合することも提案されているが、このような皮膚外用剤は塗布後のべたつきの発生、しっとり感の低さといった使用感に課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-130135号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明者らは、ナイアシンアミド、グリチルリチン酸ジカリウムやヘパリン類似物質などの有効成分、油性成分、界面活性剤含有しながらも、使用感に優れた皮膚外用剤の提供を課題として、種々の検討を行った。
【課題を解決するための手段】
【0005】
その結果、本発明者らは、ナイアシンアミド、グリチルリチン酸ジカリウム、ヘパリン類似物質、油性成分、界面活性剤および二価アルコールを含有する皮膚外用剤とすることで、使用感に優れた皮膚外用剤の開発に成功し、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち、本発明は、以下のとおりのものである。
<1>(A)ナイアシンアミド、(B)グリチルリチン酸ジカリウム、(C)ヘパリン類似物質、(D)油性成分、(E)界面活性剤および(F)二価アルコールを含有することを特徴とする皮膚外用剤。
<2>(D)油性成分が液状、固体又はペースト状の油性成分から選ばれる1種以上であることを特徴とする<1>に記載の皮膚外用剤。
<3>(F)二価アルコールが1,3-ブチレングリコール、1,2-ペンタンジオール又はプロピレングリコールから選ばれる2種以上であることを特徴とする<1>に記載の皮膚外用剤。
<4>(E)界面活性剤が非イオン性界面活性剤又は両性界面活性剤から選ばれる1種以上であることを特徴とする<1>に記載の皮膚外用剤。
<5>(D)油性成分が香料、フィトステロールズ、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・2-オクチルドデシル)、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリルおよびワセリンから選ばれる1種以上であることを特徴とする<1>又は<2>に記載の皮膚外用剤。
<6>(E)界面活性剤が水素添加大豆リン脂質、モノステアリン酸ポリグリセリル、親油型モノステアリン酸グリセリル、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテルから選ばれる1種以上であることを特徴とする<1>または<4>に記載の皮膚外用剤。
<7>(C)の含有量が0.05質量%以上であることを特徴とする<1>に記載の皮膚外用剤。
<8>(A)ナイアシンアミド 3質量%以上、(B)グリチルリチン酸ジカリウム 0.001質量%以上、及び、(C)ヘパリン類似物質 0.001質量%以上を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ナイアシンアミド、グリチルリチン酸ジカリウム、ヘパリン類似物質、油性成分、界面活性剤および二価アルコールを含有することにより、使用感に優れた皮膚外用剤を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の皮膚外用剤について詳細を説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
【0009】
<(A)ナイアシンアミド>
本発明の皮膚外用剤は、ナイアシンアミドを含有することを特徴とする。ナイアシンアミドはナイアシン(ニコチン酸/ビタミンB
3
)のアミドであり、ビタミンB群の1種で水溶性ビタミンである。本発明において、ナイアシンアミドは、通常化粧品や医薬部外品等で使用されているものを用いることができ、例えば、天然物から抽出したもの、それを精製したもの、公知の方法によって合成したものなど、市販品を使用することもできる。
【0010】
本発明の皮膚外用剤において、ナイアシンアミドは、その効果を発揮する観点から皮膚外用剤中、3質量%以上配合されることが好ましく、5質量%以上配合されることがより好ましい。その上限は特に制限はないが30質量%以下が好ましく、より好ましくは20質量%以下であり、使用感に優れ、かつ、ナイアシンアミドの効果を享受した皮膚外用剤が得られる観点から、特に好ましくは10質量%以下である。本発明の皮膚外用剤におけるナイアシンアミドの含有量は、例えば高速液体クロマトグラフィーにより分析することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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