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公開番号2025112150
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024006275
出願日2024-01-18
発明の名称配線基板用の無人搬送車および無人搬送方法
出願人イビデン株式会社
代理人弁理士法人銀座マロニエ特許事務所
主分類B61B 13/00 20060101AFI20250724BHJP(鉄道)
要約【課題】簡単な構成により配線基板の無人搬送を実現すること。
【解決手段】配線基板処理システムの前部モジュールから前方に突出してその前部モジュールに対し配線基板を出し入れするステーションの上面に設けられた容器搭載部との間で配線基板容器を載せ替える配線基板用無人搬送車であって、配線基板容器の両側部を支持するための二本の腕部に容器搭載部を干渉させずにステーションが前方から二本の腕部の下方の容器搭載位置まで入り込むとともに容器搭載位置から前方へ抜け出るように二本の腕部を支持する支持フレームと、支持フレームを支持して、容器搭載部から上方に離間する上昇位置と容器搭載部に搭載される下降位置との間で配線基板容器を昇降させる昇降駆動機構と、昇降駆動機構を支持して指定された経路で床面上を自動走行し、ステーションを容器搭載位置に入り込ませた状態で停止する自動走行台車と、を備えてなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
配線基板処理システムの前部モジュールから前方に突出してその前部モジュールに対し配線基板を出し入れするステーションの上面に設けられた容器搭載部との間で配線基板容器を載せ替える配線基板用無人搬送車において、
前記配線基板容器の両側部を支持するための二本の腕部を有し、前記容器搭載部とそれらの腕部との干渉なしに前記ステーションが、それらの腕部の前方からそれらの腕部の下方の容器搭載位置への相対的な入り込みと、その容器搭載位置からそれらの腕部の前方への相対的な抜け出しとを行う構成で、前記二本の腕部を支持する支持フレームと、
前記支持フレームを支持して、前記容器搭載部から上方に離間する上昇位置と前記容器搭載部に搭載される下降位置との間で前記配線基板容器を昇降させる昇降駆動機構と、
前記昇降駆動機構を支持して指定された経路で床面上を自動走行し、前記ステーションを前記容器搭載位置に入り込ませた状態で停止する自動走行台車と、
を備えることを特徴とする配線基板用無人搬送車。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
請求項1記載の配線基板用無人搬送車において、
前記ステーションはその下面から床面まで、前記二本の腕部を除く前記支持フレームの一部と前記昇降駆動機構と前記自動走行台車とが出入り可能な空間を有している。
【請求項3】
請求項1記載の配線基板用無人搬送車において、
前記配線基板容器は、配線基板としての複数枚のプレートをラック上に水平に支持して収容する前面開閉式密閉型カセットである。
【請求項4】
配線基板処理システムの前部モジュールから前方に突出してその前部モジュールに対し配線基板を出し入れするステーションの上面に設けられた容器搭載部と請求項1から3までの何れか1項記載の配線基板用無人搬送車との間で配線基板容器を載せ替えるに際し、
前記自動走行台車が、前記指定された経路で床面上を自動走行し、前進して前記ステーションを前記容器搭載位置に入り込ませた状態で停止することと、
前記自動走行台車の停止状態で、前記昇降駆動機構が、前記支持フレームを下降させて、前記二本の腕部が両側部を支持する前記配線基板容器を前記容器搭載部に移載するとともに前記二本の腕部を前記配線基板容器の両側部から下方に離間させ、または前記支持フレームを上昇させて、前記容器搭載部に搭載された前記配線基板容器の両側部を前記二本の腕部に支持させて前記配線基板容器を前記容器搭載部から前記配線基板用無人搬送車に移載させるとともに前記容器搭載部から上方に離間させることと、
前記自動走行台車が、前記ステーションを前記容器搭載位置に入り込ませた状態から後退して、前記ステーションの下面から床面までの空間から出て、前記指定された経路で床面上を自動走行することと、
を含むことを特徴とする配線基板用無人搬送方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、配線基板用の無人搬送車および無人搬送方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
