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公開番号2025099041
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215384
出願日2023-12-21
発明の名称七草加工食品
出願人株式会社米島本店
代理人個人
主分類A23L 19/00 20160101AFI20250626BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】行事食として食され、食される時期が限られる薬膳料理でもある七草粥を食しやすくする。
【解決手段】若芽の時期を過ぎた七草を原料とする七草の乾燥品と、七草の風味を引き立て食しやすくできる調味料とを合わせた七草加工食品を提供する。この七草加工食品を粥や米飯に混合することで、七草粥を原型として七草粥本来の姿形や色合い、風味を持ち、簡便で食しやすい新規な薬膳を即席食品として食することができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベ、ホトケノザ、カブ、およびダイコンの地上部からなる七草の乾燥品と、乾燥させた調味料と、を含む七草加工食品。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記乾燥させた調味料は、味噌を乾燥させた乾燥味噌である請求項1に記載の七草加工食品。
【請求項3】
前記七草の乾燥品は、セリ、ナズナ、カブ、およびダイコンは草丈10cm以上、ゴギョウおよびハコベは草丈5cm以上、並びにホトケノザは草丈3cm以上の生育中期以降の地上部である幼苗超過草を原料とし、当該幼苗超過草を80℃以上の湯で湯通して乾燥させた、Lab値a値0未満の鮮緑七草乾燥品である請求項1に記載の七草加工食品。
【請求項4】
前記鮮緑七草乾燥品は、前記七草を収穫した状態を標準の香りとする感度試験において、標準の香りと同等以上の香りを有する芳香鮮緑七草乾燥品である請求項3に記載の七草加工食品。
【請求項5】
前記乾燥させた調味料は、自然由来の原材料から製造され、
前記七草加工食品は、前記七草の乾燥品と前記乾燥させた調味料の原料に本来存在する天然成分を含み、化学的に合成された着色料および香料を含む化学合成物質を含まない無添加の七草加工食品である請求項1から4のいずれかに記載の七草加工食品。
【請求項6】
前記七草の乾燥品と前記乾燥させた調味料とをそれぞれ1g以上3g以下ずつ含み、両者を混ぜ合わさずに個別包装した請求項1から4のいずれかに記載の七草加工食品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、七草粥に用いられる7種類の食用植物の加工食品に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベ、ホトケノザ、スズナ(カブ)、およびスズシロ(ダイコン)からなる7種類の植物は、「春の七草」として食用に供されている。この「春の七草」を刻んで米と炊いた「七草粥」は、松の内(1月7日)に食されてきた。
【0003】
七草粥は、五節句のうちの年初の節句である人日(1月7日)に無病息災を願う行事食であり、七草それぞれが解毒や消炎といった薬効を有することから、正月料理で疲れた胃を休める効能がある薬膳の一種でもある。七草粥には、植物が持つ生命力を取り入れる願いを込めて、若い七草(若芽)が用いられてきた。七草の若芽を用いるのは、上述した縁起担ぎであるのみならず、薬膳を好まない者でも食べやすいという実用的な意義もある。すなわち、ほとんどの七草は若芽の時期(幼苗~生育初期)を過ぎると、硬さやえぐみが強まって美味しく食しづらくなるが、若芽であれば柔らかく食べやすい。
【0004】
このように七草粥は、ハレの日の食べやすい薬膳として親しまれている。しかし、七草粥に用いられる春の七草には、ゴギョウやホトケノザに代表されるように食用として栽培されることなく、野に育つ野草を摘むものとされているものもある。このため都市部では、春の七草を入手することは容易ではない。
【0005】
本願発明者は、都市化が進む中で七草粥を食する伝統を継続させたいと考え、関西の食の最先端最高峰が集まる場として知られていた旧阪神百貨店の地下食料売り場において、昭和58年にお正月用食品として春の七草の生鮮品のセット販売を開始した。
【0006】
この生鮮品としての春の七草セットの販売は販売開始当初は斬新な試みとして注目を集め、以後、都市では入手しづらい春の七草セットの生鮮品や加工品が提供されてきた。例えば、春の七草をフリーズドライした加工品が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
実開平6-68489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
松の内の行事食である春の七草は、本来、若芽を用いて生鮮品として食される。特に春の七草は薬効を有し、その中には野趣味の強い野草も含まれることから、新鮮な若芽を用いた出来立ての粥としては色鮮やかで香りもよく食べやすくとも、調理してから時間が経ったり、品質や鮮度が悪い七草を用いたりした場合、本来の魅力が失われることも少なくない。特に、春の七草をレトルトパウチ詰めの七草粥やフリーズドライ加工品などに加工する場合、七草粥が本来持つ姿形、色合いや風味を保つことは容易ではない。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、かかる課題に対し、春の七草の乾燥品と、調味料の乾燥品とを含む七草加工食品を開発した。具体的には本願は以下を提供する。
【0010】
(1)セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベ、ホトケノザ、カブ、およびダイコンの地上部からなる七草の乾燥品と、乾燥させた調味料と、を含む七草加工食品。
(2)前記乾燥させた調味料は、味噌を乾燥させた乾燥味噌である(1)に記載の七草加工食品。
(【0011】以降は省略されています)

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