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公開番号2025114367
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2024009021
出願日2024-01-24
発明の名称抗B型肝炎ウイルス剤、および、その利用
出願人国立大学法人福井大学
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類A61K 31/231 20060101AFI20250729BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】新たな抗B型肝炎ウイルス剤、および、それに関連する技術を提供する。
【解決手段】抗B型肝炎ウイルス剤の有効成分として、フマル酸ジメチルまたはその塩を用いる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
フマル酸ジメチルまたはその塩を有効成分として含有する、抗B型肝炎ウイルス剤。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
抗B型肝炎ウイルス剤の製造のための、フマル酸ジメチルまたはその塩の使用。
【請求項3】
非ヒト生物、または、生体から採取された細胞に、抗B型肝炎ウイルス剤の候補物質を投与する投与工程と、
上記投与工程の後の上記非ヒト生物、または、生体から採取された細胞におけるフマル酸ジメチルまたはその塩の量を測定する測定工程と、
上記測定工程にて測定されたフマル酸ジメチルまたはその塩の量と、対照量と、を比較することによって、上記候補物質が抗B型肝炎ウイルス剤であるか否かを判定する判定工程と、を有する、抗B型肝炎ウイルス剤のスクリーニング方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、抗B型肝炎ウイルス剤、および、その利用に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
B型肝炎ウイルス(Hepatitis B Virus:HBV)は、日本を含め、世界中で多くのヒトに感染していることが知られているウイルスである。B型肝炎ウイルスは、B型肝炎(例えば、B型急性肝炎、B型慢性肝炎)を発症させ、場合によっては、当該B型肝炎は、肝硬変または肝癌へ進展することが知られている。それ故に、抗B型肝炎ウイルス剤の開発が、強く求められている。
【0003】
従来から、B型肝炎などのB型肝炎ウイルス感染症の治療には、インターフェロン、または、核酸アナログ製剤が使用されている(例えば、非特許文献1および2を参照)。
【0004】
しかしながら、インターフェロンは、生体内のB型肝炎ウイルスの量を減少させることはできるが、生体内で副作用が生じる頻度が高い。一方、核酸アナログ製剤は、服用によって生体内のB型肝炎ウイルスの量を減少させることはできるが、服用を中止すると生体内のB型肝炎ウイルスの量が増加するため、長期間の服用が必要である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
David Durantel et al., "New antiviral targets for innovative treatment concepts for hepatitis B virus and hepatitis delta virus" J. Hepatol., 2016, 64, S117-S131
Grance L.H. Wong et al., "How to achieve functional cure of HBV: Stopping NUCs, adding interferon or new drug development?" J. Hepatol., 2022, 76(6), 1249-1262
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述したように、従来技術には改善の余地があり、新たな抗B型肝炎ウイルス剤の開発が求められている。
【0007】
本発明の一態様は、新たな抗B型肝炎ウイルス剤、および、それに関連する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、抗B型肝炎ウイルス効果を有する物質を見出し、本発明を完成させるに至った。すなわち、本発明の一態様は、以下である。
【0009】
〔1〕フマル酸ジメチルまたはその塩を有効成分として含有する、抗B型肝炎ウイルス剤。
【0010】
〔2〕抗B型肝炎ウイルス剤の製造のための、フマル酸ジメチルまたはその塩の使用。
(【0011】以降は省略されています)

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