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公開番号
2025109390
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2024003247
出願日
2024-01-12
発明の名称
バルーンカテーテル
出願人
株式会社カネカ
代理人
弁理士法人アスフィ国際特許事務所
主分類
A61M
25/10 20130101AFI20250717BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】バルーン部群を膨らませた際のプッシャビリティを向上させやすくすることができ、バルーン部群のうち弁の大きさに合う部分を弁に配置しやすくすることができるバルーンカテーテルを提供する。
【解決手段】並列している複数のバルーン部10を含んでいるバルーン部群1と、バルーン部10よりも遠位側に位置している遠位側シャフト部2と、バルーン部10よりも近位側に位置している近位側シャフト部3と、バルーン部10と遠位側シャフト部2とを接続している遠位側スリーブ部4と、バルーン部10と近位側シャフト部3とを接続している近位側スリーブ部5と、を有しており、遠位側スリーブ部5の長さは近位側スリーブ部4の長さよりも短いバルーンカテーテル100。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
並列している複数のバルーン部を含んでいるバルーン部群と、
前記バルーン部よりも遠位側に位置している遠位側シャフト部と、
前記バルーン部よりも近位側に位置している近位側シャフト部と、
前記バルーン部と前記遠位側シャフト部とを接続している遠位側スリーブ部と、
前記バルーン部と前記近位側シャフト部とを接続している近位側スリーブ部と、を有しており、
前記遠位側スリーブ部の長さは前記近位側スリーブ部の長さよりも短いバルーンカテーテル。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記バルーン部群は、内部にガイドワイヤが挿入されるガイドワイヤチューブが配置されている内側バルーン部と、前記内側バルーン部の径方向外方に位置している外側バルーン部と、を含んでいる請求項1に記載のバルーンカテーテル。
【請求項3】
前記外側バルーン部と前記遠位側シャフト部とを接続している前記遠位側スリーブ部の長さは、前記外側バルーン部と前記近位側シャフト部とを接続している前記近位側スリーブ部の長さよりも短い請求項2に記載のバルーンカテーテル。
【請求項4】
前記内側バルーン部の遠位端は前記外側バルーン部の遠位端よりも近位側に位置している請求項2に記載のバルーンカテーテル。
【請求項5】
前記内側バルーン部の近位部における最大外径は前記内側バルーン部の遠位部における最大外径よりも大きい請求項2に記載のバルーンカテーテル。
【請求項6】
前記外側バルーン部の近位部における最大外径は前記外側バルーン部の遠位部における最大外径よりも大きい請求項2に記載のバルーンカテーテル。
【請求項7】
前記近位側スリーブ部は、流体が通過可能な流路を有している請求項1~6のいずれか一項に記載のバルーンカテーテル。
【請求項8】
前記遠位側スリーブ部は、流体が通過可能な流路を有している請求項1~6のいずれか一項に記載のバルーンカテーテル。
【請求項9】
前記遠位側スリーブ部は、流体が通過可能な流路を有していない請求項1~6のいずれか一項に記載のバルーンカテーテル。
【請求項10】
前記バルーン部は、直管部と、前記直管部よりも遠位側に位置しており遠位側に向かって外径が小さくなっている遠位側テーパー部と、前記直管部よりも近位側に位置しており近位側に向かって外径が小さくなっている近位側テーパー部と、を有している請求項1~6のいずれか一項に記載のバルーンカテーテル。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バルーンカテーテルに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
石灰化等によって硬化した狭窄部が血管壁に形成されることにより、狭心症や心筋梗塞等の疾病が引き起こされる。これらの治療法の一つとして、バルーンカテーテルによって狭窄部を拡張させる血管形成術がある。血管形成術は、バイパス手術のような開胸術を必要としない低侵襲療法であって、広く行われている治療法である。
【0003】
石灰化等によって大動脈弁が硬くなることで大動脈弁が開きにくくなり、血液の流れが妨げられてしまう大動脈弁狭窄症という疾患がある。大動脈弁狭窄症の治療法として、開胸を伴う大動脈弁置換術や、カテーテルによって生体弁(人工弁)を留置し、硬化した大動脈弁を生体弁に置き換える経カテーテル大動脈弁置換術が挙げられる。
【0004】
