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公開番号
2025113886
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-04
出願番号
2024008276
出願日
2024-01-23
発明の名称
産業車両
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
主分類
B60L
3/00 20190101AFI20250728BHJP(車両一般)
要約
【課題】鉛バッテリの電解液の漏れを検知するとともに、床面(路面)への電解液の漏れを防止できる産業車両の提供にある。
【解決手段】車体11と、車体11に搭載され、鉛バッテリを収容するバッテリケース30と、バッテリケース30からの鉛バッテリの電解液の漏洩を検知する液漏れ検知器56と、電解液の液漏れを報知する報知器と、液漏れ検知器56と接続され、報知器を制御するコントローラと、を有する産業車両において、車体11は、バッテリケース30を支持する一対の支持部材を備え、バッテリケース30は、水抜き孔45を備え、水抜き孔45の下方であって一対の支持体の間に液受体50が設置され、液漏れ検知器56は、液受体50に備えられた。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
車体と、
前記車体に搭載され、鉛バッテリを収容するバッテリケースと、
前記バッテリケースからの前記鉛バッテリの電解液の漏洩を検知する液漏れ検知器と、
前記液漏れ検知器と接続され、電解液の液漏れの発生を判別するコントローラと、を有する産業車両において、
前記車体は、前記バッテリケースを支持する一対の支持部材を備え、
前記バッテリケースは、水抜き孔を備え、
前記水抜き孔の下方であって前記一対の支持体の間に液受体が設置され、
前記液漏れ検知器は、前記液受体に備えられることを特徴とする産業車両。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記液漏れ検知器は、電解液により通電する通電部を備え、
前記コントローラは、前記通電部における通電抵抗値が変化したとき液漏れが発生していると判別することを特徴とする請求項1記載の産業車両。
【請求項3】
前記通電部は、前記水抜き孔の下方に位置することを特徴とする請求項2記載の産業車両。
【請求項4】
前記液受体は、前記液受体に貯留する電解液を排出するための排水ホースを備えていることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項記載の産業車両。
【請求項5】
電解液の液漏れを報知する報知器を有し、
前記コントローラが電解液の液漏れを判別したとき、前記コントローラは前記報知器を作動させることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項記載の産業車両。
【請求項6】
前記液漏れ検知器は、前記液受体に貯留される電解液の水圧を検知する水圧センサであることを特徴とする請求項1記載の産業車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、産業車両に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
産業車両に関係する従来の技術として、例えば、特許文献1に開示された電解液漏れ検知装置が知られている。特許文献1に開示された電解液漏れ検知装置では、電動車両に搭載されるバッテリと、バッテリを収容するバッテリケースと、バッテリケースの下部を構成するトレイと、を具備している。トレイのバッテリの下面に対向する位置に凹部が設けられ、凹部はバッテリの下面領域を包含するように開口するとともに下方に窪んでいる。凹部の底面にpHセンサが設けられている。そして、電解液漏れ検知装置は、pHセンサと接するように水を保持可能な水保持部と、水保持部に水を供給する第1通路と、を具備している。バッテリに含まれる電解液と水保持部に保持された凝縮水との反応に基づくpH値の変化をpHセンサで検知することにより、バッテリからの電解液の漏れを検知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-149306号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、電解液漏れ検知装置は、電解液と、水保持部に供給された水と、を反応させ、この反応によるpH変化をpHセンサで検出するので、pHセンサを必要とするほか、水を水保持部に供給する必要がある。また、この種の技術は、対象となるバッテリが主にリチウムイオン電池であって六フッ化リン酸リチウム等の電解液の漏れを検知するための技術であり、鉛バッテリの電解液の漏れの検知には適用できない技術である。ところで、鉛バッテリでは、バッテリへの補水作業が必須であるが、この補水作業時に電解液が漏れるおそれがある。また、鉛バッテリを充電すると水素が発生して、充電時に電解液の液面が上昇して電解液が漏れるおそれがある。電解液が漏れると床面を汚すので早期に電解液の漏れを検知することが好ましい。
【0005】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、鉛バッテリの電解液の漏れを検知するとともに、床面への電解液の漏れを防止できる産業車両の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明は、車体と、前記車体に搭載され、鉛バッテリを収容するバッテリケースと、前記バッテリケースからの前記鉛バッテリの電解液の漏洩を検知する液漏れ検知器と、前記液漏れ検知器と接続され、電解液の液漏れの発生を判別するコントローラと、を有する産業車両において、前記車体は、前記バッテリケースを支持する一対の支持部材を備え、前記バッテリケースは、水抜き孔を備え、前記水抜き孔の下方であって前記一対の支持体の間に液受体が設置され、前記液漏れ検知器は、前記液受体に備えられることを特徴とする。
【0007】
本発明では、鉛バッテリから電解液が漏れ出すと、漏れた電解液はバッテリケースの水抜き孔を通じて液受体に落下する。液受体は一対の支持部材の間に設置されており、液受体に設置された液漏れ検知器が電解液を検知すると、コントローラは液漏れが発生していることを判別する。コントローラの判別により鉛バッテリの電解液の漏れを検知できる。また、液受体が漏れた電解液を受け止めるので床面(路面)への電解液の漏れを防止できる。さらに、液受体を一対の支持部材の間に設置したことで、スペースの制約がある車体におけるバッテリケースの下方に液受体を設置できる。
【0008】
また、上記の産業車両において、前記液漏れ検知器は、電解液により通電する通電部を備え、前記コントローラは、前記通電部における通電抵抗値が変化したとき液漏れが発生していると判別する構成としてもよい。
この場合、液受体における電解液が通電部と干渉すると、通電抵抗値が変動するので、液漏れ検知器によって電解液の漏洩を確実に検知することができる。
【0009】
また、上記の産業車両において、前記通電部は、前記水抜き孔の下方に位置する構成としてもよい。
この場合、水抜き孔から落下する電解液が通電部と干渉することができるので、液受体に電解液が貯留する前に電解液の漏洩を検知することができる。
【0010】
また、上記の産業車両において、前記液受体は、前記液受体に貯留する電解液を排出するための排水ホースを備えている構成としてもよい。
この場合、液受体に貯留する電解液を排出するための排水ホースを備えるので、排水ホースを介して液受体に貯留する電解液を排水することができる。液受体から電解液を除去できるので、液受体から電解液が溢れ出すことを予防することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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