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公開番号
2025114146
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024008640
出願日
2024-01-24
発明の名称
スクロール部材の製造方法
出願人
株式会社レゾナック
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B21J
5/00 20060101AFI20250729BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約
【課題】低コスト化及び製造期間の短縮が可能なスクロール部材の製造方法を提供する。
【解決手段】このスクロール部材の製造方法は、アルミニウム合金で構成された鍛造用素材を据え込まずに鍛造する鍛造工程を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
アルミニウム合金で構成された鍛造用素材を据え込まずに鍛造する鍛造工程を有する、スクロール部材の製造方法。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
Si:8.0~12.5質量%、Cu:1.0~5.0質量%、Mg:0.2~1.3質量%を含み、残部がAlと不可避的不純物であるアルミニウム合金で構成された丸棒を鋳造する鋳造工程と、
前記丸棒を切断し、鍛造用素材とする切断工程と、
前記鍛造用素材をダイスに載置し、鍛造する、鍛造工程と、を有し、
前記切断工程において、前記丸棒は、カーボン化合物により潤滑されており、
前記鍛造工程において、前記鍛造用素材は、前記カーボン化合物により潤滑されている、請求項1に記載のスクロール部材の製造方法。
【請求項3】
Si:8.0~12.5質量%、Cu:1.0~5.0質量%、Mg:0.2~1.3質量%、Sr:0.005~0.03質量%、を含み、残部がAlと不可避的不純物であるアルミニウム合金で構成された丸棒を鋳造する鋳造工程と、
前記丸棒を切断し、鍛造用素材とする切断工程と、
前記鍛造用素材をダイスに載置し、鍛造する、鍛造工程と、を有し、
前記切断工程において、前記丸棒は、カーボン化合物により潤滑されており、
前記鍛造工程において、前記鍛造用素材は、前記カーボン化合物により潤滑されている、請求項1に記載のスクロール部材の製造方法。
【請求項4】
前記カーボン化合物は、油性切削剤である、請求項2又は3に記載のスクロール部材の製造方法。
【請求項5】
前記切断工程に続いて前記鍛造工程を行う、請求項2又は3に記載のスクロール部材の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スクロール部材の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
エアコン用コンプレッサーとして、構成部品が少なく、回転時の静寂性が高いスクロールコンプレッサーが知られている。スクロールコンプレッサーは、例えば、平板状のフランジの一面に渦巻状の壁からなる羽根部を設けた固定スクロールと、この固定スクロールの羽根部に嵌合して揺動する、ほぼ同一の形状の渦巻状の羽根部を持つ揺動スクロールと、から構成されている。
【0003】
これらの固定スクロールおよび揺動スクロール(以下、単にスクロール部材と称する。)は、軽量化の観点で、アルミニウム合金で製造されることが一般的である。こうしたスクロール部材の製造方法としては、鋳造、鍛造等が挙げられる。強度及び信頼性の観点から、鍛造により製造されることが好ましく、またその形状の複雑さから熱間鍛造により製造されることが一般的である(例えば、特許文献1)。
【0004】
図7は、従来のアルミニウム合金で構成されたスクロール部材の製造方法の手順の一例を示す図であって、特許文献1のスクロール部材の製造方法の手順を示す図である。
図7にフロー図が示されるスクロール部材の製造方法では、先ず、合金成分を調整した後溶解し、溶解したアルミニウム合金を連続鋳造法により、押出用の径200mm以上のビレット(BL)に鋳造される。このBLは、熱処理により内部の均質化が行われた後、所定の押出材の長さになるように切断され、切断されたビレットは、所定の径の丸棒(押出丸棒)に押出成形される。この押出丸棒を、切削油により潤滑した上で、切断されることにより鍛造用素材となる。
【0005】
鍛造用素材は、高温での熱間据え込みにより、スクロール部材のフランジ部の外径に対応するように拡径される。熱間据え込みされた鍛造用素材は、表面への焼き付きを防止するために、被加工材である鍛造用素材及び金型に潤滑剤を塗布された上で鍛造される。具体的には、熱間据え込みにより表面に塗布されていた切削油が揮発した鍛造用素材に対し、黒鉛を水又は鉱物油に混合した液体潤滑剤が塗布又は吹き付けされる。さらに、金型に対して、黒鉛を水又は鉱物油に混合した液体潤滑剤が塗布又は吹き付けされる。液体潤滑剤中の黒鉛は、成型するスクロール部材に焼き付きが発生することを抑制する観点で重要な役割を担い、潤滑切れ抑制のために必須の構成と考えられている。この状態で、鍛造用素材が金型に載置され、加熱環境下で加圧される熱間鍛造により所定の形状に加工される。その後、時効硬化を経て、表面を切削加工することにより所定の形状となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第4744766号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、低コスト化や製造期間を短縮することが可能なスクロール部材の製造方法が求められている。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされた発明であり、低コスト化及び製造期間の短縮が可能なスクロール部材の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を提供する。
【0010】
(1)本発明の一態様に係るスクロール部材の製造方法は、アルミニウム合金で構成された鍛造用素材を据え込まずに鍛造する鍛造工程を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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