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公開番号
2025109170
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2024145786
出願日
2024-08-27
発明の名称
樹脂成形機用検査治具及び検査装置
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
弁理士法人湧泉特許事務所
主分類
G01B
21/00 20060101AFI20250716BHJP(測定;試験)
要約
【課題】樹脂成形機のシリンダ穴の内径測定等の内面検査を行なうにあたって、シリンダ穴の周方向のどこを検査しているのか明確化する。
【解決手段】樹脂成形機1の樹脂輸送バレル2のシリンダ穴3を内面検査する検査器11を検査治具20によって支持する。検査治具20の支持部材21を樹脂輸送バレル2の端面2aに位置決めして取り付ける。検査器11から延びるシャフト12を支持部材21のシャフト挿通孔22に通す。シャフト12に設けた回転部材30を、支持部材21に対してシャフト12に沿う回転軸Lまわりに角度調節して取り付ける。角度固定機構42によって、支持部材21に対する回転部材30の角度を固定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂成形機の樹脂輸送バレルに形成されたシリンダ穴の内径測定を含む内面検査を行なう検査器を支持する樹脂成形機用検査治具であって、
前記検査器から延びるシャフトを通すシャフト挿通孔を有して、前記樹脂輸送バレルの端面に位置決めされて取り付けられる支持部材と、
前記シャフトに設けられ、かつ前記支持部材に対して前記シャフトに沿う回転軸まわりに角度調節可能に取り付けられる回転部材と、
前記支持部材に対する前記回転部材の角度を固定する角度固定機構と、
を備えたことを特徴とする樹脂成形機用検査治具。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記端面には樹脂輸送ヘッド又は金型との連結用の複数の連結孔が形成されており、
前記支持部材が、少なくとも2つの軸部材との係合部を有し、前記軸部材の各々が対応する連結孔に嵌め込み可能である請求項1に記載の樹脂成形機用検査治具。
【請求項3】
前記連結孔と前記シリンダ穴の中心軸との相対位置関係と、前記支持部材に前記回転部材が取り付けられた状態における前記係合部と前記回転軸との相対位置関係とが、互いに一致している請求項2に記載の樹脂成形機用検査治具。
【請求項4】
前記回転軸が、前記シリンダ穴の中心軸と一致している請求項1に記載の樹脂成形機用検査治具。
【請求項5】
前記角度固定機構が、前記支持部材及び前記回転部材の一方に一体形成又は着脱可能に設けられた係止部と、前記支持部材及び前記回転部材の他方の周方向に間隔を置いて設けられた複数の係止受け部とを有し、
前記回転部材の角度に応じて選択された1の係止受け部と前記係止部とが互いに係止される請求項1に記載の樹脂成形機用検査治具。
【請求項6】
樹脂成形機の樹脂輸送バレルに形成されたシリンダ穴の内径測定を含む内面検査を行なう検査器と、
前記検査器を支持する検査治具と、
を備え、前記検査治具が、
前記検査器から延びるシャフトを通すシャフト挿通孔を有して、前記樹脂輸送バレルの端面に位置決めされて取り付けられる支持部材と、
前記シャフトに設けられ、かつ前記支持部材に対して前記シャフトに沿う回転軸まわりに角度調節可能に取り付けられる回転部材と、
前記支持部材に対する前記回転部材の角度を固定する角度固定機構と、
を含むことを特徴とする樹脂成形機用検査装置。
【請求項7】
前記検査器が、前記内面検査を行なう検査機能部を保持する検査器本体を含み、
前記検査器本体には、前記シリンダ穴の内面と転動可能又は滑動可能に接する移動ガイドが設けられている請求項6に記載の樹脂成形機用検査装置。
【請求項8】
前記移動ガイドが、前記検査器本体の外周面から突出された複数の突起部を有し、これら突起部が、互いに前記検査器本体の軸方向及び周方向のうち少なくとも周方向に離れて配置されている請求項7に記載の樹脂成形機用検査装置。
【請求項9】
前記周方向に離れた各突起部が前記シリンダ穴の内面と接する状態で、前記回転軸が前記シリンダ穴の中心軸と一致する請求項8に記載の樹脂成形機用検査装置。
【請求項10】
前記突起部が、前記検査器本体の径方向外側へ向かって開口する部分凹球面状の球面座と、前記球面座に回転可能に保持された球形状の転動体とを含む請求項8に記載の樹脂成形機用検査装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂成形機用の検査治具及び検査装置に関し、特に、樹脂成形機のシリンダ穴の内径測定等の内面検査を行なう際に用いられる検査治具及び検査装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
