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公開番号
2025113001
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024007603
出願日
2024-01-22
発明の名称
加熱調理器
出願人
リンナイ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F24C
3/12 20060101AFI20250725BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】調理物の温度を設定して加熱調理可能な加熱調理器において、ユーザの満足度を高める。
【解決手段】加熱条件入力部39は、調理物の目標加熱温度である設定指示温度を第1の温度間隔で増減して入力する温度設定指示部41e,41fと、入力された設定指示温度を第1の温度間隔よりも狭い第2の温度間隔で増補正または減補正して補正設定指示温度を入力する補正温度設定指示部43a,43bとを有しており、制御部12は、設定指示温度が入力された後、補正設定指示温度が入力されると、温度検出部31aで検出される調理容器温度が補正設定指示温度に対応する補正調理容器目標温度となるように加熱部31,32を作動させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
調理物を収容した調理容器を加熱する加熱部と、
調理容器温度を検出する温度検出部と、
加熱条件を入力する加熱条件入力部と、
制御部と、を備える加熱調理器であって、
加熱条件入力部は、調理物の目標加熱温度である設定指示温度を第1の温度間隔で増減して入力する温度設定指示部と、温度設定指示部で入力された設定指示温度を第1の温度間隔よりも狭い第2の温度間隔で増補正または減補正して補正設定指示温度を入力する補正温度設定指示部と、を有しており、
制御部は、温度設定指示部で設定指示温度が入力されると、温度検出部で検出される調理容器温度が設定指示温度に対応する調理容器目標温度となるように加熱部を作動させ、
温度設定指示部で設定指示温度が入力された後、補正温度設定指示部で設定指示温度を増補正または減補正する補正設定指示温度が入力されるかどうかを判定し、
補正温度設定指示部で補正設定指示温度が入力されると、温度検出部で検出される調理容器温度が補正設定指示温度に対応する補正調理容器目標温度となるように加熱部を作動させる加熱調理器。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の加熱調理器において、
加熱条件入力部で入力された加熱条件の履歴を記憶する記憶部を備え、
加熱条件の履歴は、温度設定指示部で入力された設定指示温度の履歴と、補正温度設定指示部で設定指示温度が補正設定指示温度に増補正または減補正されたときの補正条件の履歴と、を含み、
制御部は、温度設定指示部で設定指示温度が入力されると、今回の加熱調理において温度設定指示部で入力された設定指示温度と同一の設定指示温度が記憶部に記憶されている過去の加熱調理において温度設定指示部で入力されているかどうかを判定し、
今回の加熱調理において温度設定指示部で入力された設定指示温度と同一の設定指示温度が記憶部に記憶されている過去の加熱調理において温度設定指示部で入力されている場合、過去の加熱調理において温度設定指示部で同一の設定指示温度が入力されたときの補正条件に基づいて、今回の加熱調理の設定指示温度を増補正または減補正して補正設定指示温度を設定し、
温度検出部で検出される調理容器温度が設定された補正設定指示温度に対応する補正調理容器目標温度となるように加熱部を作動させる加熱調理器。
【請求項3】
請求項1または2に記載の加熱調理器において、
加熱条件入力部で入力された加熱部の加熱条件の履歴を記憶する記憶部を備え、
加熱条件の履歴は、温度設定指示部で入力された設定指示温度の履歴と、補正温度設定指示部で設定指示温度が補正設定指示温度に増補正または減補正されたときの補正条件の履歴と、を含み、
制御部は、温度設定指示部で設定指示温度が入力されると、今回の加熱調理において温度設定指示部で入力された設定指示温度と同一の設定指示温度が記憶部に記憶されている過去の加熱調理において温度設定指示部で入力されているかどうかを判定し、
今回の加熱調理において温度設定指示部で入力された設定指示温度と同一の設定指示温度が記憶部に記憶されている過去の加熱調理において温度設定指示部で入力されていない場合、過去の加熱調理において温度設定指示部で異なる設定指示温度が入力されたときの補正条件に基づいて、今回の加熱調理の設定指示温度を増補正または減補正して補正設定指示温度を設定し、
