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公開番号2025113021
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024007627
出願日2024-01-22
発明の名称コーナー方立
出願人不二サッシ株式会社,積水ハウス株式会社
代理人個人,個人
主分類E06B 5/16 20060101AFI20250725BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】炎の遮断性能を有するコンパクトなコーナー方立を提供する。
【解決手段】コーナー方立20は、防火性能を有する障子又はガラスからなる第1のパネル110の水平方向端部に設けられ、筒を縦に割った形状を有する第1のハーフ体25と、第1のパネルに対して直角に配置され、防火性能を有する障子又はガラスからなる第2のパネル210の水平方向端部に設けられ、筒を縦に割った形状を有し、筒を成すように第1のハーフ体に組み付けられる第2のハーフ体26と、筒の内側となるように第1のハーフ体に取り付けられ、縦に延びる第1の耐火材51と、筒の内側となるように第2のハーフ体に取り付けられ、縦に延び、第1の耐火材に接合される第2の耐火材52と、を備え、第1のパネルと第2のパネルの間で入隅となる配置で設けられたコーナー方立であって、第1の耐火材及び第2の耐火材が、筒のうち屋内に面する部分に沿って筒の内側に設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
防火性能を有する障子又はガラスからなる第1のパネルの水平方向端部に設けられ、筒を縦に割った形状を有する第1のハーフ体と、
前記第1のパネルに対して直角に配置され、防火性能を有する障子又はガラスからなる第2のパネルの水平方向端部に設けられ、前記筒を縦に割った形状を有し、前記筒を成すように前記第1のハーフ体に組み付けられる第2のハーフ体と、
前記筒の内側となるように前記第1のハーフ体に取り付けられ、縦に延びる第1の耐火材と、
前記筒の内側となるように前記第2のハーフ体に取り付けられ、縦に延び、前記第1の耐火材に接合される第2の耐火材と、
を備え、
前記第1のパネルと前記第2のパネルの間で入隅となる配置で設けられたコーナー方立であって、
前記第1の耐火材及び前記第2の耐火材が、前記筒のうち屋内に面する部分に沿って前記筒の内側に設けられている
コーナー方立。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記第1のパネルと前記コーナー方立との間と前記第2のパネルと前記コーナー方立との間とに、加熱発泡材が配置されている
請求項1記載のコーナー方立。
【請求項3】
前記第1の耐火材は、前記第1のハーフ体に対して、縦に延びる第1の間柱によって押さえられ、
前記第2の耐火材は、前記第2のハーフ体に対して、縦に延びる第2の間柱によって押さえられている
請求項1記載のコーナー方立。
【請求項4】
前記第1の間柱と前記第2の間柱は、いずれも、上端部と下端部とが前記コーナー方立が設置される建物の躯体に固定されている
請求項3記載のコーナー方立。
【請求項5】
前記筒の内側には、前記第1の耐火材及び前記第2の耐火材とは別に耐火断熱材が格納されている
請求項1記載のコーナー方立。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コーナー方立に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
複数のサッシが横に連なるとともに建物の躯体の開口部に設置される場合、桟としての方立がこれら窓の間に設けられる。特許文献1には、方立を耐火構造とする技術が開示されている。特許文献2には、開口部が建物の躯体の角部に形成され、2つのサッシが直角に配置されて開口部に設置され、コーナー方立がこれらサッシの成す入隅となる角部に設けられる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-1120号公報
特開2010-275752号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、屋外又は屋内の火災時の炎がコーナー方立を通過しないように、コーナー方立の耐火性能が求められている。特許文献1の耐火構造をコーナー方立に適用した場合、コーナー方立の耐火性能が高くても、そのサイズが大きくなり、コーナー方立の製造と設置のコスト及び労力が高くなる。また、コーナー方立が大きいと、建物やサッシの外観又は内観のデザイン性が劣る。
【0005】
そこで、本発明の目的は、炎の遮断性能を有するコンパクトなコーナー方立を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、上記課題を解決するために、
防火性能を有する障子又はガラスからなる第1のパネルの水平方向端部に設けられ、筒を縦に割った形状を有する第1のハーフ体と、
前記第1のパネルに対して直角に配置され、防火性能を有する障子又はガラスからなる第2のパネルの水平方向端部に設けられ、前記筒を縦に割った形状を有し、前記筒を成すように前記第1のハーフ体に組み付けられる第2のハーフ体と、
前記筒の内側となるように前記第1のハーフ体に取り付けられ、縦に延びる第1の耐火材と、
前記筒の内側となるように前記第2のハーフ体に取り付けられ、縦に延び、前記第1の耐火材に接合される第2の耐火材と、
を備え、
前記第1のパネルと前記第2のパネルの間で入隅となる配置で設けられたコーナー方立であって、
前記第1の耐火材及び前記第2の耐火材が、前記筒のうち屋内に面する部分に沿って前記筒の内側に設けられているコーナー方立が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、第1及び第2の耐火材が、第2のハーフ体が第1のハーフ体に組み付けられてなる筒の内側に収まる。そのため、屋外又は屋内の火災時の炎がコーナー方立を通過し難い上、そのコーナー方立がコンパクトである。第2の耐火材が第1の耐火材に接合されることは、コーナー方立の炎の遮断性能の向上及びデザイン性の向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施形態としてのコーナーサッシを概略的に示す。
図2は、コーナーサッシのコーナー方立の周辺の横断面図を示す。
図3は、分解されたコーナー方立の横断面を示す。
図4は、補強部材をガラス側から見た図である。
図5は、第1の間柱及び第2の間柱の平面図を示す。
図6は、第2の実施形態としてのコーナーサッシのコーナー方立の周辺の横断面図を示す。
図7は、第2の実施形態の他の形態としてのコーナーサッシのコーナー方立の周辺の横断面図を示す。
図8は、第3の実施形態としてのコーナーサッシのコーナー方立の周辺の横断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[第1の実施形態]
以下、図面を参照して、第1の実施形態について説明する。ただし、本発明の範囲は、以下に開示された実施形態に限定されない。図面は例示のみのために提供されるため、本発明の範囲は図面の例示に限定されない。
【0010】
[建物の躯体及びコーナーサッシ]
図1は、建物の躯体1に取り付けられたパネル構造体としてのコーナーサッシ10を概略的に示す内観図である。このコーナーサッシ10は、建物の躯体1の角部に形成された開口部2に装着されて、設置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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