この種のシリンダ穴の内径測定等を行なう内面検査手段としては、一般にシリンダゲージが用いられる。例えば、特許文献1のシリンダゲージにおいては、棒状のシャフトの手元端にダイヤルゲージが設けられている。シャフトの先端には、測定子が、シャフトと直交する方向に進退可能に設けられている。測定子は、連繋機構を介してダイヤルゲージと連繋されている。シリンダ穴の内壁に突き当てられた測定子の進退量が、シリンダ穴の内径として、ダイヤルゲージに表示される。
【0003】
特許文献2には、光学式内径測定装置からなる内面検査手段が開示されている。光学式内径測定装置においては、棒状のシャフトの中間部にストッパが設けられている。ストッパは、120度置きに3つの押圧部材を含む。各押圧部材が半径方向に進退可能である。これら押圧部材が、測定対象の穴の内壁に突き当てられることで、内径測定装置の軸方向の位置が固定される。シャフトの先端にはレーザ変位計等の光学変位計が設けられている。光学変位計がシャフトの軸線を中心に回転されながら、穴の内径が全周にわたって光学的に測定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-042905号公報(図3)
特開2023-000141号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的なシリンダゲージ等の内面検査手段は、測定者が手で持つ等して使用されるものであるため、シリンダ穴の周方向のどこの内径を測定したかが曖昧である。
特許文献2の光学式内径測定装置からなる内面検査手段は、シャフトをストッパによって測定対象に対して固定できるが、どの角度で固定したかが明確でない。このため、どの方向の内径測定値であるかが明確でなく、測定対象の内面に摩耗や傷等の異常があった場合、それが周方向のどの位置に在るのかを特定するのが容易でない。
本発明は、かかる事情に鑑み、樹脂成形機のシリンダ穴の内径測定等の内面検査を行なうにあたって、シリンダ穴の周方向のどこを検査しているのか明確化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明は、樹脂成形機の樹脂輸送バレルに形成されたシリンダ穴の内径測定を含む内面検査を行なう検査器を支持する樹脂成形機用検査治具であって、
前記検査器から延びるシャフトを通すシャフト挿通孔を有して、前記樹脂輸送バレルの端面に位置決めされて取り付けられる支持部材と、
前記シャフトに設けられ、かつ前記支持部材に対して前記シャフトに沿う回転軸まわりに角度調節可能に取り付けられる回転部材と、
前記支持部材に対する前記回転部材の角度を固定する角度固定機構と、
を備えたことを特徴とする。
【0007】
支持部材は、樹脂輸送バレルに対して所定の位置に所定の角度で取り付けられる。回転部材が支持部材に支持される。ひいては、シャフト及び検査器が、回転部材を介して支持部材に支持され、更には支持部材を介して樹脂輸送バレルに支持される。
支持部材に対して回転部材を角度調節することで、検査器が樹脂輸送バレルに対して角度調節される。
回転部材を支持部材に対し所定の角度へ向けた状態で角度固定機構によって固定することで、検査器によるシリンダ穴の内径測定方向が、前記所定の角度と相関する一定方向へ向けられる。ないしは、検査器がシャフトの軸線を中心に回転されながら全周にわたって内径測定する構造(特許文献2参照)の場合は、測定の基準方向(検査器の回転基準角度)が、前記固定部材の支持部材に対する所定の角度と相関する一定方向へ向けられるようになっていてもよい。
これによって、シリンダ穴の内面の周方向のどこを検査しているのか明確化できる。したがって、シリンダ穴の内面に摩耗や傷等による凹みが有った場合、その凹みの場所を明確に特定できる。
【0008】
好ましくは、前記端面には樹脂輸送ヘッド又は金型との連結用の複数の連結孔が形成されており、
前記支持部材が、少なくとも2つの軸部材との係合部を有し、前記軸部材の各々が対応する連結孔に嵌め込み可能である。
支持部材を設置する際は、支持部材と係合された少なくとも2つの軸部材を連結孔に嵌め込む。これによって、支持部材を樹脂輸送ヘッドに対して位置決めできる。
【0009】
好ましくは、前記連結孔と前記シリンダ穴の中心軸との相対位置関係と、前記支持部材に前記回転部材が取り付けられた状態における前記係合部と前記回転軸との相対位置関係とが、互いに一致している。
支持部材を樹脂輸送ヘッドに位置決めして取り付け、かつ回転部材を支持部材に取り付けると、自ずと回転軸がシリンダ穴の中心軸と一致して、シャフトがシリンダ穴の中心軸上に配置されるようにできる。
好ましくは、前記回転軸が、前記シリンダ穴の中心軸と一致していることで、回転部材がシリンダ穴の中心軸を中心として回転(角度調節)される。
【0010】
好ましくは、前記角度固定機構が、前記支持部材及び前記回転部材の一方に一体形成又は着脱可能に設けられた係止部と、前記支持部材及び前記回転部材の他方の周方向に間隔を置いて設けられた複数の係止受け部とを有し、
前記回転部材の角度に応じて選択された1の係止受け部と前記係止部とが互いに係止される。
係止受け部と係止部とを係止することによって、回転部材の支持部材に対する角度が固定される。
(【0011】以降は省略されています)
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