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公開番号2025111027
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2024005161
出願日2024-01-17
発明の名称内燃機関の燃料供給装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F02M 23/12 20060101AFI20250723BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】燃費の向上効果を発揮できる内燃機関の燃料供給装置を提供する。
【解決手段】内燃機関1の燃料供給装置10は、燃料タンク20の液体燃料を燃料ポンプ40によって内燃機関1に供給する。燃料供給装置10は、ウルトラファインバブルを液体燃料に供給するように構成されたUFB供給装置50と、液体燃料のUFB密度を計測する計測装置60と、燃料ポンプ40の燃料吸入口42の近傍に設けられる電極70と、を備える。内燃機関1の燃料供給装置10は、液体燃料のUFB密度が閾値未満であるときに、電極70を通電する処理を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
燃料タンクの液体燃料を燃料ポンプによって内燃機関に供給する内燃機関の燃料供給装置であって、
ウルトラファインバブルを前記液体燃料に供給するように構成されたUFB供給装置と、
前記液体燃料のUFB密度を計測する計測装置と、
前記燃料ポンプの燃料吸入口の近傍に設けられる電極と、を備え、
前記液体燃料の前記UFB密度が閾値未満であるときに、前記電極を通電する処理を実行する
内燃機関の燃料供給装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、内燃機関の燃料供給装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
燃料タンク内の液体燃料に気体を供給する内燃機関の燃料供給装置が知られている。気体の一例は、ウルトラファインバブル(UFB)である。特許文献1は、UFB発生装置を備える内燃機関の燃料供給装置を例示する。液体燃料にUFBが含まれることにより内燃機関において燃費の向上が期待される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-118087号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、UFB発生装置によるUFBの供給が停止されると液体燃料のUFB密度は時間の経過とともに減少する。液体燃料のUFB密度が減少すると、UFBによる燃費の向上効果が低下する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための内燃機関の燃料供給装置は、燃料タンクの液体燃料を燃料ポンプによって内燃機関に供給する内燃機関の燃料供給装置であって、UFBを前記液体燃料に供給するように構成されたUFB供給装置と、前記液体燃料のUFB密度を計測する計測装置と、前記燃料ポンプの燃料吸入口の近傍に設けられる電極と、を備え、前記液体燃料の前記UFB密度が閾値未満であるときに、前記電極を通電する処理を実行する。
【発明の効果】
【0006】
液体燃料中のUFBは、負に帯電するため、電極を通電すると液体燃料中のUFBが電極の周囲に集まる。電極は、燃料ポンプの燃料吸入口の近傍に設けられるため、燃料ポンプの燃料吸入口の周囲に存在する液体燃料のUFB密度は、周囲以外に存在する液体燃料のUFB密度と比較して高くなる。燃料供給装置は、液体燃料中のUFB密度が閾値未満であるときに、電極を通電する。したがって、内燃機関に供給される液体燃料のUFB密度が高くなる。その結果、UFBによる燃費の向上効果を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、燃料供給装置の一実施形態の構成を示す模式図である。
図2は、一実施形態の制御装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、内燃機関の燃料供給装置の一実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。
図1を参照する。内燃機関1は、液体燃料を燃料とする内燃機関である。内燃機関1は、シリンダヘッド2を備えている。シリンダヘッド2には、吸気ポート3が設けられている。吸気ポート3は、燃焼室に吸気を導入する。吸気ポート3は、吸気供給管4を介してエアクリーナ5に連結されている。吸気供給管4内にはスロットル弁6が配置されている。
【0009】
燃料供給装置10は、内燃機関1に液体燃料を供給する。燃料供給装置10は、燃料タンク20、混合ガス部30、及び燃料ポンプ40を備えている。燃料供給装置10は、燃料タンク20の液体燃料を燃料ポンプ40によって内燃機関1に供給する。
【0010】
燃料タンク20は、その内部空間に液体燃料を蓄えるように構成されている。燃料タンク20の内部空間には、給油口21に到る給油管22を介して液体燃料が供給される。燃料タンク20の内部空間の下方には、液体燃料によって占められる液体領域LAが形成されている。燃料タンク20の内部空間の上方には蒸発燃料及び空気によって占められるガス領域GAが形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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