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公開番号
2025110527
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024004408
出願日
2024-01-16
発明の名称
食品中の微生物の増殖を抑制するための方法及び組成物
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A23B
2/746 20250101AFI20250722BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】天然由来の成分を用いて食品中の微生物の増殖をより効果的に抑制するための技術の提供。
【解決手段】ゲラニルゲラニオールとカンゾウ油性抽出物とを食品に添加することによる、食品中の微生物の増殖抑制方法を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ゲラニルゲラニオールとカンゾウ油性抽出物とを食品に添加することによる、食品中の微生物の増殖抑制方法。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記食品中へのゲラニルゲラニオールの添加濃度が50-1000 ppmであり、カンゾウ油性抽出物の添加濃度が100-1000 ppmである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記食品が10℃以下で保存されるものである、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
ゲラニルゲラニオールがアナトー油中に含まれて添加される、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記食品がミートソース又はカスタードクリームである、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記微生物に乳酸菌が含まれる、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記乳酸菌がLeuconostoc mesenteroides(リューコノストック・メセンテロイデス)又は/及びWeissella viridescens(ワイセラ・ビリデスセンス)である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
ゲラニルゲラニオールとカンゾウ油性抽出物とを含む、食品中の微生物の増殖を抑制するための組成物。
【請求項9】
食品中の微生物の増殖を抑制するための、ゲラニルゲラニオールとカンゾウ油性抽出物との組み合わせ使用。
【請求項10】
食品中の微生物の増殖を抑制するための組成物であって、ゲラニルゲラニオールを含み、カンゾウ油性抽出物と組み合わせて用いられる組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、食品中の微生物の増殖を抑制するための方法及び組成物に関する。より詳しくは、ゲラニルゲラニオールとカンゾウ油性抽出物とを組み合わせて用いる、食品中の微生物の増殖抑制方法等に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
食品中の微生物の増殖を抑制するため、天然由来の抗菌剤が開発されている。特許文献1には、ゲラニルゲラニオールを含有する抗菌剤が開示されており、飲食品にはベニノキ(Bixa orellana)の種子等から抽出した天然のゲラニルゲラニオールを適用することが好ましいとされている。また、特許文献2には、甘草抽出物を添加することにより食品の保存性を向上させる方法が開示されている。
【0003】
天然由来の抗菌剤は、合成保存料に比して高い安全性を期待できるものの、食品の色や臭い、味に影響を与えない範囲の添加量では、十分な微生物の増殖抑制効果を得られない場合があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-058776号公報
特公平07-010222号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、天然由来の成分を用いて食品中の微生物の増殖をより効果的に抑制するための技術を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題解決のため、本開示は、以下の[1]-[33]を提供する。
[1] ゲラニルゲラニオールとカンゾウ油性抽出物とを食品に添加することによる、食品中の微生物の増殖抑制方法。
[2] 前記食品中へのゲラニルゲラニオールの添加濃度が50-1000 ppmであり、カンゾウ油性抽出物の添加濃度が100-1000 ppmである、[1]の方法。
[3] 前記食品が10℃以下で保存されるものである、[1]又は[2]の方法。
[4] ゲラニルゲラニオールがアナトー油中に含まれて添加される、[1]-[3]のいずれかの方法。
[5] 前記食品がミートソース又はカスタードクリームである、[1]-[4]のいずれかの方法。
[6] 前記微生物に乳酸菌が含まれる、[1]-[5]のいずれかの方法。
[7] 前記乳酸菌がLeuconostoc mesenteroides又は/及びWeissella viridescensである、[6]の方法。
【0007】
[8] ゲラニルゲラニオールとカンゾウ油性抽出物とを含む、食品中の微生物の増殖を抑制するための組成物。
[9] 前記食品中へのゲラニルゲラニオールの添加濃度が50-1000 ppmであり、カンゾウ油性抽出物の添加濃度が100-1000 ppmである、[8]の組成物。
[10] 前記食品が10℃以下で保存されるものである、[8]又は[9]の組成物。
[11] ゲラニルゲラニオールがアナトー油中に含まれて添加される、[8]-[10]のいずれかの組成物。
[12] 前記食品がミートソース又はカスタードクリームである、[8]-[11]のいずれかの組成物。
[13] 前記微生物に乳酸菌が含まれる、[8]-[12]のいずれかの組成物。
[14] 前記乳酸菌がLeuconostoc mesenteroides又は/及びWeissella viridescensである、[13]の組成物。
【0008】
[15] 食品中の微生物の増殖を抑制するための、ゲラニルゲラニオールとカンゾウ油性抽出物との組み合わせ使用。
[16] 前記食品中へのゲラニルゲラニオールの添加濃度が50-1000 ppmであり、カンゾウ油性抽出物の添加濃度が100-1000 ppmである、[15]の使用。
[17] 前記食品が10℃以下で保存されるものである、[15]又は[16]の使用。
[18] 前記食品がミートソース又はカスタードクリームである、[15]-[17]のいずれかの使用。
[19] 前記微生物に乳酸菌が含まれる、[15]-[18]のいずれかの使用。
[20] 前記乳酸菌がLeuconostoc mesenteroides又は/及びWeissella viridescensである、[19]の使用。
【0009】
[21] 食品中の微生物の増殖を抑制するための組成物であって、ゲラニルゲラニオールを含み、カンゾウ油性抽出物と組み合わせて用いられる組成物。
[22] 前記食品中へのゲラニルゲラニオールの添加濃度が50-1000 ppmである、[21]の組成物。
[23] 前記食品が10℃以下で保存されるものである、[21]又は[22]の組成物。
[24] アナトー油である、[21]-[23]のいずれかの組成物。
[25] 前記食品がミートソース又はカスタードクリームである、[21]-[24]のいずれかの組成物。
[26] 前記微生物に乳酸菌が含まれる、[21]-[25]のいずれかの組成物。
[27] 前記乳酸菌がLeuconostoc mesenteroides又は/及びWeissella viridescensである、[26]の組成物。
【0010】
[28] 食品中の微生物の増殖を抑制するためのゲラニルゲラニオールの使用であって、カンゾウ油性抽出物の使用と組み合わせられる、使用。
[29] 前記食品中へのゲラニルゲラニオールの添加濃度が50-1000 ppmである、[28]の使用。
[30] 前記食品が10℃以下で保存されるものである、[28]又は[29]の使用。
[31] 前記食品がミートソース又はカスタードクリームである、[28]-[30]のいずれかの使用。
[32] 前記微生物に乳酸菌が含まれる、[28]-[31]のいずれかの使用。
[33] 前記乳酸菌がLeuconostoc mesenteroides又は/及びWeissella viridescensである、[32]の使用。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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