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公開番号
2025111025
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005159
出願日
2024-01-17
発明の名称
車両の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F02D
29/00 20060101AFI20250723BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】フィルタの再生頻度を向上する。
【解決手段】車両は、内燃機関と、流体継手とを備えている。内燃機関は、気筒と、燃料噴射弁と、フィルタと、クランク軸とを備えている。流体継手は、ロックアップクラッチを有し、当該ロックアップクラッチを介してクランク軸からの動力を駆動輪へと伝達する。車両の制御装置は、車速が許可車速以上であることを必要条件として、ロックアップクラッチを係合させつつ燃料噴射弁から気筒への燃料の供給を停止することによりフィルタを再生するフューエルカット処理を実行する。制御装置は、手動運転モード及び自動運転モードのうちの一方を選択する選択処理を実行する。制御装置は、自動運転モードが選択されている場合には、手動運転モードが選択されている場合に比べて低い許可車速を設定する設定処理を実行する(S22)。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
燃料を燃焼させる空間である気筒、前記気筒内に燃料を供給するための燃料噴射弁、前記気筒に接続する排気通路、前記排気通路内に位置して排気を浄化する三元触媒、前記排気通路内における三元触媒に対して下流側に位置して排気に含まれる粒子状物質を捕集するフィルタ、及び前記気筒内での燃料の燃焼に基づき回転するクランク軸、を有する内燃機関と、
ロックアップクラッチを有し、当該ロックアップクラッチを介して前記クランク軸からの動力を駆動輪へと伝達する流体継手と、
を備えている車両に適用され、
前記車両の速度である車速が予め定められた許可車速以上であることを必要条件として、前記ロックアップクラッチを係合させつつ前記燃料噴射弁から前記気筒への燃料の供給を停止することにより前記フィルタを再生するフューエルカット処理と、
前記車速が前記許可車速未満であることを必要条件として、前記ロックアップクラッチを解放する解放処理と、
前記車両の運転者の操作に応じて前記車両を走行させる手動運転モード、及び前記運転者の操作に代わって前記車両を走行させる自動運転モードのうちの一方を選択する選択処理と、
前記自動運転モードが選択されている場合には、前記手動運転モードが選択されている場合に比べて低い前記許可車速を設定する設定処理と、
を実行可能である
車両の制御装置。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記設定処理において、前記ロックアップクラッチを動作させるオイルの温度であるオイル温が高い場合には、前記オイル温が低い場合に比べて低い前記許可車速を設定する
請求項1に記載の車両の制御装置。
【請求項3】
前記設定処理において、前記車両から当該車両の前方の一定距離までの領域として予め定められた特定領域で先行車が走行していない場合には、前記特定領域で前記先行車が走行している場合に比べて低い前記許可車速を設定する
請求項1又は請求項2に記載の車両の制御装置。
【請求項4】
前記設定処理において、前記車両が位置する道路で渋滞が発生していない場合には、当該道路で渋滞が発生している場合に比べて低い前記許可車速を設定する
請求項1又は請求項2に記載の車両の制御装置。
【請求項5】
前記自動運転モードが選択されている場合には、前記車速が前記許可車速未満であるときに前記解放処理を実行し、
前記手動運転モードが選択されている場合には、前記車速が前記許可車速未満であり、且つ、前記車両のブレーキ装置が動作しているときに前記解放処理を実行する
請求項1又は請求項2に記載の車両の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1の車両は、内燃機関、及び流体継手を備えている。内燃機関は、気筒、燃料噴射弁、排気通路、三元触媒、フィルタ、及びクランク軸を備えている。気筒は、燃料を燃焼させる空間である。燃料噴射弁は、気筒内へと燃料を供給する。排気通路は、気筒に接続している。三元触媒は、排気通路内に位置している。三元触媒は、排気通路内を流通する排気を浄化する。フィルタは、排気通路内のうち三元触媒に対して下流側に位置している。フィルタは、排気に含まれる粒子状物質を捕集する。クランク軸は、気筒内での燃料の燃焼に基づき回転する。流体継手は、ロックアップクラッチを備えている。ロックアップクラッチは、クランク軸からの動力を車両の駆動輪へと伝達する。
【0003】
