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公開番号
2025114037
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024008436
出願日
2024-01-24
発明の名称
鉄道車両システム、および鉄道車両
出願人
日本車輌製造株式会社
代理人
弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類
B61D
17/08 20060101AFI20250729BHJP(鉄道)
要約
【課題】設計、および製造が容易となる鉄道車両システム、および鉄道車両を提供すること。
【解決手段】第1車両1に係る戸尻柱43の車体長手方向における窓102、112、122と反対側には側扉132を収納可能な第1戸袋101、111、121が形成され、第2車両2に係る戸尻柱43の車体長手方向における窓202、212、222と反対側には側扉232を収納可能な第2戸袋201、211、221が形成され、第1戸袋101、111、121の車体長手方向長さと、第2戸袋201、211、221の車体長手方向長さと、が共通化されている。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
第1鉄道車両は、開動作に伴って第1側扉に接近される第1側柱部材が第1窓の近傍に立設された第1特定側構体を備え、
第2鉄道車両は、開動作に伴って第2側扉に接近される第2側柱部材が第2窓の近傍に立設された第2特定側構体を備え、
前記第1側柱部材の車体長手方向における前記第1窓と反対側には前記第1側扉を収納可能な第1戸袋が形成され、
前記第2側柱部材の車体長手方向における前記第2窓と反対側には前記第2側扉を収納可能な第2戸袋が形成され、
前記第1戸袋の車体長手方向長さと、前記第2戸袋の車体長手方向長さと、が共通化されていることを特徴とする鉄道車両システム。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
請求項1に記載された鉄道車両システムであって、
前記第1側柱部材の構造と、前記第2側柱部材の構造と、が共通化されていることを特徴とする鉄道車両システム。
【請求項3】
窓枠の付近に配置される側柱部材を備える鉄道車両であって、
前記側柱部材の前記窓枠側にて、当該側柱部材の長手方向に沿って配置される配線、または配管を受ける受部材が設けられていることを特徴とする鉄道車両。
【請求項4】
請求項3に記載された鉄道車両であって、
前記受部材は、上下方向における前記窓枠の全長にわたって設けられていることを特徴とする鉄道車両。
【請求項5】
請求項3または4に記載された鉄道車両であって、
前記受部材は、平面視において車体幅方向の車内側で開放していることを特徴とする鉄道車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数種類の鉄道車両間で戸袋の車体長手方向長さが共通化された鉄道車両システム、および窓枠付近に配置された側柱部材を有する鉄道車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
窓ピッチの複数倍の長さを有する積層パネルを車体長手方向に沿って複数枚並べて接続部を溶接して車体の側部を構成することで、積層パネルを標準化した鉄道車両が開示されている(特許文献1参照)。また、引戸の下端における弾性部材の取り付け構造が、引戸の側端における戸当たりゴムの取り付け構造と同一である鉄道車両が開示されている(特許文献2参照)。
【0003】
特許文献1や特許文献2に示されるように、従来から、鉄道車両を構成する一部の部品や構造が共通化されることがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平5-139296号公報
特開2009-096257号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、鉄道車両において乗客用の乗降口の幅については共通化が図れることがあった。しかし、戸袋の幅や戸袋周辺の内部構造については、多種多様になることが多かった。さらには、戸袋周辺の配管や配線の取付け箇所についてその都度設計されることが多かった。これらのことから、鉄道車両全体として設計、および製造に手間が掛かっていた。
【0006】
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、設計、および製造が容易となる鉄道車両システム、および鉄道車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様による鉄道車両システムは、
(1)第1鉄道車両は、開動作に伴って第1側扉に接近される第1側柱部材が第1窓の近傍に立設された第1特定側構体を備え、第2鉄道車両は、開動作に伴って第2側扉に接近される第2側柱部材が第2窓の近傍に立設された第2特定側構体を備え、前記第1側柱部材の車体長手方向における前記第1窓と反対側には前記第1側扉を収納可能な第1戸袋が形成され、前記第2側柱部材の車体長手方向における前記第2窓と反対側には前記第2側扉を収納可能な第2戸袋が形成され、前記第1戸袋の車体長手方向長さと、前記第2戸袋の車体長手方向長さと、が共通化されていることを特徴とする。
上記の鉄道車両システムによれば、種類の異なる第1鉄道車両と第2鉄道車両との間で、戸袋の車体長手方向長さが共通化されるので、戸袋周辺の機器や配線・配管などの内装品を取り付ける構造をも標準化することが可能となる。その結果、その都度設計や現場での加工等を行わなくてよくなるので、戸袋の周辺構造の設計、および製造を容易にすることができる。
【0008】
(2)(1)に記載する鉄道車両システムであって、前記第1側柱部材の構造と、前記第2側柱部材の構造と、が共通化されていることを特徴とする。戸袋の車体長手方向長さに加えて、戸袋に近接された側柱部材の構造も共通化されるので、より一層戸袋周辺の機器や配線・配管などの内装品を取り付ける構造を標準化することが可能となる。
【0009】
本発明の一態様による鉄道車両は、
(3)窓枠の付近に配置される側柱部材を備える鉄道車両であって、前記側柱部材の前記窓枠側にて、当該側柱部材の長手方向に沿って配置される配線、または配管を受ける受部材が設けられていることを特徴とする。
上記鉄道車両によれば、空間的な余裕がなくなり易い窓枠と側柱部材との間に予め配線や配管のルートが確保されることになるので、配線や配管の取付けを安定的且つ確実に行うことができる。その結果、戸袋の周辺構造の設計、および製造を容易にすることができる。
(4)(3)に記載する鉄道車両であって、前記受部材は、上下方向における前記窓枠の全長にわたって設けられていることを特徴とする。したがって、窓枠や戸尻柱に切り欠きを設けることなく配線、または配管を取り付けることができる。その結果、戸袋の周辺構造の設計、および製造を容易にすることができる。
(5)(3)または(4)に記載する鉄道車両であって、前記受部材は、車内側で開放していることを特徴とする。受部材が、平面視において車体幅方向の車内側で開放しているので、鉄道車両の検修時等において、配線や配管の点検などを容易に行うことができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、戸袋周辺の設計、および製造を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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