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公開番号2025110996
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2024005116
出願日2024-01-17
発明の名称シート搬送装置
出願人理想科学工業株式会社
代理人個人
主分類B65H 9/00 20060101AFI20250723BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】給紙部のバックテンションの影響を受けることなく、適切な斜行補正を行うことができるシート搬送装置を提供する。
【解決手段】給紙台30aに積載されたシートを繰り出して搬送する給紙部30と、給紙部30から搬送されたシートに斜行補正を施すレジストローラ31と、シートがレジストローラ31に到達した後、給紙部30によるシートのニップを開放するニップ解放部60と、給紙部30、レジストローラ31およびニップ解放部60を制御する制御部70を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
給紙台に積載されたシートを繰り出して搬送する給紙部と、
前記給紙部から搬送されたシートに斜行補正を施すレジストローラと、
前記シートが前記レジストローラに到達した後、前記給紙部による前記シートのニップを開放するニップ解放部と、
前記給紙部、前記レジストローラおよび前記ニップ解放部を制御する制御部を備えたシート搬送装置。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記レジストローラから送り出されたシートをニップする搬送ローラを備え、
前記制御部が、前記搬送ローラに前記シートが到達した時点以降において、前記ニップ解放部を制御して前記給紙部による前記シートのニップを開放する請求項1記載のシート搬送装置。
【請求項3】
前記制御部が、前記レジストローラによる前記シートの搬送中に、前記レジストローラよりも速い搬送速度で前記給紙部による搬送を行って前記シートの弛みを形成し、該弛みが徐々に解消されるよう前記給紙部の搬送速度を制御するアシスト制御を行い、かつ前記レジストローラによって搬送されたシートが前記搬送ローラに到達するまでの間、前記弛みが残るように前記アシスト制御を行う請求項2記載のシート搬送装置。
【請求項4】
前記制御部が、前記給紙部の搬送速度を減速することによって前記弛みを解消し、減速度を前記シートのサイズによって変更する請求項3記載のシート搬送装置。
【請求項5】
前記制御部が、前記給紙部の搬送速度を第1搬送速度まで減速した後、前記第1搬送速度よりも小さい第2搬送速度に制御して前記弛みを解消する請求項3記載のシート搬送装置。
【請求項6】
前記制御部が、前記アシスト制御における前記給紙部の搬送速度を、前記シートの種類、前記シートのサイズまたは前記弛みの設定量に応じて変更する請求項3記載のシート搬送装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、給紙部から給紙されたシートを搬送部に向けて搬送するシート搬送装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、搬送経路上を搬送される印刷用紙などのシートに対して印刷処理を施す印刷装置において、シートが斜行して搬送され、印刷処理に影響を及ぼしたり、ジャムの原因となったりすることがある。
【0003】
そこで、搬送中のシートに対して斜行補正を施すことが行われている。たとえば給紙部から給紙されたシートをレジストローラによって斜行補正した後、レジストローラから搬送ベルトなどの搬送部にシートを送り出し、搬送部による搬送中に印刷処理を行う印刷装置が提案されている。
【0004】
また、特許文献1においては、シートの搬送方向に垂直方向についてレジストローラを分離し、分離した各々のレジストローラを独立制御とすることによって、シートの搬送中に斜行補正を行うことが提案されている。特許文献1においては、レジストローラの上流側にシートを給紙する給紙部が備えられ、給紙部とレジストローラ間でたるみを形成しながら斜行補正を行うことで上流側の給紙部の影響を受けないように制御が行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-48003号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、レジストローラと給紙部との間の距離が比較的短い外部給紙の場合、給紙部によるバックテンションの影響を受けて狙い通りの斜行補正ができないことがある。たとえばA3のような長尺用紙の場合、給紙部とレジストローラ間で適切な弛みが形成できない場合、給紙部がシートの後端をニップしている状態になり、搬送中の斜行補正が不十分になる。
【0007】
また、斜行補正できた場合でも、バックテンションが生じた時の影響を受けた衝撃によって、シートが元の斜行状態に戻るなどの現象が発生する。加えて、外部給紙の場合は、次のシートを搬送する前に、給紙部の搬送動作(アシスト制御)を停止する必要があり、停止時の衝撃でシートが元の斜行状態に戻るなどの現象が発生する。
【0008】
さらに、シートの種類によっては弛みの形成のされ方が違い、厚紙などでは弛みができにくいことから、より外部給紙の影響を受けやすい。
【0009】
給紙部~レジストローラ間距離(搬送距離)を長く取れば斜行補正能力には有利に働くが、本体筐体が大きくなり、レイアウト上の制約があるため狭い範囲に給紙部~レジストローラを配置する必要がある。また、特許文献1のように、分離したレジストローラを用いる場合には、1本のレジストローラと比べてシート搬送の直進性が弱く、斜行しやすいという問題もある。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑み、給紙部のバックテンションの影響を受けることなく、適切な斜行補正を行うことができるシート搬送装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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