特許文献1の車両は、制御装置を備えている。制御装置は、フィルタを再生させるためにフューエルカット処理を実行する。具体的には、制御装置は、車両が走行しているときのフューエルカット処理において、ロックアップクラッチを係合させる。さらに、制御装置は、フューエルカット処理において、燃料噴射弁から気筒への燃料の供給を停止させる。このフューエルカット処理により、気筒及び排気通路を介して空気がフィルタへと供給される。その結果、フィルタの粒子状物質が燃焼することでフィルタが再生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-148097号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のような車両において、ロックアップクラッチの係合中に車両が停車しようとする際には、ロックアップクラッチを解放することが必要である。これは、ロックアップクラッチが係合していることでクランク軸の回転速度が過度に低下すると、エンジンストールが発生するからである。一方、ロックアップクラッチの解放にあたっては、当該解放を完了するために、ある程度の期間を要する。このように、ロックアップクラッチの解放に要する期間を考慮すると、フューエルカット処理の実行条件としては、車速が予め定められた許可車速以上になっていることを要件に含むことが有効である。ただし、許可車速がむやみに高くなると、フューエルカット処理の実行頻度が低下する。すなわち、フィルタの再生頻度が低下するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための車両の制御装置は、燃料を燃焼させる空間である気筒、前記気筒内に燃料を供給するための燃料噴射弁、前記気筒に接続する排気通路、前記排気通路内に位置して排気を浄化する三元触媒、前記排気通路内における三元触媒に対して下流側に位置して排気に含まれる粒子状物質を捕集するフィルタ、及び前記気筒内での燃料の燃焼に基づき回転するクランク軸、を有する内燃機関と、ロックアップクラッチを有し、当該ロックアップクラッチを介して前記クランク軸からの動力を駆動輪へと伝達する流体継手と、を備えている車両に適用され、前記車両の速度である車速が予め定められた許可車速以上であることを必要条件として、前記ロックアップクラッチを係合させつつ前記燃料噴射弁から前記気筒への燃料の供給を停止することにより前記フィルタを再生するフューエルカット処理と、前記車速が前記許可車速未満であることを必要条件として、前記ロックアップクラッチを解放する解放処理と、前記車両の運転者の操作に応じて前記車両を走行させる手動運転モード、及び前記運転者の操作に代わって前記車両を走行させる自動運転モードのうちの一方を選択する選択処理と、前記自動運転モードが選択されている場合には、前記手動運転モードが選択されている場合に比べて低い前記許可車速を設定する設定処理と、を実行可能である。
【発明の効果】
【0007】
一般的に、自動運転モードが選択されている場合には、手動運転モードが選択されている場合に比べて、車両の減速度が大きくなりにくい傾向がある。そのため、自動運転モードが選択されている場合には、手動運転モードが選択されている場合に比べて、車両が停車しようとしてから停車するまでの期間が長くなりやすい。換言すると、自動運転モードが選択されている場合には、ロックアップクラッチが動作し始めてから停車するまでの期間が長くなりやすい。したがって、自動運転モードが選択されている場合において許可車速が低くても、停車するまでにロックアップクラッチを解放することが可能である。上記構成によれば、自動運転モードが選択されている場合には、手動運転モードが選択されている場合に比べて許可車速が低くなる。このように自動運転モードが選択されている場合には許可車速が低くなることで、自動運転モードが選択されている場合においてフューエルカット処理の実行頻度が高くなる。その結果、フィルタの再生頻度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、車両の概略構成図である。
図2は、内燃機関の概略構成図である。
図3は、設定制御を示すフローチャートである。
図4は、フューエルカット制御を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<車両の概略構成>
以下、本発明の一実施形態を図1~図4にしたがって説明する。先ず、車両100の概略構成について説明する。
【0010】
図1に示すように、車両100は、内燃機関10、及びモータジェネレータ30を備えている。内燃機関10は、車両100の駆動源として機能する。内燃機関10の燃料の一例は、ガソリンである。モータジェネレータ30は、車両100の駆動源として機能する。したがって、車両100は、いわゆるハイブリッド車両である。
(【0011】以降は省略されています)
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