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公開番号
2025113252
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2025066717,2023181802
出願日
2025-04-15,2020-03-17
発明の名称
加齢に伴う認知機能障害の予防又は改善剤、ニューロトロフィン3の増強剤、及び加齢に伴う意欲低下の予防又は改善剤、並びにこれらの製造方法
出願人
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
代理人
個人
,
個人
主分類
A23L
33/105 20160101AFI20250725BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】加齢に伴う認知機能障害の予防又は改善剤、及び、ニューロトロフィン3の増強剤を提供すること。
【解決手段】茶葉又は該茶葉の抽出物である茶葉抽出物を含む、加齢に伴う認知機能障害の予防又は改善剤であって、前記茶葉及び前記茶葉抽出物は、非ガレート型カテキン及びテオガリンを含み、非ガレート型カテキンのモル濃度(μmol/L)に対するテオガリンのモル濃度(μmol/L)の割合が、0.3以上である、加齢に伴う認知機能障害の予防又は改善剤、及び、茶葉又は該茶葉の抽出物である茶葉抽出物を含む、ニューロトロフィン3の増強剤であって、前記茶葉及び前記茶葉抽出物は、非ガレート型カテキン及びテオガリンを含み、非ガレート型カテキンのモル濃度(μmol/L)に対するテオガリンのモル濃度(μmol/L)の割合が、0.3以上である、ニューロトロフィン3の増強剤。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
茶葉又は該茶葉の抽出物である茶葉抽出物を含む、ニューロトロフィン3の増強剤であって、
前記茶葉は、テオガリンを1質量%以上含む茶葉、「MK5601」、及び、「MK5601」の後代から選択される少なくとも一種を含む、ニューロトロフィン3の増強剤。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記茶葉及び前記茶葉抽出物は、ストリクチニン及びGストリクチニンの少なくとも一方を含む、請求項1に記載のニューロトロフィン3の増強剤。
【請求項3】
前記茶葉及び前記茶葉抽出物は、ストリクチニンを含み、非ガレート型カテキンのモル濃度(μmol/L)に対するストリクチニンのモル濃度(μmol/L)の割合が、0.002以上である、請求項2に記載のニューロトロフィン3の増強剤。
【請求項4】
前記茶葉及び前記茶葉抽出物は、Gストリクチニンを含み、非ガレート型カテキンのモル濃度(μmol/L)に対するGストリクチニンのモル濃度(μmol/L)の割合が、0.001以上である、請求項2又は3に記載のニューロトロフィン3の増強剤。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載のニューロトロフィン3の増強剤の製造方法であって、
前記茶葉を-5℃以上40℃以下の水で抽出することにより前記茶葉抽出物を製造する工程を有する、ニューロトロフィン3の増強剤の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、加齢に伴う認知機能障害の予防又は改善剤、ニューロトロフィン3の増強剤、及び加齢に伴う意欲低下の予防又は改善剤、並びにこれらの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
加齢に伴う認知機能の低下が問題視されており、認知機能の低下を抑制することができる成分が検討されている。
例えば、カフェインは、動物実験により、加齢に伴う脳機能の低下を抑えられることが報告されている(非特許文献1~3参照)。また、テアニンの投与により実験動物の認知機能が向上することが報告されている(特許文献1及び非特許文献4参照)。そして、最も盛んに研究されているのがエピガロカテキンガレート(EGCG)をはじめとするガレート型カテキンであり、EGCGを中心とするカテキン類が、老化促進モデル動物等にみられる認知機能の低下に対して予防効果を発揮することが報告されている(非特許文献5~9参照)。また、アルツハイマー病モデル動物において、カテキン類が認知機能の低下を抑制することが報告されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開09-012454号公報
特開2006-096740号公報
【非特許文献】
【0004】
Neuroscience. 2008;153(4):1071-8.
Exp Gerontol. 2011;46(4):309-15.
Neuropharmacology. 2013;64:153-9.
Nutr Neurosci. 2014;17(6):279-83.
Biogerontology. 2007;8(2):89-95.
Biofactors. 2008;34(4):263-71.
ANTI-AGING MEDICINE 2011;8(6):75-81
Neuroscience. 2009;163(3):741-9.
Neuroscience. 2009;159(4):1208-15.
AGE. 2012;34:1435-52.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、カフェインは交感神経系の興奮を誘導することから、高濃度での継続的な摂取は敬遠されている。また、カテキン類(特に、EGCG等のガレート型カテキン)は、苦渋味が強く、継続的に摂取することは難しい。そして、テアニンは、安全面や嗜好面には問題はないが有効濃度が非常に高いため、例えば通常の緑茶の飲用量では、認知機能の向上効果が得られない。また、テアニン含量を増した茶を栽培することが可能ではあるが栽培に手間がかかり、また、テアニン含量の高い茶は同時にカフェインやガレート型カテキンを多く含むため好ましくない。
【0006】
したがって、上記成分以外の成分等を用いて認知機能障害の抑制等をすることが望ましい。なお、テオガリンや、ストリクチニン、Gストリクチニンは、加齢に伴う認知機能障害の予防や改善効果は知られていない。
また、摂取の容易性から、食品として摂取可能であることが望ましい。
【0007】
また、加齢に伴う症状として、上述の加齢に伴う認知機能の低下の他に、不安様行動を観察する行動試験の結果から、実験動物でも加齢に伴って探索意欲が低下することが報告されている(非特許文献10)。
このため、加齢に伴う意欲の低下の抑制等をすることも望まれる。なお、テオガリンや、ストリクチニン、Gストリクチニンは、加齢に伴う意欲低下の予防や改善効果も知られていない。
【0008】
ここで、神経栄養因子の一種であるニューロトロフィン-3(NT-3)は、記憶・学習能を改善する可能性が報告されている。例えば、NT-3を投与すると記憶・学習能が回復する。また、NT-3は、抗うつ作用の可能性も報告されている。
したがって、NT-3を増強することにより、認知機能障害の予防や改善に加えて抗うつ作用、例えば意欲の低下の抑制等も期待できる。
【0009】
なお、上述のとおり、EGCG等のガレート型カテキンは苦渋味が強いため、嗜好性の観点から、EGCGの含有量が少なくなる方法で製造できることが望ましい。
また、上述のとおり、カフェインの含有量が少なくなる方法で製造できることも望ましい。
【0010】
本発明は、上記の状況に鑑みてなされたものであり、加齢に伴う認知機能障害の予防又は改善剤、ニューロトロフィン3の増強剤、及び加齢に伴う意欲低下の予防又は改善剤、並びにこれらの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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