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公開番号2025130931
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028331
出願日2024-02-28
発明の名称電動圧縮機
出願人株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人
主分類F04B 39/00 20060101AFI20250902BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】振動及び騒音の発生を抑制できる電動圧縮機を提供する。
【解決手段】電動圧縮機10において、軸方向Xにおける回路基板51に対するコンデンサ本体部57の投影面積は、径方向Rにおけるモータハウジング24の外周面24aに対するコンデンサ本体部57の投影面積よりも小さい。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸と、
前記回転軸を回転させるモータと、
前記回転軸の回転によって流体を圧縮する圧縮部と、
前記モータを駆動するインバータと、
前記回転軸、前記圧縮部、前記モータ及び前記インバータを収容するハウジングと、を有し、
前記インバータは、前記モータを駆動する駆動素子、及びノイズを除去する電子部品が実装された回路基板を有し、
前記ハウジングは、
前記モータを収容するとともに流体を吸入する吸入室を区画するモータハウジング、前記圧縮部を収容するとともに圧縮した流体を吐出する圧縮部ハウジング、前記インバータを収容するインバータ収容室を区画するインバータハウジング、及び前記吸入室と前記インバータ収容室とを隔てる区画壁を有している電動圧縮機であって、
前記電子部品は、ノイズを除去する機能を有する本体部と、前記本体部と前記回路基板とを電気的に接続する接続部と、を有し、
前記インバータ収容室は、前記回路基板が前記区画壁と対向するように配置される第1収容空間と、前記回転軸の軸方向に開口するとともに、前記回転軸の径方向に対して前記本体部が前記モータハウジングの外周面と対向するように設けられる第2収容空間と、を有し、
前記軸方向における前記回路基板に対する前記本体部の投影面積は、前記径方向における前記モータハウジングの外周面に対する前記本体部の投影面積よりも小さいことを特徴とする電動圧縮機。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記電子部品は、コンデンサを有し、
前記コンデンサは、前記第2収容空間に収容されており、
前記本体部は、前記コンデンサの一対の電極、及び一対の前記電極を収容するケースを有するコンデンサ本体部であり、
前記軸方向における前記回路基板に対する前記コンデンサ本体部の投影面積は、前記回転軸の径方向における前記モータハウジングの外周面に対する前記コンデンサ本体部の投影面積よりも小さい請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項3】
前記電子部品は、磁性部品を有し、
前記磁性部品は、前記第2収容空間に収容されており、
前記本体部は、前記磁性部品の磁性材で形成された磁性コア及び前記磁性コアに巻回されたコイルを有する磁性部品本体部であり、
前記軸方向における前記回路基板に対する前記磁性部品本体部の投影面積は、前記回転軸の径方向における前記モータハウジングの外周面に対する前記磁性部品本体部の投影面積よりも小さい請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項4】
前記接続部はリード線であり、
前記リード線は、前記軸方向における前記回路基板に対する前記本体部の投影面積が、前記回転軸の径方向における前記モータハウジングの外周面に対する前記本体部の投影面積よりも小さくなるように延在している請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項5】
前記本体部と前記モータハウジングの外周面との間には、伝熱部材が設けられている請求項1に記載の電動圧縮機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動圧縮機に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に記載される電動圧縮機は、圧縮部としての圧縮機構と、モータとしての電動機と、インバータとしてのインバータ制御装置と、ハウジングと、を有している。ハウジングは、圧縮機構を収容するコンプレッサハウジングと、電動機を収容するモータハウジングと、インバータ制御装置を収容するインバータハウジングと、インバータハウジングに連結されたカバーとを有している。
【0003】
インバータハウジングは、筒状の側壁部と、側壁部における電動圧縮機の後方側を閉塞する仕切り壁とを有している。側壁部と、仕切り壁とで区画された空間は、カバーによって閉塞されるとともに、側壁部と、仕切り壁と、カバーとで区画された空間には、インバータ制御装置を収容するインバータ室が区画されている。
【0004】
また、特許文献1の電動圧縮機において、インバータハウジング及びカバーの各々には、モータハウジングの軸方向から見た側面視において、モータハウジングの外周面よりも径方向の外側に突出した突出部が設けられるとともに、これら突出部によって、インバータ室が拡張されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2020/090701号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、特許文献1の電動圧縮機において、インバータハウジング及びカバーの突出部からなる部分が振動する虞がある。また、インバータハウジング及びカバーの突出部からなる部分の振動により、騒音が発生する虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための電動圧縮機は、回転軸と、前記回転軸を回転させるモータと、前記回転軸の回転によって流体を圧縮する圧縮部と、前記モータを駆動するインバータと、前記回転軸、前記圧縮部、前記モータ及び前記インバータを収容するハウジングと、を有し、前記インバータは、前記モータを駆動する駆動素子、及びノイズを除去する電子部品が実装された回路基板を有し、前記ハウジングは、前記モータを収容するとともに流体を吸入する吸入室を区画するモータハウジング、前記圧縮部を収容するとともに圧縮した流体を吐出する圧縮部ハウジング、前記インバータを収容するインバータ収容室を区画するインバータハウジング、及び前記吸入室と前記インバータ収容室とを隔てる区画壁を有している電動圧縮機であって、前記電子部品は、ノイズを除去する機能を有する本体部と、前記本体部と前記回路基板とを電気的に接続する接続部と、を有し、前記インバータ収容室は、前記回路基板が前記区画壁と対向するように配置される第1収容空間と、前記回転軸の軸方向に開口するとともに、前記回転軸の径方向に対して前記本体部が前記モータハウジングの外周面と対向するように設けられる第2収容空間と、を有し、前記軸方向における前記回路基板に対する前記本体部の投影面積は、前記径方向における前記モータハウジングの外周面に対する前記本体部の投影面積よりも小さいことを要旨とする。
【0008】
これによれば、軸方向における回路基板に対する本体部の投影面積が、径方向におけるモータハウジングの外周面に対する本体部の投影面積よりも大きい場合と比較して、回路基板において本体部の配置される部分の面積が小さくなる。このため、インバータハウジングにおいて、本体部の配置される第2収容空間を区画する部分を、回転軸の径方向へ小さくできる。その結果、インバータハウジングにおいて、第2収容空間を区画する部分の振れを抑制できるとともに、振れを原因とした騒音の発生を抑制できる。
【0009】
電動圧縮機について、前記電子部品は、コンデンサを有し、前記コンデンサは、前記第2収容空間に収容されており、前記本体部は、前記コンデンサの一対の電極、及び一対の前記電極を収容するケースを有するコンデンサ本体部であり、前記軸方向における前記回路基板に対する前記コンデンサ本体部の投影面積は、前記回転軸の径方向における前記モータハウジングの外周面に対する前記コンデンサ本体部の投影面積よりも小さくてもよい。
【0010】
これによれば、軸方向における回路基板に対するコンデンサ本体部の投影面積を、回転軸の径方向におけるモータハウジングの外周面に対するコンデンサ本体部の投影面積よりも小さくした。これにより、回路基板においてコンデンサ本体部の配置される部分の面積が小さくなる。このため、インバータハウジングにおいて、コンデンサ本体部の配置される第2収容空間を区画する部分を、回転軸の径方向へ小さくできる。
(【0011】以降は省略されています)

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