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公開番号
2025111182
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005436
出願日
2024-01-17
発明の名称
内燃機関の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
主分類
F02D
43/00 20060101AFI20250723BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】OT増量制御が実施されたときのKCS学習制御におけるKCS学習値のずれの発生を回避することを課題とする。
【解決手段】内燃機関の制御装置は、内燃機関におけるノッキングの有無を検出し、前記ノッキングが解消されるように点火時期を補正し、補正した前記点火時期の学習を実施する点火時期学習制御部と、前記内燃機関の排気系等に設けられた触媒の温度に基づいて、前記触媒の温度を低下させるための燃料噴射量の増量を実施する燃料噴射量増量制御部と、を備え、前記点火時期学習制御部は、前記燃料噴射量増量制御部が前記燃料噴射量の増量を実施しているときは、前記学習を停止する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
内燃機関におけるノッキングの有無を検出し、前記ノッキングが解消されるように点火時期を補正し、補正した前記点火時期の学習を実施する点火時期学習制御部と、
前記内燃機関の排気系等に設けられた触媒の温度に基づいて、前記触媒の温度を低下させるための燃料噴射量の増量を実施する燃料噴射量増量制御部と、
を備え、
前記点火時期学習制御部は、前記燃料噴射量増量制御部が前記燃料噴射量の増量を実施しているときは、前記学習を停止する、
内燃機関の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
内燃機関において排気浄化を行う触媒は、例えば高温の排気ガス等により触媒が過熱されると、排気浄化能力が低下したり、触媒自体が溶損したりする可能性がある。従来、これらの現象を回避するために、燃料噴射量を増量して燃料の気化熱により排気の温度を低下させ、触媒を冷却する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような燃料噴射量の増量は、OT(Over Temperature Protection)増量制御と呼ばれる。また、従来、内燃機関において適切な燃焼がされなかった場合に内燃機関に生じる振動を検出し、点火時期を補正するKCS(Knock Control System)学習制御が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-220214号公報
特開2023-32237号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、KCS学習制御では、ノックセンサにより内燃機関の振動が検知されたときに点火時期補正が実施される。一方、OT増量制御が実施されると、触媒の温度を低下させることができるが、燃料噴射量増加に起因する内燃機関の出力トルク変動が生じることがある。ノックセンサはOT増量制御に起因する出力トルク変動を検知することがある。しかしながら、OT増量制御に起因する出力トルク変動は、ノッキングに起因するものではないため、ノックセンサの検知は誤検知である。誤検知された情報に基づいてKCS学習制御が実施されると、KCS学習値のずれが発生する。
【0005】
特許文献1や特許文献2は、OT増量制御とKCS学習制御間の相互の影響については何ら考慮されていない。
【0006】
そこで、本明細書開示の発明は、OT増量制御が実施されたときのKCS学習制御におけるKCS学習値のずれの発生を回避することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題は、内燃機関におけるノッキングの有無を検出し、前記ノッキングが解消されるように点火時期を補正し、補正した前記点火時期の学習を実施する点火時期学習制御部と、前記内燃機関の排気系等に設けられた触媒の温度に基づいて、前記触媒の温度を低下させるための燃料噴射量の増量を実施する燃料噴射量増量制御部とを備え、前記点火時期学習制御部は、前記燃料噴射量増量制御部が前記燃料噴射量の増量を実施しているときは、前記学習を停止する、内燃機関の制御装置によって達成される。
【発明の効果】
【0008】
本明細書開示の発明は、OT増量制御が実施されたときのKCS学習制御におけるKCS学習値のずれの発生を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は実施形態の制御装置が組み込まれた内燃機関の概略構成を示す模式図である。
図2は実施形態の制御の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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