積荷をステーションまで搬送する無人搬送車(Automatic Guided Vehicle:AGV)としては従来、例えば特許文献1に記載された、縦向きと横向きとの間で揺動可能な移載コンベヤを備えるものが知られている。このAGVは、ステーションの近くに到着すると、その移載コンベヤを、横向きに揺動させてAGV上からステーションに向けて伸ばし、AGVとステーションとの間に架け渡して、その移載コンベヤにより積荷をステーションとの間で載せ替える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-046285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながらこの従来のAGVは、移載コンベヤをAGVとステーションとの間に架け渡す際に、移載コンベヤをAGV上からステーションに向けて伸ばすので、重心位置がAGVの中央部から外れてAGVが転倒し易くなる。それゆえ、配線基板を複数枚収容した比較的重い配線基板容器を積荷とする場合に、人による移載確認が必要になり、無人搬送の実現が困難であるという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、簡単な構成により配線基板の無人搬送を実現する配線基板用の無人搬送車および無人搬送方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の配線基板用無人搬送車は、
配線基板処理システムの前部モジュールから前方に突出してその前部モジュールに対し配線基板を出し入れするステーションの上面に設けられた容器搭載部との間で配線基板容器を載せ替える配線基板用無人搬送車において、
前記配線基板容器の両側部を支持するための二本の腕部を有し、前記容器搭載部とそれらの腕部との干渉なしに前記ステーションが、それらの腕部の前方からそれらの腕部の下方の容器搭載位置への相対的な入り込みと、その容器搭載位置からそれらの腕部の前方への相対的な抜け出しとを行う構成で、前記二本の腕部を支持する支持フレームと、
前記支持フレームを支持して、前記容器搭載部から上方に離間する上昇位置と前記容器搭載部に搭載される下降位置との間で前記配線基板容器を昇降させる昇降駆動機構と、
前記昇降駆動機構を支持して指定された経路で床面上を自動走行し、前記ステーションを前記容器搭載位置に入り込ませた状態で停止する自動走行台車と、
を備えることを特徴とする。
【0007】
また、前記配線基板用無人搬送車を用いる本発明の配線基板用無人搬送方法は、
配線基板処理システムの前部モジュールから前方に突出してその前部モジュールに対し配線基板を出し入れするステーションの上面に設けられた容器搭載部と前記配線基板用無人搬送車との間で配線基板容器を載せ替えるに際し、
前記自動走行台車が、前記指定された経路で床面上を自動走行し、前進して前記ステーションを前記容器搭載位置に入り込ませた状態で停止することと、
前記自動走行台車の停止状態で、前記昇降駆動機構が、前記支持フレームを下降させて、前記二本の腕部が両側部を支持する前記配線基板容器を前記容器搭載部に移載するとともに前記二本の腕部を前記配線基板容器の両側部から下方に離間させ、または前記支持フレームを上昇させて、前記容器搭載部に搭載された前記配線基板容器の両側部を前記二本の腕部に支持させて前記配線基板容器を前記容器搭載部から前記配線基板用無人搬送車に移載させるとともに前記容器搭載部から上方に離間させることと、
前記自動走行台車が、前記ステーションを前記容器搭載位置に入り込ませた状態から後退して、前記ステーションの下面から床面までの空間から出て、前記指定された経路で床面上を自動走行することと、
を含むことを特徴とする。
【0008】
なお、本発明の配線基板用無人搬送車および配線基板用無人搬送方法においては、好ましくは、前記ステーションはその下面から床面まで、前記二本の腕部を除く前記支持フレームの一部と前記昇降駆動機構と前記自動走行台車とが出入り可能な空間を有している。
【0009】
また、本発明の配線基板用無人搬送車および配線基板用無人搬送方法においては、好ましくは、前記配線基板容器は、配線基板としての複数枚のプレートをラック上に水平に支持して収容する前面開閉式密閉型カセットである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
(a)~(c)は、本発明の一実施形態の配線基板用無人搬送車およびそれを用いた本発明の一実施形態の配線基板用無人搬送方法を模式的に示す側面図である。
本発明の一実施形態の配線基板用無人搬送車およびそれを用いた本発明の一実施形態の配線基板用無人搬送方法を模式的に示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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