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公開番号2025111845
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2025081879,2021038162
出願日2025-05-15,2021-03-10
発明の名称フラックス及びソルダペースト
出願人株式会社弘輝
代理人弁理士法人藤本パートナーズ
主分類B23K 35/363 20060101AFI20250723BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】作業性よく、ソルダペーストの断続印刷性を向上させることが可能なフラックス、及び、該フラックスを含むソルダペーストを提供することを課題とする。
【解決手段】本発明に係るフラックスは、はんだ付けに用いられるフラックスであって、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、及び、ポリエチレングリコールジメチルエーテルから選択される少なくとも一種を含む溶剤を含有し、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、及び、ポリエチレングリコールジメチルエーテルから選択される少なくとも一種の合計含有量が、フラックス全体に対して、35.0質量%以上55.0質量%以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
はんだ付けに用いられるフラックスであって、
ポリエチレングリコールジメチルエーテルを含む溶剤を含有し、
ポリエチレングリコールジメチルエーテルの含有量が、フラックス全体に対して、40.0質量%以上47.0質量%以下である、フラックス。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
請求項1に記載のフラックスと、はんだ合金粉末と、を含有する、ソルダペースト。
【請求項3】
前記はんだ合金粉末の粒子径が、5μm以上40μm以下である、請求項2に記載のソルダペースト。
【請求項4】
前記はんだ合金粉末の合金が、Sn/Ag/Cu合金である、請求項2又は3に記載のソルダペースト。
【請求項5】
前記Sn/Ag/Cu合金が、さらに、In、Bi、Sb及びNiから選択される少なくとも一種を含有する、請求項4に記載のソルダペースト。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、はんだ付けに用いられるフラックス、及び、該フラックスを含むソルダペーストに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
プリント配線板等の電子回路基板上に、チップ部品、パッケージ基板等の電子部品を搭載する実装技術には、はんだ合金とフラックスとを混合したソルダペーストが用いられる。具体的には、電子回路基板表面のパッド上に、メタルマスクを用いてソルダペーストをスクリーン印刷した後、電子部品をマウントして加熱(リフロー)することにより、電子回路基板上に電子部品が接合される。
【0003】
近年、電子機器の小型化及び高性能化に伴い電子部品も微細化している。このような微細な電子部品に対する印刷性を向上させるフラックスとして、例えば、特許文献1には、炭素数が12以上22以下であって常温で液状の高級アルコールを含有する溶剤を含むフラックスが開示されている。また、特許文献2には、ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルと、ポリアルキレングリコールジアルキルエーテルとの混合物である溶剤を含むフラックスが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-49539号公報
特開2014-87814号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
スクリーン印刷は、作業性の観点から、一定の時間を空けて断続的に行われる場合がある。ところが、スクリーン印刷後、メタルマスクの開口部には微量のソルダペーストが付着する。付着したソルダペーストは、時間の経過とともに乾燥してメタルマスクの開口部に固着し、さらには、目詰まりを起こす場合があるため、次のスクリーン印刷を行う際にソルダペーストの充填量が減少し、印刷不良が生じやすいという問題がある。メタルマスクの開口部に固着したソルダペーストを洗い落とすことも考えられるが、作業性に劣るため好ましくない。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、作業性よく、ソルダペーストの断続印刷性を向上させることが可能なフラックス、及び、該フラックスを含むソルダペーストを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るフラックスは、はんだ付けに用いられるフラックスであって、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、及び、ポリエチレングリコールジメチルエーテルから選択される少なくとも一種を含む溶剤を含有し、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、及び、ポリエチレングリコールジメチルエーテルから選択される少なくとも一種の合計含有量が、フラックス全体に対して、35.0質量%以上55.0質量%以下である。
【0008】
前記フラックスは、斯かる構成により、一定の時間放置しても乾燥しにくく、また、粘着性の増加を抑制するため、スクリーン印刷後、メタルマスクの開口部にソルダペーストが固着しにくくなり、さらには、目詰まりを起こしにくくなる。その結果、前記フラックスは、ソルダペーストを洗い落とす等の作業を行うことなく、ソルダペーストの断続印刷性を向上させることができる。
【0009】
本発明に係るフラックスは、前記テトラエチレングリコールジメチルエーテル、及び、ポリエチレングリコールジメチルエーテルから選択される少なくとも一種の合計含有量が、フラックス全体に対して、40.0質量%以上47.0質量%以下であってもよい。
【0010】
斯かる構成により、スクリーン印刷後、メタルマスクの開口部にソルダペーストがより固着しにくくなり、さらには、目詰まりをより起こしにくくなる。その結果、前記フラックスは、ソルダペーストの断続印刷性をより向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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