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公開番号
2025111315
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005669
出願日
2024-01-17
発明の名称
締結部材
出願人
アズビル株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
F16B
13/06 20060101AFI20250723BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】壁材の厚さによらず固定対象を容易かつ確実に壁面に取り付けることができる締結部材を提供すること。
【解決手段】実施形態の締結部材1は、筒状形状であり一端2aから他端2bに向けて延びる複数のスリットによって分割された複数の脚部21を有する筒部2と、筒部2の内側に設けられて筒部2の中心軸Cに沿って延びる棒状部3と、筒部2の他端2bに設けられて、筒部2の他端2b側の開口縁から外側に広がる鍔部4と、を備える。筒部2の内周面には複数の凹部と複数の凸部とが中心軸Cに沿って交互に並べて形成されており、棒状部3の外周面には複数の凹部と複数の凸部とが中心軸Cに沿って並べて交互に形成されており、筒部2の内周面に形成された凹凸23と棒状部3の外周面に形成された凹凸34とが互いに嵌まり合っている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
筒状形状であり一端から他端に向けて延びる複数のスリットによって分割された複数の脚部を有する筒部と、
前記筒部の内側に設けられて前記筒部の中心軸に沿って延びる棒状部と、
前記筒部の前記他端に設けられて、前記筒部の前記他端側の開口縁から外側に広がる鍔部と、を備え、
前記筒部の内周面には複数の凹部と複数の凸部とが前記中心軸に沿って交互に並べて形成されており、
前記棒状部の外周面には複数の凹部と複数の凸部とが前記中心軸に沿って並べて交互に形成されており、
前記筒部の内周面に形成された凹凸と前記棒状部の外周面に形成された凹凸とが互いに嵌まり合っている締結部材。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記棒状部は、前記筒部の凹凸と前記棒状部の凹凸とが嵌まり合った状態で前記筒部の前記他端から突出している他端側突出部を有する請求項1に記載の締結部材。
【請求項3】
前記他端側突出部の端部には前記鍔部と対向するように外側に広がる頭部が形成されている請求項2に記載の締結部材。
【請求項4】
前記棒状部は、前記筒部の凹凸と前記棒状部の凹凸とが嵌まり合った状態で前記筒部の前記一端から突出している一端側突出部を有し、
前記一端側突出部の根元の外径をD1とし、前記筒部の一端側となる端部の外径をD2とした場合に、D1>D2の関係となる請求項1に記載の締結部材。
【請求項5】
前記筒部の前記一端には複数の前記脚部を連結させる連結部が一体に形成されている請求項1に記載の締結部材。
【請求項6】
前記筒部の外周面には複数の凹凸が形成されている請求項1に記載の締結部材。
【請求項7】
前記鍔部の前記一端側に形成されて、前記鍔部から前記一端側に離れる方向に付勢力を発揮するばね部をさらに備える請求項1に記載の締結部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、締結部材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
壁面に固定対象を固定するために締結部材が用いられる場合がある。固定対象には操作部等が設けられたカバーが例示される。また、締結部材にはねじが例示される。例えば、壁の内側に予め固定されたスイッチボックスと、壁の外側に設けられたカバーとをねじで締結することでカバーが壁面に固定される。ねじのよる締結は、カバーを片手で押えながらねじを回す必要があるため、作業がしにくく、作業効率が低下してしまう。
【0003】
そこで、特許文献1には、ねじを用いずに固定対象を壁面に固定可能な締結部材が開示されている。特許文献1に開示された締結部材は、締結する対象物に形成された孔に軸部を貫通させた後に、貫通した先の部位を外側に広げることで、締結部材が孔から抜けないようにして、対象物を締結する構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-148430号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された締結部材では、軸部のうち外側に広がる範囲は固定されている。したがって、締結される対象物の厚さや対象物同士の距離が変わった場合には締結を行うことができない、という課題がある。上述したカバーとスイッチボックスとを締結させる例であれば、カバーとスイッチボックスとの距離は壁材の厚さによって異なる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した課題を解決するために、締結部材は、筒状形状であり一端から他端に向けて延びる複数のスリットによって分割された複数の脚部を有する筒部と、筒部の内側に設けられて筒部の中心軸に沿って延びる棒状部と、筒部の他端に設けられて、筒部の他端側の開口縁から外側に広がる鍔部と、を備える。筒部の内周面には複数の凹部と複数の凸部とが中心軸に沿って交互に並べて形成されており、棒状部の外周面には複数の凹部と複数の凸部とが中心軸に沿って並べて交互に形成されており、筒部の内周面に形成された凹凸と棒状部の外周面に形成された凹凸とが互いに嵌まり合っている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、壁材の厚さによらず固定対象を容易かつ確実に壁面に固定することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る締結部材の斜視図である。
図2は、実施形態に係る締結部材の断面図である。
図3は、実施形態に係る締結部材の一端を拡大した部分拡大斜視図である。
図4は、図2に示したA部分を拡大した部分拡大断面図である。
図5は、実施形態に係る締結部材の他端側突出部部分を拡大した部分拡大断面図である。
図6は、図2に示したB部分を拡大した部分拡大断面図である。
図7は、実施形態に係る締結部材によって固定される固定対象の一例を示す斜視図である。
図8は、実施形態に係る締結部材で固定対象を固定する手順を説明するための断面図である。
図9は、実施形態に係る締結部材で固定対象を固定する手順を説明するための断面図である。
図10は、スイッチボックスの孔とカバーの孔との間での脚部の状態を模式的に示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る締結部材の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る締結部材が限定されるものではない。
【0010】
<締結部材の全体構成について>
図1は、実施形態に係る締結部材の斜視図である。図2は、実施形態に係る締結部材の断面図である。締結部材1は、筒部2と、鍔部4と、棒状部3と、ばね部5と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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