温度検出部で検出される調理容器温度が設定された補正設定指示温度に対応する補正調理容器目標温度となるように加熱部を作動させる加熱調理器。
【請求項4】
請求項3に記載の加熱調理器において、
制御部は、過去の加熱調理において温度設定指示部で入力された1以上の異なる設定指示温度のうち、今回の加熱調理において温度設定指示部で入力された設定指示温度に最も近い設定指示温度が入力されたときの補正条件、または過去の加熱調理において複数の異なる設定指示温度が入力されたときの平均の補正条件に基づいて、今回の加熱調理の設定指示温度を増補正または減補正して補正設定指示温度を設定する加熱調理器。
【請求項5】
請求項2に記載の加熱調理器において、
記憶部に記憶された加熱条件の履歴を消去するリセット部を備える加熱調理器。
【請求項6】
請求項1または2に記載の加熱調理器において、
制御部は、温度設定指示部で第1の設定指示温度が入力された後、補正温度設定指示部で第1の設定指示温度を増補正する第1の補正設定指示温度が入力されるかどうかを判定し、
補正温度設定指示部で第1の設定指示温度を増補正する第1の補正設定指示温度が入力される場合、第1の設定指示温度から第1の温度間隔分、高温の第2の設定指示温度よりも低い増補正許容温度まで第1の補正設定指示温度を入力可能とするか、または第2の設定指示温度が減補正されていれば、第2の設定指示温度が減補正された第2の補正設定指示温度よりも低い増補正許容温度まで第1の補正設定指示温度を入力可能とし、
補正温度設定指示部で第1の補正設定指示温度が入力されると、温度検出部で検出される調理容器温度が第1の補正設定指示温度に対応する第1の補正調理容器目標温度となるように加熱部を作動させる加熱調理器。
【請求項7】
請求項1または2に記載の加熱調理器において、
制御部は、温度設定指示部で第1の設定指示温度が入力された後、補正温度設定指示部で第1の設定指示温度を減補正する第1の補正設定指示温度が入力されるかどうかを判定し、
補正温度設定指示部で第1の設定指示温度を減補正する第1の補正設定指示温度が入力される場合、第1の設定指示温度から第1の温度間隔分、低温の第3の設定指示温度よりも高い減補正許容温度まで第1の補正設定指示温度を入力可能とするか、または第3の設定指示温度が増補正されていれば、第3の設定指示温度が増補正された第3の補正設定指示温度よりも高い減補正許容温度まで第1の補正設定指示温度を入力可能とし、
補正温度設定指示部で第1の補正設定指示温度が入力されると、温度検出部で検出される調理容器温度が第1の補正設定指示温度に対応する第1の補正調理容器目標温度となるように加熱部を作動させる加熱調理器。
【請求項8】
請求項2に記載の加熱調理器において、
記憶部は、調理容器ごとに加熱条件入力部で入力された加熱部の加熱条件の履歴を記憶する加熱調理器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱調理器に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
調理物を収容する調理容器を加熱する加熱手段と、調理容器温度を検出する温度検出手段とを備え、温度検出手段で検出される調理容器温度に基づいて、調理物の温度がユーザの入力した設定温度となるように加熱手段の作動を制御する加熱調理器がある(例えば、特許文献1)。
【0003】
ところで、調理容器の材質、大きさ、厚さなどによる熱伝導率や熱容量の相違だけでなく、調理容器内の調理物の量の相違によっても、調理物の温度及び調理容器温度は異なってくる。そのため、上記のような加熱調理器では、一般に、加熱調理器の製造メーカが推奨する特定の推奨調理容器で特定量の調理物を加熱調理したときの調理容器温度と調理物の温度との相関データが予め取得され、ユーザが調理物の温度を入力して加熱調理が行われる場合、温度検出手段で検出される調理容器温度が相関データに基づき設定された調理物の温度に対応する調理容器温度となるように加熱手段の作動が制御されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-123429号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ユーザは推奨調理容器とは異なる調理容器を用いたり、特定量とは異なる量の調理物を調理容器に投入したりして、加熱調理する場合が多い。そのため、上記のような加熱調理が行われるとき、推奨調理容器で特定量の調理物を加熱調理するときを基準として設定された調理物の温度に対応する調理容器温度が温度検出手段で検出されていても、実際の調理物の温度はユーザの希望する温度と乖離している場合がある。加熱調理する調理物の温度をユーザが入力する加熱調理器では、一定の温度間隔で温度を入力するための設定手段も設けられているが、多種の加熱調理に対応できるように温度間隔は広く設定されている。その結果、ユーザの希望する温度で調理物を加熱調理できず、調理の出来上がりにユーザが満足できないという問題がある。
