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公開番号
2025109326
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2024003130
出願日
2024-01-12
発明の名称
ダイカストマシンの射出装置
出願人
株式会社ヒシヌママシナリー
代理人
個人
,
個人
主分類
B22D
17/02 20060101AFI20250717BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約
【課題】耐久性の向上を図ると共に、部品コスト及び作業コストがかかることを抑制すること。
【解決手段】本開示のダイカストマシンの射出装置Dは、溶湯M内に浸漬されるグースネック20と、グースネックの内部に配置され、溶湯が流入される流入口が形成されると共に溶湯を加圧するプランジャが挿入される第一流路F1を内壁面で形成する略筒状のスリーブ30,40と、を備え、グースネック20の内部に、第一流路F1の流出端側から溶湯が金型に射出される射出口側に向かって連通する第二流路F2と、スリーブ30,40の外周面を囲い外周面に当接してスリーブを保持する保持部22と、が形成されており、スリーブ30,40は、セラミック製であり、グースネック20は、耐アルミニウム溶損性を有する金属製である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
溶湯内に浸漬されるグースネックと、
前記グースネックの内部に配置され、溶湯が流入される流入口が形成されると共に溶湯を加圧するプランジャが挿入される第一流路を内壁面で形成する略筒状のスリーブと、
を備え、
前記グースネックの内部に、前記第一流路の流出端側から溶湯が金型に射出される射出口側に向かって連通する第二流路と、前記スリーブの外周面を囲い当該外周面に当接して前記スリーブを保持する保持部と、が形成されており、
前記スリーブは、セラミック製であり、前記グースネックは、耐アルミニウム溶損性を有する金属製である、
ダイカストマシンの射出装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のダイカストマシンの射出装置であって、
前記スリーブは、前記流入口が形成され内径がほぼ一定に形成された略筒状の第一スリーブと、前記第一流路の流出端側に位置し前記第一スリーブの端部に連結された略筒状の第二スリーブと、により構成されている、
ダイカストマシンの射出装置。
【請求項3】
請求項2に記載のダイカストマシンの射出装置であって、
前記第二スリーブは、前記第一スリーブとの連結箇所付近よりも前記第一流路の流出端付近の方が、内径が小さく形成されている、
ダイカストマシンの射出装置。
【請求項4】
請求項2に記載のダイカストマシンの射出装置であって、
前記第二スリーブは、前記第一スリーブとの連結箇所から前記第一流路の流出端に向かって、少なくとも一部の内径が徐々に小さくなるよう形成されている、
ダイカストマシンの射出装置。
【請求項5】
請求項2に記載のダイカストマシンの射出装置であって、
前記第一スリーブの側壁と、前記第二スリーブの側壁とが、連結箇所において壁面同士が重なるよう相互に当接して連結している、
ダイカストマシンの射出装置。
【請求項6】
請求項2に記載のダイカストマシンの射出装置であって、
前記第一スリーブと前記第二スリーブとは、連結箇所において相互に当接しており、
前記グースネックの前記保持部は、前記第一スリーブ及び前記第二スリーブの外周面に当接して前記第一スリーブ及び前記第二スリーブを保持している、
ダイカストマシンの射出装置。
【請求項7】
請求項6に記載のダイカストマシンの射出装置であって、
前記第一スリーブ及び前記第二スリーブのそれぞれの外周面に、前記第一流路の流出端方向に向く段差面を形成し、
前記グースネックの前記保持部は、前記段差面に対向して当接する面を有する、
ダイカストマシンの射出装置。
【請求項8】
請求項6に記載のダイカストマシンの射出装置であって、
前記第一スリーブと前記第二スリーブとの連結箇所に、前記第一流路の流出端方向とその反対方向とにそれぞれ向いて相互に対向して当接する面が形成されている、
ダイカストマシンの射出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ダイカストマシンの射出装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
アルミニウム、マグネシウム、亜鉛などの合金を成形する装置として、ダイカストマシンがある。そして、ダイカストマシンには、溶湯を金型に射出する射出装置が溶湯内に浸漬されているホットチャンバー方式のものがある。
【0003】
ここで、図1に、特許文献1に開示されているホットチャンバー方式のダイカストマシンにおける射出装置100を示す。特許文献1における射出装置100は、アルミニウム合金の溶湯内に浸漬されるグースネック1を備えており、当該グースネック1内に金型に射出される溶湯の流路が形成されている。具体的に、グースネック1には、溶湯が流入される流入孔5側の広い第一流路(図1の右側の上下方向に延びる流路)と、溶湯が流出されるノズル装着口8に連通する流出孔7にて形成された狭い第二流路(図1の左側の上下方向に延びる流路)と、が形成されている。
【0004】
そして、特許文献1の射出装置100では、グースネック1の流入側の第一流路に、内壁面にて流路自体を形成すると共にプランジャのガイドを形成する略円筒状のスリーブ11が設けられており、そして、さらにスリーブ11の外周側には、当該スリーブ11の外側を囲うよう配置された略円筒形状のホルダ13が設けられている。そして、ホルダ13は、スリーブ11の下端において連結し、スリーブ11とホルダ13との壁面にて第一流路が形成されている。このとき、スリーブ11はセラミック製であり、ホルダ13は耐アルミニウム溶損性を有する金属製である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6408328号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術では、第一流路においてスリーブ11とホルダ13とが連結しているため、かかる連結箇所において、第一流路を流れる溶湯によりホルダ13が溶損することが生じうる。このため、射出装置の耐久性が低下し、部品を頻繁に交換する必要があるなど部品コストや作業コストがかかる、という問題が生じる。
【0007】
このため、本開示の目的は、耐久性の向上を図ると共に、部品コスト及び作業コストがかかることを抑制することができるダイカストマシンの射出装置を提供する、ことにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一形態であるダイカストマシンの射出装置は、
溶湯内に浸漬されるグースネックと、
前記グースネックの内部に配置され、溶湯が流入される流入口が形成されると共に溶湯を加圧するプランジャが挿入される第一流路を内壁面で形成する略筒状のスリーブと、
を備え、
前記グースネックの内部に、前記第一流路の流出端側から溶湯が金型に射出される射出口側に向かって連通する第二流路と、前記スリーブの外周面を囲い当該外周面に当接して前記スリーブを保持する保持部と、が形成されており、
前記スリーブは、セラミック製であり、前記グースネックは、耐アルミニウム溶損性を有する金属製である、
という構成をとる。
【発明の効果】
【0009】
本開示は、以上のように構成されることにより、耐久性の向上を図ると共に、部品コスト及び作業コストがかかることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示に関連する背景技術にかかるダイカストマシンの射出装置の構成を示す図である。
本開示にかかるダイカストマシンの射出装置の構成を示す図である。
本開示にかかるダイカストマシンの射出装置の一部を示す拡大図である。
本開示にかかるダイカストマシンの射出装置の一部を示す拡大図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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