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公開番号2025127363
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024024066
出願日2024-02-20
発明の名称液系電池
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社豊田自動織機
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H01M 10/04 20060101AFI20250825BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電極体に破損が生じた場合であっても、電解液の揮発によって生じた気体がラミネート外装体の外部に漏れ出ること抑制できる液系電池
【解決手段】電極体と、前記電極体を内包するラミネート外装体と、前記電極体の一部を覆い、前記ラミネート外装体に内包され、前記電極体と前記ラミネート外装体との間に配置される筐体と、前記電極体中に含まれる電解液と、を有し、前記筐体は、前記筐体の外部の気体を吸収する吸収材を含む、液系電池。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電極体と、
前記電極体を内包するラミネート外装体と、
前記電極体の一部を覆い、前記ラミネート外装体に内包され、前記電極体と前記ラミネート外装体との間に配置される筐体と、
前記電極体中に含まれる電解液と、を有し、
前記筐体は、前記筐体の外部の気体を吸収する吸収材を含む、液系電池。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記電解液が第一石油類を含み、
前記吸収材として活性炭を含む、請求項1に記載の液系電池。
【請求項3】
前記筐体は、外部に通じる空間を内部に有し、
前記空間に前記吸収材が配置される、請求項1に記載の液系電池。
【請求項4】
前記筐体は、前記空間に通じる複数の孔を表面に有する、請求項3に記載の液系電池。
【請求項5】
前記吸収材を含む前記筐体が、前記電極体に対して、前記電極体の厚み方向に直交する方向の周囲を一周覆うように配置されている、請求項1に記載の液系電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液系電池に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、電極体と、電極体を内包するラミネート外装体と、電極体の一部を覆い且つ電極体とラミネート外装体との間に配置される筐体と、電極体中に含まれる電解液と、を有する液系電池が用いられている。
【0003】
例えば、特許文献1には、複数の電池セルを接続してなる電池パックにおいて、電池セルごとに電解液を吸収する液吸収材を設け、液吸収材は電池セルのガス封止開放部の近傍に配設し、液吸収材は難燃性材料からなる電池パック、が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、正極、負極、セパレータ、およびガス吸収材を添加したゲル電解質を具備したリチウムポリマー電池、が開示されている。
【0005】
また、特許文献3には、正極及び負極が電解液とともに封入された筐体と前記筐体の内圧上昇時に前記筐体内部の高圧ガスを逃がすための防爆弁とを備える電池において、前記高圧ガスを吸収するためのガス吸収体を備え、前記ガス吸収体は、ガス吸収材と熱溶融性材料からなるカプセルとを含むと共に、前記筐体内に備えられ、前記カプセルは、内部に前記ガス吸収材を含む電池、が開示されている。
【0006】
また、特許文献4には、電極積層部と一次シール部とを備えた電池構造体を作製する第1工程と、電極積層部を積層方向に挟む1対の拘束板の間の距離が規定長となるように1対の拘束板により電極積層部を拘束した状態で、一次シール部の注入孔から電池構造体の内部に電解液を注入する第2工程と、1対の拘束板の間の距離が規定長よりも短くなるように1対の拘束板により電極積層部を拘束することにより、電解液を注入孔から排出する第3工程と、第3工程を実施した後、1対の拘束板の間の距離が規定長となるように1対の拘束板により電極積層部を拘束する第4工程とを含むバイポーラ電池の製造方法、が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2007-103162号公報
特開2007-227301号公報
特開2015-092493号公報
特開2019-091606号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、液系電池では、電極体に破損が生じることがある。例えば、車両に搭載された液系電池であれば、車両の衝突などの外力による影響で電極体における部材(例えば電極箔等)が破損することがある。そして、部材の破損した箇所から電解液の揮発による気体が電極体とラミネート外装体との間の空間に漏れ出ることがある。さらに、ラミネート外装体の内部に気体が充満すると、気体の圧力によってラミネート外装体に破損が生じ、ラミネート外装体の外部に気体が漏れ出ることも考えられる。
【0009】
本開示は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、電極体に破損が生じた場合であっても、電解液の揮発によって生じた気体がラミネート外装体の外部に漏れ出ること抑制できる液系電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するための手段は、以下の態様を含む。
<1> 電極体と、
前記電極体を内包するラミネート外装体と、
前記電極体の一部を覆い、前記ラミネート外装体に内包され、前記電極体と前記ラミネート外装体との間に配置される筐体と、
前記電極体中に含まれる電解液と、を有し、
前記筐体は、前記筐体の外部の気体を吸収する吸収材を含む、液系電池。
<2> 前記電解液が第一石油類を含み、
前記吸収材として活性炭を含む、請求項1に記載の液系電池。
<3> 前記筐体は、外部に通じる空間を内部に有し、
前記空間に前記吸収材が配置される、請求項1に記載の液系電池。
<4> 前記筐体は、前記空間に通じる複数の孔を表面に有する、請求項3に記載の液系電池。
<5> 前記吸収材を含む前記筐体が、前記電極体に対して、前記電極体の厚み方向に直交する方向の周囲を一周覆うように配置されている、請求項1に記載の液系電池。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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