特許文献1には、硬化した狭窄部の拡張や生体弁の留置に用いられるバルーンカテーテルであって、複数の外側バルーン部材が内側バルーン部材の外面を取り囲むように配置されているバルーンカテーテルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許出願公開第2012/0209375号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載されているバルーンカテーテルは、外側バルーン部材および内側バルーン部材を膨らませた際に遠位側に向かって押し込みにくいものであった。また、外側バルーン部材および内側バルーン部材で構成されている部分の外径が弁に合わなかった場合にはバルーンカテーテルを一旦抜去してから新たなバルーンカテーテルを配置する必要があり、処置に時間がかかることがあった。
【0007】
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、バルーン部群を膨らませた際のプッシャビリティを向上させやすくすることができ、バルーン部群のうち弁の大きさに合う部分を弁に配置しやすくすることができるバルーンカテーテルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決できた本発明のバルーンカテーテルの一実施態様は下記のとおりである。
[1] 並列している複数のバルーン部を含んでいるバルーン部群と、
前記バルーン部よりも遠位側に位置している遠位側シャフト部と、
前記バルーン部よりも近位側に位置している近位側シャフト部と、
前記バルーン部と前記遠位側シャフト部とを接続している遠位側スリーブ部と、
前記バルーン部と前記近位側シャフト部とを接続している近位側スリーブ部と、を有しており、
前記遠位側スリーブ部の長さは前記近位側スリーブ部の長さよりも短いバルーンカテーテル。
【0009】
遠位側スリーブ部の長さが近位側スリーブ部の長さよりも短いことにより、バルーン部群の遠位部における外接円半径の最大長さがバルーン部群の近位部における外接円半径の最大長さよりも小さくなりやすくなる。このため、バルーン部群の遠位部においてそれぞれのバルーン部の配置位置がずれにくくなる。これにより、バルーン部群を膨らませた際のプッシャビリティを向上させやすくすることができる。また、遠位側スリーブ部の長さが近位側スリーブ部の長さよりも短いことにより、バルーン部群を膨らませた際のバルーン部群の外接円半径は、近位側シャフト部の長手方向において異なる長さを有するようになる。このため、バルーン部群のうち弁の大きさに合う部分を弁に配置しやすくすることができる。
【0010】
本発明の実施の形態に係るバルーンカテーテルは、以下の[2]~[11]のいずれかであることが好ましい。
[2] 前記バルーン部群は、内部にガイドワイヤが挿入されるガイドワイヤチューブが配置されている内側バルーン部と、前記内側バルーン部の径方向外方に位置している外側バルーン部と、を含んでいる[1]に記載のバルーンカテーテル。
[3] 前記外側バルーン部と前記遠位側シャフト部とを接続している前記遠位側スリーブ部の長さは、前記外側バルーン部と前記近位側シャフト部とを接続している前記近位側スリーブ部の長さよりも短い[2]に記載のバルーンカテーテル。
[4] 前記内側バルーン部の遠位端は前記外側バルーン部の遠位端よりも近位側に位置している[2]または[3]に記載のバルーンカテーテル。
[5] 前記内側バルーン部の近位部における最大外径は前記内側バルーン部の遠位部における最大外径よりも大きい[2]~[4]のいずれか一項に記載のバルーンカテーテル。
[6] 前記外側バルーン部の近位部における最大外径は前記外側バルーン部の遠位部における最大外径よりも大きい[2]~[5]のいずれか一項に記載のバルーンカテーテル。
[7] 前記近位側スリーブ部は、流体が通過可能な流路を有している[1]~[6]のいずれか一項に記載のバルーンカテーテル。
[8] 前記遠位側スリーブ部は、流体が通過可能な流路を有している[1]~[7]のいずれか一項に記載のバルーンカテーテル。
[9] 前記遠位側スリーブ部は、流体が通過可能な流路を有していない[1]~[7]のいずれか一項に記載のバルーンカテーテル。
[10] 前記バルーン部は、直管部と、前記直管部よりも遠位側に位置しており遠位側に向かって外径が小さくなっている遠位側テーパー部と、前記直管部よりも近位側に位置しており近位側に向かって外径が小さくなっている近位側テーパー部と、を有している[1]~[9]のいずれか一項に記載のバルーンカテーテル。
[11] 前記近位側シャフト部の長手方向における前記遠位側スリーブ部の長さは、前記近位側シャフト部の長手方向における前記遠位側テーパー部の長さ以下である[10]に記載のバルーンカテーテル。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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