TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025117903
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012879
出願日2024-01-31
発明の名称インクジェット印刷装置
出願人理想科学工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250805BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】非水平面への印刷において、インク垂れによる印刷画質の低下を軽減できるインクジェット印刷装置を提供する。
【解決手段】インクジェットヘッド21A,21Bは、印刷媒体11の搬送方向に互いに離間して配置され、それぞれ複数のノズルが配列されて形成されたノズル列を有し、印刷媒体11の印刷面11aにノズル列のノズルからインクを吐出する。制御部4は、インクジェットヘッド21Aが吐出したインクが印刷面11aに着弾してから、インクジェットヘッド21Aが吐出したインクと同一領域にインクジェットヘッド21Bが吐出したインクが着弾するまでの時間が、インクジェットヘッド21Aが吐出したインクが印刷面11aに着弾してから印刷面11aに浸透するまでの時間以上になるように、搬送部2による印刷媒体11の搬送速度を調整する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
印刷媒体との相対移動方向に互いに離間して配置され、印刷媒体と相対移動しつつ、前記相対移動方向に平行で非水平な印刷媒体の印刷面にインクを吐出する複数の吐出部と、
前記複数の吐出部から見た印刷媒体の前記相対移動方向における最上流の吐出部以外の各吐出部における、当該吐出部の上流側に隣接する吐出部が吐出したインクが印刷面に着弾してから、当該吐出部が前記上流側に隣接する吐出部が吐出したインクと同一領域に吐出したインクが着弾するまでの時間が、前記上流側に隣接する吐出部が吐出したインクが印刷面に着弾してから印刷面に浸透するまでの時間以上になるように、印刷媒体と前記複数の吐出部との相対移動速度、および前記複数の吐出部におけるそれぞれの吐出部間の距離の少なくともいずれかの調整を行う制御部と
を備えることを特徴とするインクジェット印刷装置。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記複数の吐出部から見た印刷媒体の前記相対移動方向における最下流の吐出部以外の各吐出部について、吐出するインクの動的表面張力の緩和時間が長いほど、インクの吐出速度を小さくすることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット印刷装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェット印刷装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
搬送される印刷媒体の鉛直な印刷面に対して水平方向にインクを吐出して印刷するインクジェット印刷装置が知られている。
【0003】
このようなインクジェット印刷装置において、インクジェットヘッドが吐出して印刷面に着弾したインクが十分に浸透する前に、同一領域に他のインクジェットヘッドが吐出したインクが着弾すると、印刷媒体がインクを吸収しきれずに印刷面上でインクが垂れるインク垂れが発生して印刷画質が低下することがある。
【0004】
これに関して、特許文献1には、水、色材、樹脂、2種類以上の有機溶剤、および界面活性剤を含有するインクを用いることで、インク垂れを抑制する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-86350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の技術を用いても、印刷媒体の搬送速度が速いこと等により、短時間で同一領域に複数のインクジェットヘッドからインクが重ねて吐出されると、インク垂れによる印刷画質の低下が生じるおそれがある。
【0007】
なお、印刷面は鉛直面に限らず、非水平面である場合において、上述のようなインク垂れによる印刷画質が低下するおそれがある。
【0008】
本発明は上記に鑑みてなされたもので、非水平面への印刷において、インク垂れによる印刷画質の低下を軽減できるインクジェット印刷装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明のインクジェット印刷装置は、印刷媒体との相対移動方向に互いに離間して配置され、印刷媒体と相対移動しつつ、前記相対移動方向に平行で非水平な印刷媒体の印刷面にインクを吐出する複数の吐出部と、前記複数の吐出部から見た印刷媒体の前記相対移動方向における最上流の吐出部以外の各吐出部における、当該吐出部の上流側に隣接する吐出部が吐出したインクが印刷面に着弾してから、当該吐出部が前記上流側に隣接する吐出部が吐出したインクと同一領域に吐出したインクが着弾するまでの時間が、前記上流側に隣接する吐出部が吐出したインクが印刷面に着弾してから印刷面に浸透するまでの時間以上になるように、印刷媒体と前記複数の吐出部との相対移動速度、および前記複数の吐出部におけるそれぞれの吐出部間の距離の少なくともいずれかの調整を行う制御部とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明のインクジェット印刷装置によれば、非水平面への印刷において、インク垂れによる印刷画質の低下を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

理想科学工業株式会社
成形装置
17日前
理想科学工業株式会社
画像形成装置
14日前
理想科学工業株式会社
画像形成装置
9日前
理想科学工業株式会社
封書作成装置
16日前
理想科学工業株式会社
シート搬送装置
16日前
理想科学工業株式会社
孔版両面印刷装置
17日前
理想科学工業株式会社
スクリーン枠固定装置
23日前
理想科学工業株式会社
インクジェット印刷装置
2日前
理想科学工業株式会社
インクジェット印刷装置
7日前
理想科学工業株式会社
搬送ローラの摩耗検知装置
11日前
理想科学工業株式会社
インクジェットインク及びインクセット
10日前
理想科学工業株式会社
油性インクジェットインク及びその製造方法
3日前
理想科学工業株式会社
転写媒体製造装置および方法並びに転写媒体
14日前
理想科学工業株式会社
印刷制御装置、印刷制御方法、及び、プログラム
14日前
シヤチハタ株式会社
印判
2か月前
東レ株式会社
凸版印刷版原版
8か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
8か月前
シヤチハタ株式会社
反転式印判
7か月前
独立行政法人 国立印刷局
印刷物
5か月前
三光株式会社
感熱記録材料
4か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
5か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
2か月前
独立行政法人 国立印刷局
貼付機構
1日前
株式会社リコー
液体吐出装置
2か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
4か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
6か月前
日本製紙株式会社
感熱記録体
5か月前
独立行政法人 国立印刷局
記録媒体
6か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
3日前
株式会社リコー
液体吐出装置
5か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
2日前
フジコピアン株式会社
熱転写記録媒体
9か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
4か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
4か月前
続きを見る