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公開番号
2025104770
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222819
出願日
2023-12-28
発明の名称
タイヤ
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類
B60C
1/00 20060101AFI20250703BHJP(車両一般)
要約
【課題】長期使用後のウェットグリップ性能に優れたタイヤを提供すること。
【解決手段】トレッド部を備えるタイヤであって、前記トレッド部のゴム層は、スチレンブタジエンゴムおよびイソプレン系ゴムからなる群から選択される少なくとも一つのゴムを含むゴム成分と、スチレンおよびシクロペンタジエンをモノマー成分として含む共重合樹脂とを含むゴム組成物から構成され、前記タイヤの最大負荷能力がW
L
(kg)、前記タイヤの重量がG(kg)、前記ゴム成分の質量を100質量%とする場合の、前記ゴム組成物中の総スチレン量(質量%)をStとする場合、W
L
とGとStとが下記式(1)および式(2)を満たす、タイヤ。
(1) G/W
L
<0.0145
(2) St/(G/W
L
)>8
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
トレッド部を備えるタイヤであって、
前記トレッド部のゴム層は、スチレンブタジエンゴムおよびイソプレン系ゴムからなる群から選択される少なくとも一つのゴムを含むゴム成分と、スチレンおよびシクロペンタジエンをモノマー成分として含む共重合樹脂とを含むゴム組成物から構成され、
前記タイヤの最大負荷能力がW
L
(kg)、前記タイヤの重量がG(kg)、前記ゴム成分の質量を100質量%とする場合の、前記ゴム組成物中の総スチレン量(質量%)をStとする場合、W
L
とGとStとが下記式(1)および式(2)を満たす、タイヤ。
(1) G/W
L
<0.0145
(2) St/(G/W
L
)>8
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
式(1)の右辺が0.140である、請求項1記載のタイヤ。
【請求項3】
式(1)の右辺が0.135である、請求項1記載のタイヤ。
【請求項4】
前記ゴム成分が、ブタジエンゴムを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記ゴム成分が、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴムおよびイソプレン系ゴムを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記ゴム組成物が、シリカを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記ゴム組成物がシリカおよびカーボンブラックを含み、
前記ゴム成分100質量部に対する前記シリカの含有量(質量部)がA
SIL
であり、前記ゴム成分100質量部に対する前記カーボンブラックの含有量(質量部)がA
CB
である場合、A
SIL
/A
CB
が1.0超である、請求項1~3のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記共重合樹脂が、DCPD-C9樹脂である請求項1~3のいずれか1項に記載のタイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、タイヤのウェットグリップ性能の向上が望まれている。特許文献1には、ゴム成分として所定の共役ジエン系ゴムおよび共役ジエン系重合体を所定量含むものを用い、さらに、所定のシリカおよび所定のテトラジン化合物を所定量含むタイヤ用ゴム組成物とし、これによってウェットグリップ性能の向上を図ることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-41035号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、トレッドゴムは走行時に受ける遠心力によって、軟化剤がゴム中から次第に溶出するため、使用を重ねるうちにウェットグリップ性能が低下するという問題がある。
【0005】
本発明は、長期使用後のウェットグリップ性能に優れたタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下のタイヤに関する。
トレッド部を備えるタイヤであって、
前記トレッド部のゴム層は、スチレンブタジエンゴムおよびイソプレン系ゴムからなる群から選択される少なくとも一つのゴムを含むゴム成分と、スチレンおよびシクロペンタジエンをモノマー成分として含む共重合樹脂とを含むゴム組成物から構成され、
前記タイヤの最大負荷能力がW
L
(kg)、前記タイヤの重量がG(kg)、前記ゴム成分の質量を100質量%とする場合の、前記ゴム組成物中の総スチレン量(質量%)をStとする場合、W
L
とGとStとが下記式(1)および式(2)を満たす、タイヤ。
(1) G/W
L
<0.0145
(2) St/(G/W
L
)>8
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、長期使用後のウェットグリップ性能に優れたタイヤを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
タイヤの断面における、タイヤ断面幅Wt、タイヤ断面高さHt、およびタイヤ外径Dtを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態であるタイヤについて説明する。本実施形態のタイヤは、トレッド部を備えるタイヤであって、前記トレッド部のゴム層はスチレンブタジエンゴムおよびイソプレン系ゴムからなる群から選択される少なくとも一つのゴムを含むゴム成分と、スチレンおよびシクロペンタジエンをモノマー成分として含む共重合樹脂とを含むゴム組成物から構成され、前記タイヤの最大負荷能力がW
L
(kg)、前記タイヤの重量がG(kg)、前記ゴム成分の質量を100質量%とする場合の、前記ゴム組成物中の総スチレン量(質量%)をStとする場合、W
L
とGとStとが下記式(1)および式(2)を満たすタイヤである。
(1) G/W
L
<0.0145
(2) St/(G/W
L
)>8
【0010】
理論に拘束されることは意図しないが、本発明において、長期使用後のウェットグリップ性能が改善されるメカニズムとしては、以下が考えられる。すなわち、(1)スチレンおよびシクロペンタジエンをモノマー成分として含む共重合樹脂は、そのスチレン部分がスチレンブタジエンゴムと相溶性が高く、シクロペンタジエンおよび/またはジシクロペンタジエン部分(DCPD部分)がイソプレン系ゴムと相溶性が高いため、ゴム中から溶出しにくい。このため、このような組合せがウェットグリップ性能の維持に寄与すると考えられる。(2)ゴム組成物中の総スチレン量が一定以上であることで、嵩高いスチレン部分の分子間の摩擦が大きくなるため、エネルギーロスが上昇し、ウェットグリップ性能の向上に寄与すると考えられる。(3)タイヤ重量を比較的小さなものとすることで、走行時にかかる遠心力が抑えられ、ゴム組成物中から軟化剤が抜けにくくなり、ウェットグリップ性能の維持に寄与すると考えられる。そして、上記(1)~(3)が協働することで、長期使用後もウェットグリップ性能が維持できると考えられる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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