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公開番号
2025103846
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023221515
出願日
2023-12-27
発明の名称
タイヤ
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類
B60C
5/14 20060101AFI20250702BHJP(車両一般)
要約
【課題】耐空気透過性能の向上したタイヤを提供すること。
【解決手段】インナーライナーと、前記インナーライナーのタイヤ半径方向外側で前記インナーライナーと接するインスレーションを備えたタイヤであって、前記インスレーションは再生カーボンブラックを含むゴム組成物で構成され、前記インナーライナーを構成するゴム組成物の空気透過係数が、18×10
-11
cm
3
・cm/(cm
2
・s・cmHg)未満であり、タイヤ赤道面上における前記インナーライナーの厚みが1.5mm以下であり、前記インスレーションおよび前記インナーライナーの複合体の70℃における損失正接70℃tanδが0.22以下である、タイヤ。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
インナーライナーと、前記インナーライナーのタイヤ半径方向外側で前記インナーライナーと接するインスレーションを備えたタイヤであって、
前記インスレーションは再生カーボンブラックを含むゴム組成物で構成され、
前記インナーライナーを構成するゴム組成物の、空気透過係数が、18×10
-11
cm
3
・cm/(cm
2
・s・cmHg)未満であり、
タイヤ赤道面上における前記インナーライナーの厚みが1.5mm以下であり、
前記インスレーションおよび前記インナーライナーの複合体の70℃における損失正接70℃tanδが0.22以下である、タイヤ。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記インナーライナーのタイヤ赤道面上における厚みが1.2mm以下である、請求項1記載のタイヤ。
【請求項3】
前記インナーライナーを構成するゴム組成物の空気透過係数が15×10
-11
cm
3
・cm/(cm
2
・s・cmHg)未満である、請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項4】
前記インスレーションを構成するゴム組成物が20質量%超のイソプレン系ゴムを含むゴム成分を含み、インナーライナーを構成するゴム組成物が70質量%超のブチル系ゴムを含むゴム成分を含む、請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項5】
前記再生カーボンブラックの統計的厚さ比表面積(STSA)(m
2
/g)が37超77未満であり、灰分量(質量%)が11超27未満である、請求項1または2記載のタイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
タイヤの内腔面にはタイヤの空気圧を保持するため空気透過抑制層としてインナーライナーが設けられている。近年、車の低燃費化に対する要求が強まっており、インナーライナーもそのために改良が行われている。インナーライナーを薄くし、また空気透過抑制性を向上させることで低燃費化の検討がなされているが、その一方で、インナーライナーとインナーライナーに隣接するインスレーション(タイガム層ともいう)とではその界面におけるめくれ・剥離などの課題もあり、更なる改良が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-165087号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、タイヤ空気透過抑制性能が向上したタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、インナーライナーと、前記インナーライナーのタイヤ半径方向外側で前記インナーライナーと接するインスレーションを備えたタイヤであって、前記インスレーションは再生カーボンブラックを含むゴム組成物で構成され、前記インナーライナーを構成するゴム組成物の空気透過係数が、18×10
-11
cm
3
・cm/(cm
2
・s・cmHg)未満であり、タイヤ赤道面上における前記インナーライナーの厚みが1.5mm以下であり、前記インスレーションおよび前記インナーライナーの複合体の70℃における損失正接70℃tanδが0.22以下であるタイヤに関する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、タイヤ空気透過抑制が向上したタイヤを提供することができる。
【0007】
理論に拘束されることは意図しないが、本発明において空気透過抑制性能が向上しうる理由としては、以下のように考えられる。すなわち、インスレーションおよびインナーライナーの複合体に係るtanδを下げ、かつ、複合体の厚みを薄くすることで、タイヤ全体として発熱しにくくなり、空気が通りにくくなると考えられる。このこととインナーライナーの空気透過係数を向上させることとの相乗効果により、タイヤとして、走行による空気透過抑制性能の向上に寄与しているものと考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係るタイヤについて、タイヤ子午線による断面の一部(断面の右上部分)を示した概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態に係るタイヤは、インナーライナーと、前記インナーライナーのタイヤ半径方向外側で前記インナーライナーと接するインスレーションとを備えたタイヤであって、前記インスレーションは再生カーボンブラックを含むゴム組成物で構成され、前記インナーライナーを構成するゴム組成物の空気透過係数が、18×10
-11
cm
3
・cm/(cm
2
・s・cmHg)未満であり、タイヤ赤道面上における前記インナーライナーの厚みが1.5mm以下であり、前記インスレーションおよび前記インナーライナーの複合体の70℃における損失正接70℃tanδが0.22以下であるタイヤである。
【0010】
前記インナーライナーのタイヤ赤道面上における厚みが1.4mm以下であることが好ましく、1.2mm以下であることがより好ましく、1.1mm以下であることがさらに好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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