【0006】
本発明は上記課題を解決するものであり、本発明の目的は、ユーザの満足度の高い加熱調理を行うことができる加熱調理器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本技術の第1の態様によれば、
調理物を収容した調理容器を加熱する加熱部と、
調理容器温度を検出する温度検出部と、
加熱条件を入力する加熱条件入力部と、
制御部と、を備える加熱調理器であって、
加熱条件入力部は、調理物の目標加熱温度である設定指示温度を第1の温度間隔で増減して入力する温度設定指示部と、温度設定指示部で入力された設定指示温度を第1の温度間隔よりも狭い第2の温度間隔で増補正または減補正して補正設定指示温度を入力する補正温度設定指示部と、を有しており、
制御部は、温度設定指示部で設定指示温度が入力されると、温度検出部で検出される調理容器温度が設定指示温度に対応する調理容器目標温度となるように加熱部を作動させ、
温度設定指示部で設定指示温度が入力された後、補正温度設定指示部で設定指示温度を増補正または減補正する補正設定指示温度が入力されるかどうかを判定し、
補正温度設定指示部で補正設定指示温度が入力されると、温度検出部で検出される調理容器温度が補正設定指示温度に対応する補正調理容器目標温度となるように加熱部を作動させる加熱調理器が提供される。
【0008】
上記第1の態様によれば、調理物の状態や調理物の出来栄えなどの加熱調理の状況に応じて調理物の温度が設定指示温度と乖離していると判断される場合、ユーザが設定指示温度を微調整することができる。これにより、調理物を設定指示温度で加熱調理するとき、ユーザの使用する調理容器や調理物の量に適切な加熱条件で調理物を加熱調理することができるから、ユーザの満足度を高めることができる。
【0009】
本技術の第2の態様によれば、上記第1の態様において、
加熱条件入力部で入力された加熱条件の履歴を記憶する記憶部を備え、
加熱条件の履歴は、温度設定指示部で入力された設定指示温度の履歴と、補正温度設定指示部で設定指示温度が補正設定指示温度に増補正または減補正されたときの補正条件の履歴と、を含み、
制御部は、温度設定指示部で設定指示温度が入力されると、今回の加熱調理において温度設定指示部で入力された設定指示温度と同一の設定指示温度が記憶部に記憶されている過去の加熱調理において温度設定指示部で入力されているかどうかを判定し、
今回の加熱調理において温度設定指示部で入力された設定指示温度と同一の設定指示温度が記憶部に記憶されている過去の加熱調理において温度設定指示部で入力されている場合、過去の加熱調理において温度設定指示部で同一の設定指示温度が入力されたときの補正条件に基づいて、今回の加熱調理の設定指示温度を増補正または減補正して補正設定指示温度を設定し、
温度検出部で検出される調理容器温度が設定された補正設定指示温度に対応する補正調理容器目標温度となるように加熱部を作動させる。
【0010】
同一の加熱調理を行う場合、ユーザは同一の加熱調理器及び同一の設定指示温度を使用する場合が多い。従って、上記第2の態様によれば、温度設定指示部で設定指示温度が入力された場合、過去の加熱調理において同一の設定指示温度が入力されたときの補正条件に基づいて今回の加熱調理における設定指示温度を増補正または減補正した補正設定指示温度が設定されるから、ユーザの好みに応じた温度で調理物を加熱調理することができる。また、上記第2の態様によれば、ユーザが補正温度設定指示部で設定指示温度の増補正または減補正を入力することなく補正設定指示温度が設定されるから、加熱調理の状況を見ながらユーザによる補正設定指示温度の入力が不要であり、利便性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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