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公開番号2025108054
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024001684
出願日2024-01-10
発明の名称化合物、ヒドロゲル、およびその利用
出願人国立大学法人東海国立大学機構
代理人個人,個人
主分類C07H 15/12 20060101AFI20250715BHJP(有機化学)
要約【課題】チキソトロピー性を有するヒドロゲルを提供する。
【解決手段】所定の一般式(1)または一般式(2)で表される化合物。(式(1)中、Xは、所定の一般式(3)で表され、式(2)中、XおよびYは、それぞれ独立して、所定の一般式(3)で表され、式(3)中、R1、R2、およびR3は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、または炭素数1以上4以下のアルキル基を示す。)
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
下記一般式(1)または下記一般式(2):
TIFF
2025108054000018.tif
65
167
(式(1)中、Xは、下記一般式(3)で表される。)
TIFF
2025108054000019.tif
71
167
(式(2)中、XおよびYは、それぞれ独立して、下記一般式(3)で表される。)
TIFF
2025108054000020.tif
41
167
(式(3)中、R

、R

、およびR

は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、または炭素数1以上4以下のアルキル基を示す。)
で表される化合物。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記一般式(1)中、Xは、アミノ糖との結合位置に対してパラ位に位置する、
請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
前記一般式(3)中、R

、R

、およびR

は、水素原子またはハロゲン原子である、
請求項1または請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の化合物と、
水を含有する溶媒と、
を含む、ヒドロゲル。
【請求項5】
請求項4に記載のヒドロゲルにおいて、
前記化合物を、0.7質量%以上10質量%以下含む、
ヒドロゲル。
【請求項6】
請求項4に記載のヒドロゲルを含む、医薬組成物。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載の化合物の、ヒドロゲル作製のための利用。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ヒドロゲルに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、医療用材料として、超分子ヒドロゲルが注目されている。非特許文献1には、アミノ糖にNPmoc基(p-nitrobenzyloxycarbonyl)を導入したアミノ糖誘導体が、水中で自己集合して超分子ヒドロゲルを形成することについて開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Sayuri L. Higashi et.al., JACS Au, 2021, 1(10),1639-1646
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
非特許文献1に記載の超分子ヒドロゲルは、Na





等の還元刺激に応答して、ゲルゾル転移が認められる一方、チキソトロピー性を有さない。しかしながら、例えばインジェクタブルなヒドロゲルとしては、チキソトロピー性を有することが望まれる。このため、チキソトロピー性を有するヒドロゲルを提供できる技術が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の形態として実現することができる。
【0006】
(1)本開示の一形態によれば、下記一般式(1)または下記一般式(2):
TIFF
2025108054000002.tif
65
167
(式(1)中、Xは、下記一般式(3)で表される。)
TIFF
2025108054000003.tif
71
167
(式(2)中、XおよびYは、それぞれ独立して、下記一般式(3)で表される。)
TIFF
2025108054000004.tif
41
167
(式(3)中、R

、R

、およびR

は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、または炭素数1以上4以下のアルキル基を示す。)で表される化合物が提供される。この形態の化合物によれば、チキソトロピー性を有するヒドロゲルを提供できる。
【0007】
(2)上記(1)に記載の化合物において、前記一般式(1)中、Xは、アミノ糖との結合位置に対してパラ位に位置していてもよい。この形態の化合物によれば、チキソトロピー性により優れるヒドロゲルを提供できる。
【0008】
(3)上記(1)または上記(2)に記載の化合物において、前記一般式(3)中、R

、R

、およびR

は、水素原子またはハロゲン原子であってもよい。この形態の化合物によれば、チキソトロピー性にさらに優れるヒドロゲルを提供できる。
【0009】
(4)本開示の他の形態によれば、上記(1)から上記(3)までのいずれか一項に記載の化合物と、水を含有する溶媒と、を含む、ヒドロゲルが提供される。この形態のヒドロゲルによれば、チキソトロピー性を有する。
【0010】
(5)上記(4)に記載のヒドロゲルにおいて、前記化合物を、0.7質量%以上10質量%以下含んでいてもよい。この形態のヒドロゲルによれば、チキソトロピー性により優れる。
(【0011】以降は省略されています)

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