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公開番号2025129709
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-05
出願番号2024026531
出願日2024-02-26
発明の名称流体圧シリンダ
出願人株式会社豊田自動織機
代理人
主分類F15B 15/14 20060101AFI20250829BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約【課題】組付作業時においてロックワッシャの径方向の位置決めを行い易くすることが可能な流体圧シリンダの提供にある。
【解決手段】一端にチューブ端面17を有するシリンダチューブ11と、シリンダチューブ11に螺締され、チューブ端面17に対向するガイド端面35を有するロッドガイド14と、チューブ端面17とガイド端面35との間に介在され、塑性変形により形成される加締めによりシリンダチューブ11に対するロッドガイド14の緩みを防止するロックワッシャ40と、を有する流体圧シリンダである。ロッドガイド14は、ロックワッシャ40の径方向への位置ずれを規制するワッシャ規制部を有した。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
一端にチューブ端面を有するシリンダチューブと、
前記シリンダチューブに螺締され、前記チューブ端面に対向するガイド端面を有するロッドガイドと、
前記チューブ端面と前記ガイド端面との間に介在され、塑性変形により形成される加締めにより前記シリンダチューブに対する前記ロッドガイドの緩みを防止するロックワッシャと、を有する流体圧シリンダにおいて、
前記ロッドガイドは、前記ロックワッシャの径方向への位置ずれを規制するワッシャ規制部を有することを特徴とする流体圧シリンダ。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記ワッシャ規制部は、前記ガイド端面から前記シリンダチューブ側へ向けて突出し、前記ロックワッシャの内周面と当接可能な突出部であることを特徴とする請求項1記載の流体圧シリンダ。
【請求項3】
前記突出部の外周面の外径は、前記ロックワッシャの内周面の内径以下であることを特徴とする請求項2記載の流体圧シリンダ。
【請求項4】
前記突出部の前記ガイド端面からの突出量は、前記ロックワッシャの板厚より小さいことを特徴とする請求項2又は3記載の流体圧シリンダ。
【請求項5】
前記ロッドガイドは、前記ロッドガイドの軸方向に貫通して形成されるねじ孔を有し、
前記ワッシャ規制部は、前記ねじ孔に螺入され、前記ロックワッシャを軸方向に押圧可能又は前記ロックワッシャの内周面に当接可能なねじ部材であることを特徴とする請求項1記載の流体圧シリンダ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、流体圧シリンダに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
流体圧シリンダの従来技術としては、例えば、特許文献1に開示された液圧シリンダのロッドカバーの回り止め機構が知られている。特許文献1に開示された液圧シリンダのロッドカバーの回り止め機構では、ロッドカバーの鍔部に切欠を形成するとともに、ロッドカバーを嵌合するシリンダチューブの開口部側端面に切欠を形成している。シリンダチューブとロッドカバーの鍔部との間には、金属製のリンクプレートが介在されている。さらに、リンクプレートの一部が折り曲げられてシリンダチューブ側の切欠とロッドカバー側の切欠に係合されている。これによりロッドカバーの回動による緩みが防止されていた。
【0003】
この種の流体圧シリンダでは、図9に示すように、流体圧シリンダ60のシリンダチューブ61とロッドカバーに相当するロッドガイド62は螺合されるため、シリンダチューブ61の端部付近に雌ねじ部63が形成されている。そして、ロッドガイド62の外周面に雌ねじ部63に螺合可能な雄ねじ部64が形成されている。因みに、ロッドガイド62の雄ねじ部64を加工する際、雄ねじ部64の外周面の端部付近には環状凹部65が形成される。環状凹部65は、径方向にわたって形成される凹部であり、雄ねじ部64を加工する工具を加工時に逃がすために必要な凹部である。そして、回り止めとしてのロックワッシャ66がシリンダチューブ61とロッドガイド62との間に介在される。ロッドガイド62の外周には切欠に相当する溝67が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平2-117404号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、図9に示す流体圧シリンダでは、組付作業時におけるロックワッシャの折り曲げの際に、ロックワッシャの径方向の位置が定まり難いという問題がある。径方向の位置が定まりに難いと、ロックワッシャの特定箇所で加締める際の加締め代を確保できず、組立作業の効率が低下する。因みに、ロックワッシャの外径を大きくすることでロックワッシャの位置決めをし易くすることも考えられるが、ロックワッシャが大きくなることで作業する前に他物体と干渉し易くなり、損傷するおそれがある。
【0006】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、組付作業時においてロックワッシャの径方向の位置決めを容易にすることが可能な流体圧シリンダの提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明は、一端にチューブ端面を有するシリンダチューブと、前記シリンダチューブに螺締され、前記チューブ端面に対向するガイド端面を有するロッドガイドと、前記チューブ端面と前記ガイド端面との間に介在され、塑性変形により形成される加締めにより前記シリンダチューブに対する前記ロッドガイドの緩みを防止するロックワッシャと、を有する流体圧シリンダにおいて、前記ロッドガイドは、前記ロックワッシャの径方向への位置ずれを規制するワッシャ規制部を有することを特徴とする。
【0008】
本発明では、ロッドガイドがロックワッシャの径方向への位置ずれを規制するワッシャ規制部を有する。このため、流体圧シリンダの組付作業時においてロックワッシャが径方向へ位置ずれし難くなり、ロックワッシャの径方向の位置決めが容易となる。
【0009】
また、上記の流体圧シリンダにおいて、前記ワッシャ規制部は、前記ガイド端面から前記シリンダチューブ側へ向けて突出し、前記ロックワッシャの内周面と当接可能な突出部である構成としてもよい。
この場合、ワッシャ規制部が、ロッドガイドのガイド端面からシリンダチューブ側に向けて突出する突出部である。突出部がロックワッシャの内周面と当接することで、ロックワッシャの径方向の位置ずれが規制される。また、ワッシャ規制部がガイド端面から突出する突出部なので、部品点数を増加させることがない。
【0010】
また、上記の流体圧シリンダにおいて、前記突出部の外周面の外径は、前記ロックワッシャの内周面の内径以下である構成としてもよい。
この場合、突出部の外周面の外径は、ロックワッシャの内径以下であるから、ロックワッシャに突出部を挿入させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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