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公開番号2025116380
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024010777
出願日2024-01-29
発明の名称情報処理方法及び情報処理装置
出願人アズビル株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06N 5/01 20230101AFI20250801BHJP(計算;計数)
要約【課題】より正確なアライメントを実現可能とすること。
【解決手段】本願に係る情報処理方法は、サンプリングタイミングごとのサンプリング値を含む時系列データである対象データと、対象データが正常であるか否かを判定する際の基準となる標準時系列データとを取得する取得工程と、標準時系列データのサンプリング値ごとに、サンプリング値に対応するサンプリングタイミングを、所定の起点から計測されたサンプリングタイミングである相対的サンプリングタイミングとして決定し、相対的サンプリングタイミングの分布範囲を示す分布データを生成する生成工程と、分布データに基づいて決定される相対的サンプリングタイミングの分布範囲内に含まれるように、対象データと標準時系列データとに基づくワーピングパスを決定する決定工程とを含むことを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
サンプリングタイミングごとのサンプリング値を含む時系列データである対象データと、当該対象データが正常であるか否かを判定する際の基準となる標準時系列データとを取得する取得工程と、
前記標準時系列データの前記サンプリング値ごとに、当該サンプリング値に対応するサンプリングタイミングを、所定の起点から計測されたサンプリングタイミングである相対的サンプリングタイミングとして決定し、当該相対的サンプリングタイミングの分布範囲を示す分布データを生成する生成工程と、
前記分布データに基づいて決定された相対的サンプリングタイミングの分布範囲内に含まれるように、前記対象データと前記標準時系列データとに基づくワーピングパスを決定する決定工程と
を含むことを特徴とする情報処理方法。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記決定工程は、
前記対象データと前記標準時系列データとの全ての前記サンプリング値を相互に比較し、前記対象データと前記標準時系列データとの間の距離を最小とするワーピングパスを前記ワーピングパスとして決定する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記決定工程は、
前記分布データに基づいて決定された相対的サンプリングタイミングの分布範囲内にワーピングパスの経路を制限することで、前記ワーピングパスを決定する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記ワーピングパスの経路上の値を積算することで、前記対象データと前記標準時系列データとの間の距離を算出する算出工程をさらに含む
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記算出工程によって算出された距離が所定の閾値以上である場合に、前記対象データが異常であると判定する判定工程をさらに含む
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理方法。
【請求項6】
前記分布データは、前記相対的サンプリングタイミングと、正常時の時系列データである正常データのサンプリングタイミングとの差により表される値のばらつく範囲である
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項7】
サンプリングタイミングごとのサンプリング値を含む時系列データである対象データと、当該対象データが正常であるか否かを判定する際の基準となる標準時系列データとを取得する取得部と、
前記標準時系列データの前記サンプリング値ごとに、当該サンプリング値に対応するサンプリングタイミングを、所定の起点から計測されたサンプリングタイミングである相対的サンプリングタイミングとして決定し、当該相対的サンプリングタイミングの分布範囲を示す分布データを生成する生成部と、
前記分布データに基づいて決定される前記相対的サンプリングタイミングの分布範囲内に含まれるように、前記対象データと前記標準時系列データとに基づくワーピングパスを決定する決定部と
を備えることを特徴とする情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理方法及び情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、生産プロセス管理において、生産設備の異常を判定するために、生産設備で計測される温度や圧力等の計測値の時系列データと、正常時の時系列データとをアライメントする技術が知られている。例えば、アライメントする際に、サンプリングタイミングの時間的なずれの許容範囲をサンプリング値ごとに柔軟に設定する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5492622号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来技術では、複数の工程から成るプロセスにおいて、プロセス開始時点からの経過時間を使用したアライメント方法では、プロセスの後の工程になるほど広い分布を取る傾向がある。そのため、プロセスの後ろに位置する工程の所要時間のずれを異常として検知したい場合、その工程の所要時間が正常時の時系列データである正常データから逸脱したときであっても、正常データの範囲内と判定される場合がある。この場合、その工程の所要時間のずれを異常と検知できない恐れがある。
【0005】
本願はこのような課題を解決するためのものであり、より正確なアライメントを実現可能とすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る情報処理方法は、サンプリングタイミングごとのサンプリング値を含む時系列データである対象データと、対象データが正常であるか否かを判定する際の基準となる標準時系列データとを取得する取得工程と、標準時系列データのサンプリング値ごとに、サンプリング値に対応するサンプリングタイミングを、所定の起点から計測されたサンプリングタイミングである相対的サンプリングタイミングとして決定し、相対的サンプリングタイミングの分布範囲を示す分布データを生成する生成工程と、分布データに基づいて決定された相対的サンプリングタイミングの分布範囲内に含まれるように、対象データと標準時系列データとに基づくワーピングパスを決定する決定工程とを含むことを特徴とする。
【0007】
上記情報処理方法においては、対象データと標準時系列データとの全てのサンプリング値を相互に比較し、対象データと標準時系列データとの間の距離を最小とするワーピングパスを最適なワーピングパスとして決定する。
【0008】
上記情報処理方法においては、分布データに基づいて決定された相対的サンプリングタイミングの分布範囲内にワーピングパスの経路を制限することで、ワーピングパスを決定する。
【0009】
上記情報処理方法においては、ワーピングパスの経路上の値を積算することで、対象データと標準時系列データとの間の距離を算出する算出工程をさらに含む。
【0010】
上記情報処理方法においては、算出工程によって算出された距離が所定の閾値以上である場合に、対象データが異常であると判定する判定工程をさらに含む。
(【0011】以降は省略されています)

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